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【発表項目】
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1番目は「2025年大阪・関西万博開幕1年前行事の開催」です。
4月13日に開幕まで1年前を迎えることから、兵庫県でも万博の機運を高めていくために、関連イベントを開催します。
本日からフィールドパビリオン県民モニターとひょうご EXPO weekシンクロイベントの募集を開始します。
12日には、2025年大阪・関西万博セミナーin KOBEを開催し、経済界とともに万博関連のイベントを実施します。開幕の一年前になる13日には、万博期間中に開催を予定しているひょうごフィールドパビリオンフェスティバル(仮称)のキックオフイベントを実施していきます。
15日からはフィールドパビリオンプレーヤーや地域の宝などについて、子供たちが制作する動画や写真の募集を行う企画で、ひょうごの宝探しプロジェクトの応募受付を開始します。
21日には神戸まつりのパレードでPRを行います。また、26日にはスマホアプリを活用したデジタルスタンプラリーを予定しています。
ひょうごフィールドパビリオンフェスティバル(仮称)のキックオフミーティングは、万博会場でフィールドパビリオンのプレイヤーが集って、発信をしていくイベントを予定しています。
そこでの発信内容を検討するためのワークショップを県内各地で9回開催したいと考えており、第1回のキックオフミーティングを、13日土曜日の午後にラッセホールで開催をします。私も参加をして、ひょうごフィールドパビリオンの趣旨やこれまでの取り組みを振り返りたいと考えています。
キックオフミーティングは、神戸からスタートしますが、姫路や但馬、淡路など県内各地でワークショップを随時開催していきたいと考えています。
フィールドパビリオン県民モニターの募集もスタートします。フィールドパビリオンは万博に訪れる国内外の方に訪れていただきたい目的もありますが、もう一つの目的として、県民に自分たちの地域ですばらしい取り組みが多くあることを知る機会に繋げたいと考えています。
特に子供たちを中心にふるさとに対するシビックプライドを醸成することも、フィールドパビリオンの目的ですので、県内地域団体・グループの皆様に来ていただくための支援を今年度の当初予算で計上しました。
具体的には10人以上のグループなどを対象に体験料や交通費を補助します。補助件数は200件、3期に分けて募集をし、今回は7月から9月までの第1期分の80件を本日から5月31日まで募集します。
各地域で活動する団体などに、ひょうごEXPO weekの趣旨に沿うシンクロイベントを募集します。
子供たちにフィールドパビリオンの魅力を発信してもらう動画の作成も実施します。具体的には、県内の小学校、中学生、高校生、大学生等から動画や写真などを募集するので、多くの皆様にエントリーしていただきたいと思っています。
応募いただいた作品は、万博期間中に、万博会場「関西パビリオン」の兵庫県ゾーン等で放映していきたいと考えています。
神戸まつりで兵庫女将の会や赤松手づくり甲冑の会、丹波立杭陶磁器協同組合などフィールドパビリオンの関係者に参加いただき、一緒にフィールドパビリオンを発信していきたいと考えています。
デジタルスタンプラリー「テクテク“ひょうごフィールドパビリオン”めぐり」を26日から実施します。
デジタルコンテンツを通じて、県内のひょうごフィールドパビリオンのプレミアプログラムを中心とした5つのコースを回っていただきます。プレゼントも用意しており、多くの方に利用していただきたいと思っています。
万博までいよいよ1年になります。我々が用意した様々な機会やイベントを通じて、兵庫県の皆様にも大阪・関西万博に、自分たちも参画するという機運を醸成していただきたいと思います。
2番目は「令和6年能登半島地震に係る「大規模災害ボランティア活動応援プロジェクト」の実施」です。
現在、珠洲市でボランティア活動をされている方は、石川県庁のボランティアに登録して、バスで珠洲市などに行くスキームになっています。
具体的には、ボランティアの方が、金沢市に集まって、石川県が借り上げたバスで、珠洲市などに行くやり方が基本です。
今回、兵庫県では、大規模災害ボランティア活動応援プロジェクトの予算を活用し、兵庫県から直接珠洲市に借り上げたバスなどで行き、現地でボランティアを行っていただくスキームをスタートしたいと考えています。
予算成立時には、現地の受け入れ体制が整っていなかったため、執行ができず、留保していましたが、珠洲市の災害ボランティアセンターと調整した結果、ゴールデンウィークから受け入れをスタートすることができました。
