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更新日:2016年4月7日

魚あっての漁業

 漁業は、魚を獲るだけでよいというものではありません。将来にわたって漁業を続けられるよう、県では漁業者と連携して、魚を増やす、魚を減らさないように獲る、魚の居場所をつくるといった取組を行っています。

魚を増やす

種苗放流風景

 多くの魚は、小さい卵をたくさん産みますが、そのほとんどは成長の途中で食べられたりして死んでしまいます。そこで、卵からふ化して子供になるまでの間、人の手で世話をして、できるだけ多くの魚を海へ放します。放流された魚は、海の中で自然のエサを食べて天然魚と同じように育ちます。そして、大きくなった放流魚は、天然の魚と同じように産卵したり、漁獲されたりします。この一連の流れを「栽培漁業」と呼んでいます。
 これから末永く魚資源を利用していくために、栽培漁業は欠かせない手法です。兵庫県では、栽培漁業基本計画(下のPDFファイルをご覧ください)を定め、これに基づき栽培漁業を推進しています。現在、魚類6種(マダイ、ヒラメなど)、甲殻類2種(クルマエビ類、ガザミ)、貝類等4種(アワビ類、サザエなど)の種苗放流が行われています。

魚を減らさずに獲る

 石油や鉄鉱石のような鉱物と違って、魚は生き物であり、自然の状態では数は増えていきます。ただ、どこまでも数が増えるのではなくて、エサの量や住み場所の広さなどによって、そこに住める魚の数は決まってきます。
 兵庫県では、漁業者が自らの取り決めとして、獲ってもいい大きさを決めて、それより小さな魚を獲らないようにしたり、漁を休む日を増やしたりする資源管理を行い、魚資源に与える影響を減らす努力をしています。また、魚の鮮度を保って流通させるなど、付加価値を付けることにより魚の価格を上げ、獲る魚の数を増やさなくても利益がでるような試みをしています。

魚の居場所を増やす

鋼製魚礁設置状況

 人間と同じく、魚にも好みの場所とそうでない場所があります。人の手で魚の好む場所を増やしてやれば、魚が増えることが期待できます。 
 昔から、沈んだ船のまわりなどで魚がたくさん獲れることが知られており、使えなくなった船などを沈めることが行われてきました。現在は、魚礁設置や増殖場造成と呼ばれる事業が行われており、県でコンクリートや鉄で出来た人工魚礁や自然石の投入等を行い魚の居場所や藻場などを造っています。
 これまでに、瀬戸内海ではマダイ、メバル、カサゴ、スズキ、カレイ類などを、日本海ではズワイガニ、マダイなどを対象として増殖場造成を行っています。

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お問い合わせ

部署名:農政環境部農林水産局資源増殖室

電話:078-362-3480

FAX:078-362-3920

Eメール:suisanka@pref.hyogo.lg.jp