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【発表項目】
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1番目は「ひょうご家計応援キャンペーン プレミアム付きデジタル券『はばタンPay+(プラス)』の申込開始」です。
食料品などの値上がりを踏まえ、家計を応援するために今回6月補正で予算措置をした「ひょうご家計応援キャンペーンプレミアム付デジタル券『はばタンPay+(プラス)』」の申込を開始します。
申込期間は8月1日から24日までとなります。アプリをダウンロードして申込をお願いします。
申込多数の場合は、9月11日までに抽選を行い、結果を連絡します。
利用期間は、9月11日から翌年2月29日までとなっており、キャンペーン参加登録店舗で利用できます。
前回の「はばタンPay」は飲食店が中心でしたが、今回はスーパーや小売店などでも利用できるようにしました。7月12日時点でスーパーやコンビニなど約6000店舗が登録済みです。
12月末まで参加店舗の登録期間を設けているので、ぜひ多くの店舗に参加してもらいたいと思っています。
今回、子育て応援枠として、いわゆる18歳以下のお子さんがいる世帯は、50%のプレミアムを追加した商品券として販売します。
牛乳や卵など、いろいろな食料品への値上がりによる負担が大きくなっており、子育て中の家庭に活用いただきたいと思っています。
子育て中の世帯には、妊娠されるてる方も対象にしています。母子手帳などの要件が必要になりますが、これから出産される方にも50%のプレミアム枠の対象にしたいと考えています。
告知イベントも、8月7日から強化月間として県内各地の店舗などでPRをしていきます。
また、高齢者などスマホ利用が不得手な方にも、携帯販売店と連携しながらサポートしていきます。
ぜひ、多くの方々にご利用いただきたいと思っているので、よろしくお願いします。
2番目は「ふるさとひょうご寄附金ポータルサイト/返礼品の拡充」です。
ふるさと納税を通じた本県への支援を強化していきたいと考えています。
ポータルサイトや返礼品の拡充を図り、ふるさと納税を兵庫県としても拡充していきます。
ポータルサイトの増加は、「楽天ふるさと納税」、「ふるさとチョイス」、「ふるさとぷらす」の3つのサイトで運営してきましたが、8月1日より、ラインナップに定評のある「ふるなび」、それから寄附でマイルが貯まるANA、JALを新たに追加して、6つのサイトで募集を開始します。
併せて、兵庫県ならではの魅力ある返礼品を揃えていきたいと思っています。
今回は、PRを兼ねてJR西日本マスコット「スマイコちゃん」と本四高速のマスコット「わたる」が来てくれています。
返礼品のラインナップは、一つ目が、阪神タイガースの限定グッズで、県と阪神タイガースのコラボデザインとなっています。ペンケース、名刺入れ、姫路レザーを使ったトートバッグなどを完全受注生産で作ります。ミラーやスマホケースもあります。
これは、ふるさと納税なので、兵庫県の方以外の方が寄附をいただいた場合の返礼品になりますが、今、阪神が調子の良い時期なので、ぜひ多くの方々にふるさと納税をしていただきたいと思っています。
阪神タイガースさんのご協力により、兵庫県との限定グッズをやっていただくことになるので、改めてお礼申し上げます。
次は、JR西日本グループとの鉄道グッズでのコラボになります。381系電車の前面字幕のほか、JR神戸線の駅名標の実寸大のレプリカなどです。
三つ目は、豊岡市五荘小学校の児童の皆さんによる金管バンドのおでかけ演奏をラインナップに掲げています。
五荘小学校は、金管バンドで全国大会でも非常に優秀な成績を収められていて、地域の方々と保護者、学校が15年に渡って取り組みをされています。
この数年間、なかなか子供たちがパフォーマンスする機会がありませんでした。コロナが5類になって各地に行きたいとの思いもあり、地域の方々からの提案でふるさと納税の返礼品「おでかけ演奏」という形でやらしていただきたいと思っています。
例えば、関西各地や中国地方などに出向いて演奏を披露していただく返礼品です。これは、チームの活動支援にもなるので、お互いにWINWINで、ふるさと納税で活動支援もでき、彼らにとってもパフォーマンスが発揮できる場が広がっていくので、よろしくお願いします。
本四高速とは、兵庫に来ていただく「本四高速明石海峡ブリッジワールド」というツアーで、普段は入れないところや絶景のパノラマを見ていただけるようなプランを用意します。