具体的には4月26日から5月6日のゴールデンウィーク中に、1日当たり1グループ、人数としては最大20名の受け入れからスタートします。
期間は11日間で、最大220名の方をボランティアとして、カウンターパートの支援先である珠洲市に派遣します。
対象は県内に拠点を置く団体やグループで、現地のニーズに応じて災害ごみの片付けなどを行っていただきます。
4月15日から募集を開始します。兵庫県、ひょうごボランタリープラザのホームページから応募できます。
先着順で1日1グループ、最大20名の募集をし、80万円の補助に資機材借上費5万円を加えて、最大85万円の支援となります。
20名からスタートする理由は、現地もバスを駐車するスペースなどが限られており、100人、200人が来ても、ボランティアを希望する箇所への振り分けが追いつかないため、まずは1組20名、ゴールデンウィークからのスタートで、現地と調整しました。
その後は、状況に応じて、20人の枠を増やしていくかを検討します。
一定の復旧は進みつつありますが、各家庭のごみの片付けなどは、大部分で手が回っていないと思いますので、きめ細やかなボランティア活動をやっていただける団体の方が、日常生活で困っておられる珠洲市の方々への支援を行う一歩になればと思っています。
この事業の財源は、ふるさとひょうご寄付金や企業版ふるさと納税をはじめとする、県民の皆様などからの寄附によるものです。
現地でのボランティア活動も活動資金の寄附も県民の皆さんが参加できる復興支援だと思っており、多くの皆様のご協力をお願いしたいと思っています。
3番目は「令和6年台湾東部沖地震災害への義援金の募集」です。
改めて今回発生した、台湾の地震により、亡くなられた方への哀悼の誠を捧げるとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。
台湾からは、阪神・淡路大震災の際にも多くの物資などの支援をいただきましたので、その際の御礼も含め、県や市町、議会と連携して、義援金の募集を開始したいと考えています。
募集期間は4月8日月曜日から7月31日水曜日です。募集方法は、口座振り込みのほか、県庁や地方機関、県内市町の庁舎などに募金箱を設置するので、ご協力をよろしくお願いします。
なお、4月5日に兵庫県から台北駐日経済文化代表処代表などに、見舞状を発出しています。
台湾への支援に関して、多くの県民の皆さんのご理解、ご支援をお願いしたいと思っています。
私からは以上です。
記者:
自民党派閥の裏金問題に関して、多数の議員が処分されました。県内では4人の議員が処分の対象となりましたが、知事のご所感をお願いします。
知事:
先週の会見でもお答えしましたが、県内で4人の議員が今回の件に該当されており、西村前大臣におかれては党員資格の停止をはじめ、それぞれの方が処分をされたということです。私自身も、知事選はじめ、多くの場面で、ご指導やご支援をいただいていただけに大変残念でショックです。
それぞれの議員においては、説明や対処をされていると思いますけれども、ぜひ県民の皆さんが抱かれた疑念について、これからも払拭するための努力をされるとおっしゃっていますので、しっかり説明していただきたいと思います。
また、力のある先生が多いですから、今後も自民党として県政へのお力添えをいただけることも期待していきたいと思っています。
記者:
本日、台湾東部沖地震災害への義援金の取材を行いました。
募金箱の設置はもう少し目立つように考えたほうが、良いのではないかと思いましたが、義援金募集に関してはまだまだ浸透していないと思いました。
今後、義援金のみならず、県として支援物資などを各市町や団体と連携しながら、取り組んでいく予定があれば教えてください。
知事:
阪神・淡路大震災の際にも物資などの支援や見舞状もいただきました。
恩義を返していくことが大事だと思っています。
まだ、現地では、復旧が始まったばかりですので、すぐに各自治体がそれぞれ物資を送ることは難しく、今後、現地の状況や要請を踏まえながら、JICAなど関係機関と連携して支援を行うと同時に、復興の過程で阪神・淡路大震災の経験を知りたいという希望があれば、受け入れなどもしていきたいと考えています。
記者:
2025年大阪・関西万博が、4月13日で開幕まで1年を迎えます。
本日、発表があった各種イベント等を開催して機運を醸成することが大事だと思いますが、今後、県としてイベント以外にどのようにして県民へ万博に対する機運を醸成させるか知事の考えを教えてください。
知事:
開幕まで1年前になりましたが、万博に対する機運醸成は、まだまだ高まっていないのが課題だと思っています。
