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更新日:2024年3月15日

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兵庫の酒米

栽培されている主な品種

兵庫県で栽培されている主な品種
品種名 来歴 特徴 田植時期 収穫時期
山田錦 「山田穂」と「短稈渡船」を両親に兵庫県で育成 酒造好適米のうち酒造家から非常に人気がある品種。
特に、豊潤な酒ができると評判が高く、消費者の知名度が高い。
本県産の生産量は、全国の約6割を占めている。
6月上旬 10月中旬
兵庫夢錦 「菊栄と山田錦を交配したF2」と「兵系23号」を両親に兵庫県で育成 本県の西播磨地域に適した酒造好適米。
大粒で心白の発生が良く、酒造適性が高い。
6月上旬 10月上旬
兵庫北錦 「なだひかり」と「五百万石」を両親に兵庫県で育成 本県の但馬、丹波地域に適した酒造好適米。
大粒で心白の発生が良く、酒造適性が高い。
耐倒伏性が強い。
5月上旬 9月上旬
五百万石 「菊水」と「新200号」を両親に新潟県で育成 全国の作付面積が酒造好適米の中で最も多く有名な品種。東北南部から九州北部まで幅広く栽培されている。
加工適正が良い。
5月上旬 9月上旬

品種別栽培面積と栽培地域

品種別栽培面積(令和5年産)
品種 面積(ha) 「山田錦」は北播磨地域と阪神地域の一部で
「兵庫夢錦」は西播磨地域で、「五百万石」と「兵庫北錦」は但馬、丹波地域で、主に栽培されています。
山田錦

4,610

兵庫夢錦

54

兵庫北錦

46

五百万石

121

その他

441

酒造好適米計

5,272

出典:農産園芸課調べ

酒米「山田錦」について

山田錦の玄米(左)と精米(右)

  1. 「山田錦」の歴史
    大正12年に兵庫県立農事試験場(現在の県立農林水産技術総合センター)で、「山田穂」と「短稈渡船」を交配し、昭和3年に酒造米試験地(現在の酒米試験地)で産地適応性の試験が行われ、昭和11年に「山田錦」と命名され本県の奨励品種となりました。
  2. 「山田錦」の栽培適地
    山田錦の栽培適地は三木市、加東市付近で地域の水田土壌は粘土質、地形は山間又は盆地となっています。なかでも東西に開けた中山間の谷あいや盆地では、夏季の気温の日較差が10℃以上に達し、山田錦の登熟や心白の発現に非常に条件が揃った地域です。
  3. 「山田錦」の特徴兵庫県産山田錦ロゴ
    良い酒米に求められる条件は、
    1. 大粒であること
    2. 心白が鮮明に中央にあること
    3. タンパク質含量が少ないこと
    で、「山田錦」はこれらの条件の全てを兼ね備えた良質な酒米です。
  4. 兵庫県の山田錦生産
    兵庫県の山田錦の出荷量は約16,031トン(令和4年産)で、全国の57%を占めています。兵庫県は名実ともに日本一の「山田錦」の産地となっています。

お問い合わせ

部署名:農林水産部 農産園芸課

電話:078-362-3494

FAX:078-362-4092

Eメール:nousanengeika@pref.hyogo.lg.jp