それからホテルの宿泊券や、ゴルフコースのプレー券、但馬空港の見学ツアーなど、様々なラインナップをそろえます。
現在、約250品目の返礼品を年末までに300程度に拡充していきたいと考えています。
昨年は1.6億の寄附を集めさせていただきました。その時は、ウクライナの支援で約4000万円ありましたが、今年はラインナップを充実させて、1.6億を大幅に超える寄附を目指したいと考えています。
企業版ふるさと納税で6000万、ふるさと納税で3億円を目指します。
3番目は「JRローカル線で巡るデジタルスタンプラリー in 兵庫・岡山・鳥取」です。
JRローカル線で繋がる兵庫、鳥取、岡山が連携し、広域でデジタルスタンプラリーを実施します。対象は5路線です。
期間は、8月1日から9月11日まで、JRのアプリ「WESTER」をダウンロードしてもらい、各地に寄っていただいて、スマホのGPS機能を活用しスタンプを取得していきます。
山陰線、播但線、姫新線それから加古川線、因美線の5路線でやっていきます。各路線で、駅と観光地のスタンプを1個ずつ、合計で2個取得すれば、1路線クリアとなります。
路線のクリア数に応じて賞品がもらえます。例えば、5路線クリアすれば、コンプリート賞で城崎温泉の宿泊券など、4路線だと黒田庄の和牛などの食や観光の商品が抽選でもらえます。
対象スポットは合計100あり、兵庫県内は58スポット(駅24、観光地34)です。
沿線の各市町に提供していただいた特産品、約200名分を用意しています。
併せて、インスタグラムでのフォトキャンペーンを実施していきます。
8月7日午後に、JR三宮駅で、デジタルスタンプラリーのPRイベントも予定しています。
JRとは、現在、デスティネーションキャンペーンを実施しています。そのような時期に今回のスタンプラリーができることも一つの良いきっかけになります。
また、山陰線、播但線、加古川線、姫新線などはJRの路線としては経営状況が黒字ではないため、このキャンペーンを通じて、少しでも利用促進に繋がれば良いと思っています。
4番目は「ユニバーサルツーリズムロゴマークの決定」です。
障害のある方、高齢者の方も含めて誰もが兵庫県で旅行しやすい観光県づくりを目指して、全国初のユニバーサルツーリズム推進条例を制定しました。
その取り組みとして、受け入れ体制の充実や発信の強化、体制の整備、人材育成やPRなどがあります。
本日、紹介するポイントは、受け入れ体制の充実で、「ひょうごユニバーサルなお宿」宣言・登録制度をこれから広げていくものです。そのために、ユニバーサルツーリズムに取り組んでいく宿泊施設に対してソフト・ハード両面から支援をしていきます。
ハードは2年間の重点措置として改修費の補助率を拡充しています。
また、「ユニバーサルなお宿」をPRしていくことも大事ですので、この登録制度が重要になります。そのような意味で今回ロゴマークを作りました。
ユニバーサルツーリズムの普及啓発を図るために、「ひょうごユニバーサルなお宿」登録施設、それから、ひょうごユニバーサルツーリズムコンシェルジュのシンボルマークとなるロゴを作成しました。
「ひょうごユニバーサルなお宿」のロゴは、登録施設に対して付与し、ホテルや旅館に貼ってもらいます。コンシェルジュは、ユニバーサルツーリズムの普及促進を図る人材ですが、昨年度17人の方をコンシェルジュとして認定させていただきました。そのコンシェルジュの認定に、ロゴを使わせていただきます。
これは県立龍野北高等学校、県立兵庫工業高等学校の生徒にロゴをデザインしていただきました。
本日はロゴを作成していただいた高校生の方にも来ていただいているので、ロゴを作成した高校生からコメントいただきたいと思います。
まず、ユニバーサルなお宿のロゴ作成者の龍野北高等学校の3年生の森下音さんです。よろしくお願いします。
森下さん:
こちらが私の考えたデザインです。
私はこのデザインの募集を知り、初めに浮かんだのは「ひょうご五国」でした。そのため、摂津、播磨、但馬、丹波、淡路を五つの丸で表現しました。
また、ユニバーサルは、全ての人のためのデザインという意味や、みんなにやさしいデザインという意味を持っているので、それぞれの丸が手を伸ばし繋いでいるようにしてみました。
このロゴを見た人が何かやさしいものに包まれているように感じてもらえれば良いなと思います。
書体は遠くから見てわかりやすく、小さくなってもつぶれてしまわない書体を選び、英語と日本語を使うことで、海外の人にも、国内の人にも分かりやすいようにしました。