万博の開催が近づいてくれば、多くの皆様が関心を持って、行ってみたいという気持ちになると思いますが、現段階からでも機運を高めることが大事だと思います。
そのために、10日からの1週間で様々なイベントを実施していきます。
今後も100日前など、節目の機会を通じて、発信をしていきたいと思います。我々が意を注いでいるのは、単に万博会場に行くだけではなく、フィールドパビリオンや子供たちが主体となって動画作成など参加型のイベントをやっていくことを趣旨としています。
実際に会場へ行って、様々なパビリオンを体験することも大事ですので、後押ししたいと思っています。
同時に万博に対して、自分たちが何か参画をしていく機会を作ることも大事だと思っており、動画等の作品募集などを通じて、特に子どもなど若い世代の方々に、参画していただく機会を増やしていきたいと思っています。
記者:
改めて、開催まで1年前となりますが、知事の意気込みを聞かせてください。
知事:
万博開催までいよいよ1年になります。誘致が決定した際、私は大阪府で勤務していましたので、随分先だと思っていましたが、あっという間に1年前になりました。
知事就任後、約3年間、フィールドパビリオンなど様々な取り組みを行ってきました。おかげさまでフィールドパビリオンも200を超えるプログラムが、エントリーしていただいています。
淡路島などでは、自分たちから地域の中でフィールドパビリオンを連携していく自発的な取り組みも、広がってきており、本当に嬉しく思っています。
今後も、幅広い県民の皆さんの参画を更に得ながら、子供を含めて様々な方たちが万博を開催して良かったと思っていただけるように、機運と皆さんの熱意を高めていくことに全力で取り組んでいきたいと思っています。
記者:
能登半島地震の大規模災害ボランティア応援プロジェクトの件で伺います。
応募期間に先立って、明日から、兵庫県の団体、前ボランタリープラザの所長だった方達が支援に行かれます。
これは、今回の応援枠の適用に当たらないのでしょうか。
知事:
私は詳細を承知していませんが、原則、募集が15日からですので、15日からエントリーしていただく方が対象になると思っています。
その団体以外にも、いろいろな方々がすでに活動しているので、その方々とのバランスもあります。
4月15日からの募集が原則だと考えています。ただ、実情を聞いて、適宜対応していくことが大事だと思っています。
記者:
高橋さん(前ボランタリープラザ所長)は、ボランティアに行くに先立ち、珠洲市のボランティアセンター、社協を訪ね、現地と調整した上で受け入れ体制が整ったと、独自に準備されてきています。
2月の段階で知事に親書を送られて、適用対象にならないかを直接届けられていますが、それを知事は受け取り、ご覧になられているのでしょうか。
知事:
親書が来ていたかどうかは確認します。
高橋さんはボランティアの専門家として長年にわたってご尽力されており、大変素晴らしく熱意のある方だと思いますので、今回もいち早く行っていただけることに改めて敬意を表します。
支援の対象の有無は、一つの大事なポイントだと思いますし、実情を聞きながら対応していきたいと思います。
記者:
ボラティアバス自体が、佐用の水害の時にひょうごボランタリープラザの所長として高橋さんが始められたものです。その後、ふるさと納税を原資に今回のプロジェクトを作られて、活動枠を広げたと思います。
今後、ゴールデンウィーク期間以後に、実施する助成枠に高橋さんの団体が活用できる可能があるかをお聞かせください。
知事:
多くの寄附をいただいてる中で、しっかり活用できるところは活用していきたいと思っています。
大事なのは、多くの方々が珠洲市なり、現地をボランティアで支援したいという思いです。その方々の思いを、兵庫県がどこまでサポートなり支援できるのか、先方の状況もしっかり聞きながら対応していきたいと考えています。
記者:
西宮北口での客引き禁止に関して、先日、西宮市の市長が要望書を提出されました。
改めて要望書を提出された受け止めと、明日の視察でどのようなところを確認したいかを教えてください。
知事:
先日、石井市長に要望書を持ってきていただきました。
西宮北口と甲子園の2ヶ所を客引き行為等の防止に関する条例の対象地区にして欲しいという地元からの声も受けた要望でした。
この地域は文教地域で子供たちが塾などに通っているエリアです。客引き行為をすることでMBSの放送も見ましたが、露出度の高い服装で立っている人もおり、少し目を覆うような状況があれば、事業者の皆さんにも自粛をしていただくことが大事だと思います。
そのきっかけとして、客引き行為等の防止に関する条例の第7条第2項の指定を進めていきたいと考えています。
明日、現地を視察し、改めて商店街などの地元関係者の方の声をお伺いし、できるだけ早く指定できるように調整したいと考えています。
