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更新日:2024年4月22日

ひょうご県議会だより高校生web版

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兵庫県議会・議員の魅力大発見

小林聖心女子学院高校/みこころchildren

その他

普段聞けない兵庫県議員・議会に関することを、議員の方80名に質問しました!

少しでも兵庫県議会・議員に興味を持っていただきたいと思い、2023年10月から11月にかけて議員のみなさまにアンケートを実施させていただきました。そこから見つけた私たちなりの5つの「大発見」をご紹介します。

大発見その1 そんなことを考えていたんだ!!兵庫県議員・議会“あるある”

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兵庫県議員、議会の知られざる一面を知るために“あるある”を徹底調査してみました。
以下のような回答をいただきました。

  • 兵庫県の伝統ある議場は耐震不足で使えない。
  • 年齢ではなく、当選回数が重要視されている。ちなみに、初当選した議員は「一年生議員」と呼ぶそうです。
  • 兵庫県内と言っても広いため、方言が異なり話していることが分からないこともある。例えば、「べっちょない」とか(ちなみに、播磨弁で「大丈夫!」という意味だそうです)。
  • 建物の構造が複雑すぎてトラブル多発!お手洗いからの帰り道を見失うなど。
  • 県庁全体において5月1日~10月31日はエコスタイル期間のため、服装は上着やネクタイなしの軽装。11月~3月ごろは上着を着用している。(パターンがしっかり分かれていて、私たちの学校の夏服と冬服に似ています!冬の時期は“クールビズ”ならぬ“ウォームビズ”ですね!)
  • 地域の代表という意識が強いため、それぞれの地域の特産物や観光名所などを自慢しがち

とくに「建物の構造が複雑すぎてトラブル多発」ということについては私たちの学校の中学校校舎に似ていて共感できました。
中学校に入学したては、自分が今何階にいるかよく分からなくなっていました!

大発見その2 こんなアピールポイントがあったんだ!兵庫県議会のここが違う

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ここでは他府県の議会とは“ここが違う!!”といった兵庫県議会のこだわり・魅力をお伝えします!!

兵庫県は日本の縮図?!

  • 北は日本海、南は瀬戸内海、2つの海に囲まれている兵庫県は様々な地域で構成され、多様な気候と豊かな風土から“日本の縮図”とも言われています。
    また、兵庫県は摂津、播磨、但馬、丹波、淡路と歴史も文化も様々な地域があって、それぞれに特徴のある地域と広域的に関われることがなによりも醍醐味だと思います。

阪神淡路大震災後の復興力

  • 県民一丸となって不死鳥のように復興を成し遂げてきたことは、私たちのプライドで、全国に誇るべきことです。兵庫県議会として、この震災体験を未来に向けて活かしていかなければなりません。また、大震災を経験した兵庫だからこそ、減災防災に力を入れています。

他府県よりも意識しています!!

  • 要望などへの対応は「すぐする!」で徹底しているので、できるできないという事はありますが、その対応にとても満足していただいている・・・と思います。
  • 兵庫県議会は政務活動費などの議会改革に他府県より早く、かつ厳格に取り組んでいます。

大発見その3 あの時、議員さんはこのようなことを思っていたんだ
阪神淡路大震災

兵庫県だからこそ伝承できる阪神淡路大震災について議員さんに質問しました。

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質問に答えて下さった議員さん68人のうち、60人の方が阪神淡路大震災を経験されていました。

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議員さんたちは、テレビで神戸の街が炎に包まれている様子を見たり、遺体を包むための毛布の寄付を求める活動を耳にしたことで、事態の大きさを実感されたそうです。学校の体育館には、ご遺体が並べられていました。質問に答えて下さった議員さんの中には、父親の職場で働いていた方のお子さんが亡くなった方もいたということです。また、自分が所属していたところで支援活動が始まり、「炊き出し隊長」としてボランティア活動を行った経験から、政治家を目指された方もいました。

一方で、地震への対策としては、日頃からいざという時にどのように行動するかを日々トレーニングすること、最低でも3日間の食料と防災グッズを用意すること、外出時には、キーホルダーの笛や血圧低下や動脈硬化予防にもなるチョコレートを持ち運ぶなどがありました。

大きな地震の経験がない私たちからすると、想像もつかないような状況だったことが分かり、学校で行われている避難訓練に以前よりも真剣に参加すべきだなと強く思いました。また、災害時にはチョコレートが大事になるということも初めて学ぶことができました。いずれ起こると言われている、南海トラフ地震での被害を少なくするために、家族とも話し合おうと思います。そして、阪神淡路大震災から29年間創造的復興を成し遂げてきた兵庫県の先人の皆様に心より感謝申し上げます。

大発見4 なるほど!!こんなときどうする?

私たちが一度は考えたことや、直面したことがある問題を議員さんに答えていただきました。

無人島に一つ持っていくならば、なにを持っていきますか?

