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更新日:2017年9月19日

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H29.8 局長メッセージ(但馬県民局長・秋吉 秀剛(あきよし ひでたか))

 夏の全国高校野球大会も終わり、今年の夏も終わろうとしています。8月の但馬地域は、例年に比べてやや曇りや雨の日が多かったため、夏の観光への影響がどの程度あったのか分析したいと考えています。
 今年の夏は全国各地でゲリラ豪雨等が多発しました。但馬でも台風の接近や豪雨による大雨洪水警報や土砂災害警戒情報が出されましたが、幸い大きな被害は出ませんでした。
 今後、本格的な台風シーズンも始まりますので、自助・共助の防災体制の強化に向けて、引き続き防災知識の普及、啓発を進め、地域防災力の向上を図っていきます。
 今回は8月に開催された様々な地域づくりの行事や取り組みについてご紹介します。

第50回文教府夏期大学の開催

 但馬文教府では、但馬に暮らす皆さんが確かで豊かな生き方を探るため、昭和43年から毎年8月に各界で活躍されている講師をお招きして夏期大学を開催しています。
 今年は記念すべき50回目の開催ということで、長崎県佐世保市に本社を構え、テレビを始め様々なメディアを駆使して地域から商品をわかりやすく説明する新たな手法で大手通信販売会社を創り上げた(株)ジャパネットたかた創業者の高田明氏、評論家として各種メディアにて教育、社会、政治など幅広い分野にわたって様々な提言をされている金美齢氏のお二人をお招きし、8月19日に豊岡市民会館で開催されました。
 また、50回を記念して、兵庫県「ともしびの賞」受賞者のマリンバ奏者卯野敦子さんとピアノ奏者の中嶋由紀さんによる演奏会も行われました。当日は約千名の皆さんが参加され、お二人のこれまでの経験を踏まえた熱のこもった、またユーモアにあふれたお話で会場は共感の拍手と笑いで包まれていました。
 自らの人生を豊かにし、これからの「ふるさと但馬づくり」に貴重なヒントとなる有意義な講演会になりました。

 金びれいジャパネットたかた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「但馬空の自然教室」開催

 航空機や但馬空港に親しみをもってもらうことで、定期便の利用促進を目指して、8月20日コウノトリ但馬空港を会場に「但馬空の自然教室」が開催されました。
 2018年度から但馬~伊丹路線に新たに導入される「ATR42-600型機」の紹介や日本エアコミューターの機長、客室乗務員をお招きしてそれぞれの仕事の内容を伺う航空教室やパイロットの制服を着ての写真撮影会が子どもたちの人気を集めていました。
 また、軽飛行機セスナの体験飛行や紙飛行機の制作教室、普段は入れない空港施設の見学会も行われ、たくさんのファミリーが楽しんでいました。私も空港に展示されている「YS-11型機」の機内公開に参加して、実際に搭乗したときのことを懐かしく思い出しました。
 県民局では但馬空港推進協議会とともに、新型機のPRや但馬の皆さんの悲願である東京直行便の実現を目指して利用促進につながる取り組みを進めていきます。
 航空教室 モデルプレーン

 

 













東井義雄教育塾「講演会」~ふるさとを愛する学力~ 開催

 豊岡市但東町出身の教育者 東井義雄さん(1912~1991)の残した言葉や思いを学ぶ教育塾が8月20日、但東市民センターで開かれました。
 東井さんはふるさと但馬で長年教員を務められ、子どもたちのいのちが輝く学び舎を目指す「いのちの教育」の実践につくされ、日本のペスタロッチと称される教育者です。
 「自分は自分の主人公 世界でただひとりの自分をつくっていく責任者」という言葉を残され、一人一人永田萌が主体的に生きる教育、ふるさとを愛する学力を育む教育を実践されました。東井さんの教え子や住民の皆さんでつくる顕彰グループ「白もくれんの会」が主催され、約200名の皆さんが参加して改めて東井さんの教えをかみしめておられました。
 また、このたび東井さんの言葉をちりばめた詩集「どの子も子どもは星」が同会から発刊され紹介されました。
 講演会では加西市出身の絵本作家で京都市立こどもみらい館館長の永田萌さんが、「ふるさとが育てる絵を描く心」と題して、東井さんへの思いや詩集「どの子も子どもは星」の挿絵を手がけられたときのお話、絵を描くうえでのふるさとの絆の大切さについてお話しされました。その後、永田さん、中貝豊岡市長、元神戸市教育長の森本純夫氏によるトークショーが行われ、子どもたちを育むふるさとの大切さについて語られました。
 全国各地で地方創生に取り組まれていますが、東井さんが取り組まれた「子どもたちをまん中にすえながら、親と教師が一体となって、地域の人の生き方そのものを問い直す実践」を今こそ学び、そこから魅力あるふるさとづくり、地域づくりの指針やヒントをくみ取る必要があると感じました。

「夢但馬産業フェア2017」の開催

  但馬地域の企業等が一同に関する「夢但馬産業フェア2017」を9月22日(金)・23日(土)、豊岡市総合体育館で開催します。但馬の企業の優れた技術や商品をわかりやすく紹介するほか、来場者向けのセミナーとして、人類に残された最後のフロンティアとも言われる「深海」に関する調査のお話や、特別展示「鉄道産業と技術展」として「トワイライトエクスプレス瑞風」に使われている技術の紹介、京都鉄道博物館に保存されているSLスチーム号を撮影した360度の映像をドームシアターで上映します。
 また、但馬の若者に地元企業への関心を持ってもらい将来の就職の選択枝にしていただくため、地元中高生の社会見学や阪神間の大学生等を対象にした見学バスツアーも開催します。さらに地元の高校生が出店企業を取材して但馬の企業の魅力をラジオ番組で紹介する取り組みも行います。
 盛りだくさんの楽しい内容となっていますので、是非ご家族等で来場いただくようお願いします。なお、詳しい内容は以下のホームページを参照ください。

 「夢但馬産業フェア2017」ホームページはこちら(外部サイトへリンク)
 


                                              (但馬県民局長   秋吉 秀剛) 

 

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 総務企画室

電話:0796-26-3603

FAX:0796-24-3211

Eメール:tajimasom@pref.hyogo.lg.jp