知事:
続いてユニバーサルツーリズムコンシェルジュのロゴを作っていただきました兵庫工業高校の3年生の猪股克弘さんから一言お願いします。
猪股さん:
こちらのデザインは、まずユニバーサルということで、愛や温かみ、そして多様性や社会全体というキーワードをもとに作りました。
社会全体が明るくなっていけるようなデザインで、三つに分かれている部分は、小さなお子さんからお年寄りの方、そして様々な個性を持つ方々を表しています。オレンジ色の円は太陽をイメージしていて、全ての人が照らされているようなデザインにしました。
そして、直接的ではないですが、ぱっと見たときにハートのような形を連想させることによって、愛や温かみを感じるデザインにしました。
今、日本がユニバーサルな社会を目指している中で、このようなことで自分が役立ててよかったと思います。ありがとうございました。
知事:
ありがとうございました。2人ともすごいですね。
今回はロゴ作成にあたって県立高校の中でデザイン科のある学校の生徒さんから募集をさせていただいたところです。
178点の応募があり、その中から二つ選ばせていただいたものです。いずれのロゴも本当にすばらしく、今、説明のあった通りいろいろな思いとストーリーがあるものです。
このロゴが県内に広がるように、我々も頑張っていきたいと思っています。
以上、よろしくお願いします。
記者:
ふるさと納税は、昨年度、県として約1.6億円の寄附をもらっていますが、約22億円が流出している状況で、赤字で苦戦している印象を受けます。
そのような中でふるさと納税という制度自体に対して意見も様々あると思います。個人的にはすばらしい返礼品だと思う部分もありますが、実態として、県のふるさと納税は赤字だが、前向きにふるさと納税を捉えて、知事としてはこれから反転攻勢させていく考えですか。
知事:
そうです。
流出額の議論になると、焼け石に水の話になってしまうので、前向きではないと常々思っています。
確かに都市部から地方の返礼品を目的に、寄附という形で出ていく金額が多くなっています
それは制度の趣旨や構造的な仕組みによるもので、兵庫県としても一定の流出額がある中で何ができるか、地元の活性化や先ほど申し上げた小学生の金管バンドの活動、また、ウクライナ支援のようなプロジェクトを盛り上げるために前向きに取り組むことが大切だと思っています。
それにより、少しでも流出額が縮小すれば良いですが、なかなか構造的に難しい面もあるので、前向きに捉えていく意味でも今回、返礼品の拡充を含めた内容を充実させていくことに踏み切りました。
記者:
ふるさと納税のメインのプレーヤーは市町村が行っているイメージがありますが、都道府県も結構やっているのか、それとも県としては別の市町村がやっている中で都道府県がやることで別の意味合いがあれば、お聞かせ下さい。
知事:
基本的には市町村がメインとなって、ふるさと納税をやっています。
ただ、都道府県レベルでもやっている自治体は多くあります。
例えば、滋賀県では、返礼品は540品目、和歌山県も500品目ぐらいあります。都道府県レベルでも、返礼品のラインナップを揃えている自治体もあるので、県と市町村がすみ分けをしてやっていくことが大事だと思っています。
今回、我々も拡充するにあたり、住み分けも工夫をして、鉄道であれば少し広域的な世界であり、阪神タイガースとのコラボはスポーツ球団ということで、市町村と被らないように可能な限り工夫をして取り組んでいます。
記者:
ふるさと納税は、返礼品を巡るトラブルなどもありますが、知事としてこの制度に対して是か非か、考え方について教えてください。
知事:
県内でも洲本市が第三者委員会の中で、ここ数年は実施が難しいのではないかという見解が示されました。各地でもふるさと納税を巡り、行き過ぎた返礼品や過度な事案が出ているとクローズアップされています。
県として、22億円が流出していることは、財政として影響は少なからずあります。一方で、市町村で努力されている自治体は、特産品や誘客など様々な地域の活性化、経済にとってもプラスになる行動に繋がっているので、制度としては是だと考えています。
ただ、余りにも行き過ぎた還元率などは過度な競争になるので、そこは是正していく方向になっており、制度として、問題は様々ありますが、方向性としては良い制度になっていくと期待しています。
記者:
300品目まで返礼品を増やすとのことですが、現状からどれくらい増えるのですか。