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~「水」と回答された議員さんの理由~

  • 以前旅をした時に水の確保に苦労したから。

~「家族写真」と回答された議員さんの理由~

  • 「自分のため」ではなく、「他人のため」であれば力が湧いてくる。まして、「愛する人たちのため」とあれば、元気100倍である!

~「テント」と回答された議員さんの理由~

  • 雨や野生動物から身体を守り、健康を確保する上で大切と思ったから

~「その他」と回答された議員さんの理由と選ばれたもの~

  • ペット(犬):一緒に連れていきたいから
  • 鏡:鏡に映った自分を見て自分自身を励ますため
  • 筆記用具:自分らしく、考えたことを記録に残すため
  • あばれる君:やはり不自由なところに飛び込むには、その知見に長けた方を連れて行くのが一番ではないかと考えたから

私たち「みこころchildren」だったら、水を選びます。水があると2~3週間生きられるからです。食料は、無人島で探します。

今日で世界が終わるとするならば、最後になにをしますか?

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~「大切な人と過ごす」と回答された議員さんの理由~

  • 家族と一緒に人生を振り返りたい
  • 人生の最後は家族といたいから

~「いつもと変わらない一日を過ごす」と回答された議員さんの理由~

  • 自分たちの力でどうすることもできない自然の事象でもあるため、いつもと変らない生活で、静かに過ごしたい。
  • これで最後だと思いたくない

~「思い出の場所に行く」と回答された議員さんの理由~

  • これまでの人生を振り返って懐かしい場所へ行きたい

~「その他」と回答された議員さんの理由と選ばれたもの~

  • 最後の晩餐:自分の人生を振り返り自分らしさを踏まえたもっとも贅沢な時間を過ごしたいから
  • 終わらない方法を考える:常に諦めたくないと思っているから
  • 睡眠薬を過剰にとる:恐怖から逃れるため。また、痛いのは嫌だから

私たち「みこころchildren」だったら、やはり最後は大切な人(家族)と一緒に楽しく過ごしたいです。

締め切り前日の夜に宿題またはレポートがあるのに気が付いたときはどうしますか?

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~「徹夜をして一人で終わらせる」と回答された議員さんの理由~

  • 周りの人に迷惑をかけるといけないので、何とか自力で片づけます。翌日、爆睡します。

~「誰かに手伝ってもらい、一緒にする」と回答された議員さんの理由~

  • 一人でできることには限界があるからです。チームや複数で実行したほうが、一人でするより何倍も効率的にこなせるからです。
  • 夜中まで宿題・レポートに取り掛かっている友人を探して励まし合い一緒にやります。

~「その他」と回答された議員さんの理由~

  • できるところまでする:できる限り努力しますが、できないものは仕方がないと思うから
  • 諦める:命に関わることでない緊急事態は無理をしないでいいと思っているので、できなかった理由を考え、申し開きをします
  • すぐ寝て朝起きする:夜にやると効率が悪いので早く起きで終わらせます

私たち「みこころchildren」だったら、レポートなら徹夜して急いで終わらせますが、宿題なら次の日にできていない友達と一緒にやります。

大発見その5 知らなかった!当たり前に使用している場所、実はこだわっていました

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兵庫県で当たり前に使用している場所で実はこだわっている所を具体的に教えて頂きました!

  • 信号機の設置場所。例えば、車のスピードを減速させるために、近づかないと見えないところに設置したり、側道の信号を運転手が見間違えないように、角度や位置を考えて設置したりしている。
  • 地球温暖化防止のため、兵庫県森林動物研究センター、ひょうご環境体験館など県施設の一部で再生可能エネルギー100%(RE100)の電力を使っているが、全県立高校でも再生可能エネルギー100%の電力を使っている。
  • 2017年4月から多くの県立美術館・博物館では高校生以下は無料で入場できるようになった。
  • 無電柱化を目指している。
  • 明石海峡大橋は車専用道路だけでなく、飲料水の少ない淡路島に飲料水を送る大きな水道管が通っている!

編集後記

“こんなときどうする?”企画にもあったように、思ったよりも多様な考え方があったことが大発見でした。このように議員さんの様々な意見があるからこそ、兵庫県は良い方向へと日々前進しているのだと感じました。

また、「締め切りの前日まで課題をしないときにどう対処するか」の質問では私たちの考えとは異なりました。私たちは、課題が終わっている友達に課題のし方を教えてもらったり、終わっていない友達と一緒にしたりします。しかし、議員さんは徹夜をして終わらす方が多かったので、議員さんは自身の仕事に責任と誇りを持って仕事をされているのだと分かりました。  

お忙しい中にもかかわらずアンケートの質問に、ご回答してくださった議員の方々、ありがとうございました。

 

お問い合わせ

部署名:兵庫県議会事務局 調査課

電話:078-362-9404

FAX:078-362-9031

Eメール:Gikaitosho@pref.hyogo.lg.jp