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新型コロナウイルスの急拡大を受け、発熱等診療・検査医療機関を受診される方が急増しています。県では、医療を必要とする方が適切な医療サービスを受けられるよう、症状が軽く重症化リスクの低い方に「抗原検査キット」を配布しています。陽性となった場合は、本来、医療機関の受診が必要ですが、「自主療養登録センター」へ登録することで、自ら療養を始めることができます。自主療養登録センターの登録者には、療養期間終了後、「自主療養証明」の発行などの支援も行います。また、帰省や旅行など社会経済活動を行うにあたり必要となる検査を無料で実施することに加え、夏休みにおける臨時無料検査拠点をJR姫路駅、神戸空港、JR新神戸駅の計3箇所に8月18日まで開設しています。感染拡大を防止し、医療のさらなるひっ迫を回避するためにも、県民の皆様のご協力をお願いします。
家島神社は、即位前の初代神武天皇や平安時代の菅原道真も太宰府に向かう途中に参拝されたなど多くの言い伝えが残っている由緒ある神社です。その家島神社で、五穀豊穣や海上の安全を願い、天神祭が3年ぶりに宵宮、昼宮と従来通りの行程で行われました。
新型コロナウイルス感染症が流行してからは、密集を避けることができる「疫神流し」や「海上渡御(とぎょ)」といった疫病退散を願う神事は続けてこられましたが、今年は感染対策を徹底した上、華やかな檀尻船の舞台で「真浦の獅子舞」が盛大に披露されました。
幟や欄間で豪華に装飾された檀尻船は、唯一無二の存在。真浦の獅子舞は県重要無形民俗文化財です。私は24日の昼宮で鑑賞しましたが、前日の宵宮では、夕暮れ時に華やかな檀尻船で獅子舞が奉納されたとのことで、大変厳かで勇壮だったろうと想像しました。
家島までは、姫路港から約30分。ぜひご訪問ください。魅力たっぷりのまだ知らない兵庫県にきっと出会えます。
頻発化・激甚化する豪雨被害など、気候変動のリスクに対応するために脱炭素の議論が加速する中、本県でも地球温暖化対策に向けた取組を推進しています。
姫路港を中心とする播磨臨海地域には、ものづくり産業やエネルギー産業が集積しており、エネルギー使用量や製造品出荷額が全国屈指の規模である一方、二酸化炭素排出量が企業部門で県全体のおよそ半分を占めていることから、脱炭素化の取組みによる効果の高いエリアとなっています。
そこで学識経験者、臨海部に立地している主要企業、港湾等の関係団体、行政関係者で構成する「播磨臨海地域カーボンニュートラル協議会」を立ち上げ、初会合では、「播磨臨海地域カーボンニュートラルポート形成計画」策定に向け、各企業の脱炭素に向けた取組紹介、協議会の進め方、今後のスケジュール等について話し合いました。
協議会では、温室効果ガスの削減目標を設定し、(1)脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化、(2)集積する臨海部産業との連携を含めた面的な脱炭素化、などの削減計画を検討するとともに、播磨臨海地域が有する優位性を活かして、(3)次世代エネルギー(水素、燃料アンモニア等)の大量、安定、安価な輸入、貯蔵等を可能にする受入環境の整備等についても検討していきます。
カーボンニュートラルポート形成計画は、令和5年度夏頃に策定予定です。協議会の開催は、脱炭素に向けた取組の力強い第一歩となりました。
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