知事:
現在約250品目だったものを年末までに300品目程度に増やします。
記者:
「はばタンPay+(プラス)」の件ですが、前回の発表では、応募者が多かった場合は申し込みの上限を調整する可能性があるという話もありましたが、完全に抽選になりますか。
知事:
子育て枠は、対象世帯の9割近くまで応募をいただいた場合でも購入できるように枠を確保しています。
具体的には、予算枠として21億円用意しており、現在18歳以下で47万世帯あり、そのうち42万世帯ほどが対象になるようにしています。一般枠は、応募が殺到した場合には、予算が足らなくなる可能性があります。
地域経済課:
一般枠は1人4口まで購入できますが、応募状況を見ながら、場合によっては4口を3口までにすることで、できるだけ幅広く購入していただけるように考えたいと思っています。
知事:
4口前提で、場合によっては3口にするなど柔軟にして抽選で当たる方を増やしていくことも考えていきます。
記者:
ふるさとひょうご寄附金に関して、阪神タイガースグッズは今回のためのオリジナルグッズですか。
知事:
そうです。これはオリジナルで結構良いなと思っています。
記者:
JRのグッズはもうすでにある商品なのですか。
財政課:
JRも市販されていないものです。
JRも含めて両方とも今回のために特別に作ってもらいました。もともと、JRの商品に関しては車両メーカーに卸している商品で、一般販売はしていないものです。
記者:
制度上仕方がないと思いますが、兵庫県民は申し込めないため貰えないので、地元紙として兵庫県内の阪神ファンには手に入らないのか、と思ってしまいました。
知事:
私も若干矛盾を感じていますが、ふるさと納税のPRということで、物産品や姫路のレザー、鉄道などによって県外の人が返礼品などを通じて、兵庫県に行ってみよう、兵庫県のものを買ってみようということに繋がれば良いのではないかと思っています。
県民の方からおそらくニーズが出ると思いますので、ふるさと納税の返礼品では対応できないので、状況を見ながら、阪神タイガースなどと相談していくことになると思っています。
記者:
ユニバーサルツーリズムの件でお伺いします。今回ロゴマークも決定して、すでに宣言施設も39からさらに増えていくと思います。
来年には、神戸で世界パラ陸上も開催され、25年には万博も開かれる中で、兵庫県はこれからこの制度を使ってどのような宿泊やおもてなしの体制にしていきたいのか、目標や今後の思いをお願いします。
知事:
来年が世界パラ陸上、2025年は大阪・関西万博があり、国内外から多くの方々が来られます。
障害のある方もいれば、LGBTの方も含めて、多様な方が、関西、兵庫県に来られます。その中には、高齢者の方もいらっしゃいます。
その方々が兵庫県で旅行やレジャーをしやすい、宿泊していただきやすい環境づくりをしていくことが大事だと思っているので、条例に基づき人材育成等に取り組み、ユニバーサルなお宿やコンシェルジュを増やしていきたいと思っています。
現在、39施設のホテル・旅館が宣言いただいており、今年度末までに100施設にすることを目標にしたいと思っています。
まずは宣言をしていただき、登録に結びつけていく流れです。
県内で営業している宿泊施設は1000施設程度なので、まずはその1割に宣言をしてもらい、登録に結びつけていきたいと思っています。
究極は、100施設から1000施設全てに宣言・登録いただくことが目標ですが、今年度末に100施設を目標に進めていき、着実に取り組みを進めていきたいと思っています。
記者:
今、ビックモーターの件で、関東や大阪でも調査を行うことを知事が指示するなど、実際に被害届を出されている県道もありますが、現状、兵庫県はどのような対応をしていく考えでしょうか。
知事:
ビックモーターの関係は、不適切な修理や保険請求など、顧客との関係の事案にとどまるのかと考えていましたが、ここに来て、街路樹の問題が出てきているところです。
早速、県内の県管理道路を対象に、ビックモーターの店舗前の街路樹の枯れている状況がないか、その事案がないかを早急に調査するよう指示をしたところです。
まずは、県管理道路沿いの店舗を、今日、明日中に状況を確認したいと考えています。
県内のビッグモーターの店舗は14店舗あり、そのうち県管理道路沿いの店舗は8店舗あります。残りは市や国の道路です。
Googleマップなどで確認すると、いくつかの店舗前の街路樹で木がなくなっているところがあります。そこが本当に自然で枯れた事案なのか、それとも、今報道等で指摘されているような、除草剤などを撒いた事案なのかを、きちんと調査しなければならないと思っています。
