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令和8年11月局長だより
11月となり、北播磨では収穫の季節を終えた田園風景が広がっています。酒米「山田錦」をはじめ、多くの農家の皆様が丹精込めて育てた農作物が収穫されています。
こうした豊かな実りを支えているのが、東条川疏水です。東条川疏水は、鴨川ダムを主な水源とする総延長108kmの水路網で、小野市、加東市、三木市に農業用水や水道水を供給し、地域の発展を支えています。

東条川疏水には、特徴的な施設が数多く存在しています。
代表的な施設の一つが曽根サイフォンです。全長1,087メートルを誇る国内有数の大規模なサイフォンとして知られています。しかし、老朽化対策工事の実施に伴い、一部が地中に埋設される予定となっており、工事完成後は、現在の姿を見ることができなくなります。

このため、東条川疏水ネットワーク博物館会議では、貴重な地域資産を後世に伝えるため、模型の製作やドローンによる空撮映像の記録などに取組んでいます。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
また、六ヶ井円筒分水は、東条川から送られてきた水を円筒分水工という構造によって、三つの水路の受益面積に応じて公平に分配する分水施設です。農業用水は地域の農業を支える貴重な資源であるため、取水量を巡るトラブルが生じないよう、施設の構造そのものによって正確に水を分ける工夫がなされています。水が円筒から湧きあがり、それぞれの水路へ均等に流れていく様子は大変特徴的です。


9月27日には、東条川疏水の関連施設や山田錦の産地を巡る「東条川疏水ウェルネスサイクリング」を実施しました。サイクリングの途中には、地元のカフェで山田錦の米粉を使ったクレープを味わう等、参加者の皆さんに心地よいひとときを過ごしていただきました。このイベントは毎年開催していますので、ご興味のある方は、来年度の参加をご検討ください。


鴨川ダムは、戦後初の国営事業の一環として1949年に着工し、1951年に完成した農業用ダムであり、東条川疏水の安定した用水供給を支える中核的な施設です。
また、東条川疏水ネットワーク博物館会議では、鴨川ダムが完成した11月23日を「東条川疏水の日」と定め、毎年11月23日に東条川疏水に関する様々な活動や取組の成果の発表を行う「“東条川疏水の日”活動発表会」を開催しています。地域の農業や水利施設の歴史に触れる貴重な機会ですので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳しくは、「“東条川疏水の日”活動発表会~学び、歩けば見える地域の宝~」をご覧ください。
(https://web.pref.hyogo.lg.jp/nhk08/toujyougawasosui/documents/tojo.pdf(PDF:1,334KB))
お申し込みはこちらのQRコードからお願いいたします。

このように、東条川疏水をはじめとする地域資源は、農業や暮らしを支えるだけでなく、地域の魅力発信にも活用されています。
例えば、11月22日(日曜日)には、「JR加古川線リレーマルシェ」を開催します。100基の空飛ぶランタンに加えて、今年度は、野外映画の上映も予定しています。
詳しくは、「JR加古川線リレーマルシェ「空飛ぶランタン」×「ナイトシネマ」の開催」をご覧ください。(https://web.pref.hyogo.lg.jp/nhk02/event/documents/31.pdf(PDF:3,444KB))
ランタンの打ち上げは、こちらのQRコードからもお申し込みいただけます。

JR加古川線関連では、11月13日(金曜日)には、「久下村夜市」も開催されます。キッチンカーや屋台の出店、お楽しみエリアでの楽しい企画など恒例の催しに加え、ランタンの打ち上げも実施されますので、加古川線に乗ってお越しください。
詳しくは、こちらのURLからご覧ください。
(https://web.pref.hyogo.lg.jp/tnk11/press/documents/20260925kugemurayoichi_chirashi.pdf(PDF:4,182KB))
また、地域の魅力を未来につないでいくためには、安心して暮らし続けられる地域づくりも重要です。11月21日(土曜日)に「北播磨地域ぐるみ防災力向上推進講座」を開催します。
詳しくは、こちらのURLからご覧ください。
(https://web.pref.hyogo.lg.jp/nhk01/press/documents/chirashi.pdf(PDF:431KB))
お申し込みはこちらのQRコードからお願いいたします。

災害への備えは、一人ひとりの意識と行動が基本となります。この機会に、防災について学び、地域の防災力向上につなげていただければ幸いです。
北播磨県民局長 梅田 孝雄