記者:
本日、大阪府で優勝パレードの決算が発表されると聞きました。
兵庫県でも、決算発表の予定はありますか。
知事:
この後、説明する予定です。
決算は、委託事業者による事業費の精査など一定の時間を要したので、本日時点での発表になりました。
クラウドファンディングによる寄付をいただいた多くの皆様に御礼を申し上げたいと思いますし、ご協力をいただいた阪神、オリックスの両球団に改めて御礼申し上げます。
そして、多くの兵庫県内、関西の企業から協賛金もいただき、何とか決算が整ったので、全ての皆様に御礼申し上げたいと思います。
内容は、後程担当課から説明します。
記者:
金額などは、担当課から説明がありますか。
知事:
そうです。
一定時間かかりましたが、全体が整って良かったと思います。関係された皆様に改めて御礼を申し上げたいと思います。
記者:
前西播磨県民局長の問題でお伺いします。
前県民局長が県の内部調査の調査方法が余りに非常識、不適切で、真相究明を期待できないというご主張があり、それを受けて、別途、公益通報されたということです。
前県民局長のご意見に対する受け止めと、公益通報に対してどう答えられるのかお聞かせください。
知事:
当該文書の内容等は、改めて人事当局が弁護士と相談しながら、事実関係の調査を行っている状況です。
私としては、調査をしている状況を受け止めているということです。
公益通報に関しては、一応内容等について、私がお答えするということはできないので、公益通報が来ていることは報道等では拝見していますが、内容について私は承知していない状況です。
もし、公益通報が届いているのであれば、基準に従って調査等がなされていくものだと認識しています。
記者:
県の内部調査では、先ほど申し上げたように、「非常識、不適切」と問題視する発言を前県民局長がされています。
県の内部調査ですので、知事のご意向も一定働くのではないか疑念が残ってしまうと思いますが、改めて、第三者委員会を設置するなどのお考えはありますか。
知事:
現時点では、懲戒処分に該当する可能性があるということですので、人事当局が弁護士と相談しながら適正に調査をして対応していくことになります。
一方で、公益通報があれば、基準に沿って適正に公益通報委員会を開いていくことが現時点での方針だと考えています。
記者:
外部有識者を入れた公益通報委員会にその意見を求めることで、一定の客観性が担保できるのではないかというお考えでしょうか。
知事:
公益通報があるのであれば、必要に応じて公益通報委員会が関与をしていくことになりますので、それに沿って対応していくことになると考えています。
記者:
公益通報委員会のメンバーに副知事も入っています。
基本は、外部の有識者ですが、一部内部の方も入られていますが、今回の件については、副知事は除斥されることになるのでしょうか。
知事:
詳細は、財務部が説明します。
基本的に該当する者は除くことになると聞いています。
記者:
公益通報文書問題ですが、人事当局が行っている調査と公益通報の調査は全く別物として、調査を行っていくということでしょうか。
知事:
人事当局の調査は、懲戒処分に該当する可能性があるので、内容を弁護士と相談しながら事実関係の調査を行っている状況です。
もし、公益通報があれば、財務部が調査等を行っていくので、別の物になります。
記者:
被害届を検討されていると、3月27日の会見でも発言がありましたが、現在はどのような状況でしょうか。
知事:
現在、懲戒処分の該当性を人事当局が中心になって、事実関係の調査を行っているので、そこを踏まえてどう対応するかになると思います。
記者:
処分をしてからの対応になるということですか。
知事:
事実関係の調査結果が、どのような内容であるか、事案の内容によって、その後の対応がどうなるかということになると思います。
今の段階では調査中ですので、調査が終わった後の対応はどうするかは、今の段階では未定です。
記者:
優勝パレードの件ですが、詳細な金額は後でご説明があるということでした。
開催当時は、クラファンで約1億円、企業協賛金で4億円超が集まったという発表があったと思いますが、事業費としては収まっているのでしょうか。
知事:
ざっくり言うと、6億円ほどになります。
協賛金が5億円程度、クラウドファンディングが1億円程度、その他収入もあり、事業費はその中で収まっています。
記者:
協賛金の5億円は、パレード開催時には集まっていたお金と捉えてよろしいですか。
知事:
それに関しては、後で担当課より説明をさせていただきます。
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