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2026年第17週(2026年4月20日~4月26日)
インフルエンザの定点あたり患者数は、今週0.59人(先週0.83人)と減少しました。
感染性胃腸炎の定点あたり患者数は、今週7.15人(先週6.47人)と増加しました。
地域的には、福崎保健所管内で警報レベルとなっています。
社会福祉施設等においては、今週2件(先週1件)の集団発生が報告されています。
水痘の定点あたり患者数は、今週0.38人(先週0.24人)と増加しました。
地域的には、加東保健所管内で注意報レベルとなっています。
新型コロナウイルス感染症の定点あたり患者数は、今週0.62人(先週0.44人)と増加しました。
社会福祉施設等においては、今週1件(先週0件)の集団発生が報告されています。
基幹定点把握対象感染症の罹患数(※括弧内は定点あたりの患者数)
細菌性髄膜炎 1人(0.07人)、無菌性髄膜炎 3人(0.21人)、マイコプラズマ肺炎 1人(0.07人)、クラミジア肺炎 1人(0.07人)、感染性胃腸炎(ロタウイルス) 1人(0.07人)
水ぼうそう(水痘)は「水痘・帯状疱疹ウイルス」による感染症で、感染力が非常に強いのが特徴です。空気中に漂うウイルスを吸い込むことで感染(空気感染)するほか、咳やくしゃみのしぶきを介した感染(飛沫感染)、ウイルスが付いた手や物に触れたあとに口や鼻に触ることでも感染(接触感染)します。発症すると、発熱やだるさ、食欲低下などが2〜3日続いたあと、かゆみのある赤い発疹が現れ、約2~5mm程度の水疱となって全身に広がります。発疹は時間とともにかさぶたになり、すべての発疹がかさぶたになれば登園・登校が可能です。妊婦さんや免疫力が低い方では、肺炎や脳炎、皮膚の細菌感染など重い合併症を起こすことがあります。また、治った後もウイルスは体内の神経に潜み、加齢や体調不良をきっかけに「帯状疱疹」として再発することがあります。
水ぼうそうは発疹が出る2日前から周囲にうつす可能性があり、症状が出た段階での隔離では遅いのでワクチンで予防することが重要です。水痘はワクチンで予防でき、日本では「生後12~36カ月に至るまでの児」へ、2回の接種(1回目は通常生後12~15か月に達するまでの期間に接種、2回目は3カ月以上(通常6~12カ月)の間隔をあけて接種)が推奨されています。家族や周囲の大切な人を守るためにも、早めのワクチン接種を検討しましょう。また、発疹や発熱がみられた場合は多数の患者さんに感染させてしまうリスクがあるため、医療機関を受診する際には事前に連絡しましょう。
兵庫県立こども病院、感染対策部、新谷看護師、水野医師、末田医師、笠井医師
2026年第16週掲載
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