もし、調査結果で、土壌調査をしっかりとやった上ですが、除草剤の散布が原因ということになれば、警察に被害届を出すことや、ビッグモーター側に補償を求めていくことが大事だと思います。
本来、街路樹は、景観のために道路沿いに敷設しているものなので、それが何らかの人為的な思惑で枯れたのであれば、極めて遺憾です。
まずは県内の14店舗の中の8店舗を中心に調査します。
情報共有を国や市町ともしっかり行い、同じような事案がないかを共有して、必要に応じて、ビックモーターにも協力して対応していくことに繋げていきたいと考えています。
記者:
今の件で、知事が指示されたのは今日付でしょうか。
知事:
そうです。
記者:
現時点で異変といいますか、枯れていることが発覚した店舗はありますか。
知事:
私は直接見ていないのですが、いくつかの店舗では、少し木がなくなっている事案があるようなので、どのような可能性なのか、しっかりと調査したいと思っています。
記者:
現状で何店舗とか、まだ言えないのでしょうか。
知事:
周辺街路樹と比べて、明らかにその店舗の前に街路樹がないという状況を客観的に見受けられるのが、県道の横で4店舗あります。
今、写真やGoogleで確認している状況で、実際に調査をしなければならないと思っています。
記者:
8店舗は、ある程度、写真などを見ており、その中の4店舗が明らかに少なくなっている、ということでしょうか。
知事:
はい。Googleマップや状況確認を軽くしただけでも、県道の横にある8店舗のうち4店舗が若干気になる点があるので、そこを中心に現地調査をしていくことになると思います。
記者:
天神川の堤防の決壊に関して、先日、調査委員会後の記者レクで、業者側から提出された施工計画書を県が事前に十分確認できていなかったといった説明がありましたが、まずこの件について知事の受け止めをお願いします。
知事:
天神川の件に関して、被害に遭われた方に対して改めてお見舞い申し上げたいと思っています。
調査委員会で議論をしていますが、先日の調査委員会資料の報告で、例えば仮設水路の断面が計画より小さくなっていたことなどがあり、施工者の施工内容がどうなっていたかと同時に、県としては発注者側として、管理責任の観点では、一定不十分な面があったと思います。
今回の氾濫について県の責任が、一定あったことは否定できないと考えています。
8月7日に第3回調査委員会が開催されるので、そこで氾濫要因を整理していき、県の責任が一定あると思いますので、今後の補償につなげていきたいと考えています。
記者:
県の示していた計画より流量が少なかったとのことですが、県が事前に、業者の計画書をしっかり確認して、指導ができていたら、防ぐことができた可能性もあるのではないかと個人的には思いますが、知事のご認識はいかがですか。
知事:
公共事業なので、当然、水路の断面積や河床部の遮水性は、設計時や施工時に県として都度確認をしながらやっていくことが常です。
確認が不十分だったので、県に一定の責任はあるのではないかと考えています。今回の原因を究明しながら、まずは被害に遭われた方への調査結果に基づく必要な補償を行った上で、県や業者側の責任も整理をして、今後の改善につなげていきたいと考えています。
記者:
今のご説明ですと、業者側にも一定程度責任があるご認識でよろしいですか。
知事:
最終的には、業者側とも調整をしなければいけませんが、県側にも一定程度責任があると思いますし、場合によっては業者側にも一定の責任はないとは言えません。
まずは、被害に遭われた方への補償を整理しつつ、原因の特定についても今後は整理していかなければいけないと思っています。
知事:
速報が入りましたが、社高校が、逆転サヨナラ勝ちしました。非常におめでたいです。
社高校の頑張りと対戦相手であった明石商業高校にも心からご健闘を労わせていただきたいと思っています。
本当に一進一退の攻防だったと思いますが、最後、社高校が5対4でサヨナラ勝ちをしました。
社高校は、私が認識している限りは直近で3度目の甲子園出場ですので、県立高校としてしっかり頑張っていただきたいと思っています。
また、県立高校の場合は、甲子園出場の際に、兵庫県としてもふるさと納税なども含めてサポートしていきたいと思っています。
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