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丹波地域では、昭和63年、県民自らの提案により丹波の地域づくりの理念として「丹波の森宣言」がなされ、平成元年には「丹波の森構想」がこの理念を実現する地域づくりの指針として策定されました。
この構想は、丹波全域を「丹波の森」と位置づけ、地域住民のエネルギーを結集して、自然や伝統文化など丹波地域の特性を活かした地域づくりを、丹波の森づくりとして進めようとするもので、以来、県民と行政が一体となって人と自然・文化・産業が調和した地域づくりに取り組んできました。
丹波の森構想の10年以上にわたる取り組みの成果と課題を踏まえ、県民が中心となって平成13年2月、21世紀初頭の丹波地域の将来像やその実現方策を《丹波の夢ビジョン「みんなで丹波の森」成長しつづける丹波の夢ビジョン~「森の市民」をめざして~》としてまとめました。
現行丹波地域ビジョン「みんなで丹波の森」は、平成13年2月の策定から10年を経過し、丹波地域ビジョン委員会と丹波県民局では、この間の人口減少・少子高齢化等の時代潮流の変化やこれまでのビジョン実現に向けた取組状況等を踏まえて点検・見直し作業を進め、めざす将来像をよりわかりやすく示すとともに、実現のための取組方向をとりまとめた、丹波地域ビジョン改訂版「みんなで丹波の森」を平成23年10月に策定しました。このビジョン改訂版に基づく具体的な取組を、平成24年4月から行っています。
展望年次(将来を考えるために見通しておく時期)を2040年(平成52年)、想定年次(ビジョン実現に向けた取組の時期)を2020年(平成32年)としました。
現行ビジョンの5つの将来像の基本的な方向は変更していませんが、方向の明確化、課題認識の共有、解決に向けた協働の点から将来像の見直しを実施しました。また、丹波地域が持つ魅力ある資源を最大限活用し、丹波地域の魅力を創造していくための取組の方向を次のとおりとしています。
地域の魅力発掘と情報発信、地域を担う人材の育成、地域づくりへの住民参加の推進、地域で活動する団体の連携推進
森・川・里の豊かな自然の保全と活用、環境に優しい地域づくりの推進、環境学習フィールドづくり、美しい景観づくりの推進、都市との多彩な交流の推進、丹波の田舎暮らし情報の発信
地域の産業をリードする農林業の振興、商店街の活性化・ものづくり産業の振興、丹波の魅力を活かしたツーリズムの推進、地域の資源を活かした「しごと」の創出、地域づくり活動・文化活動の推進、若者の就労促進
地域コミュニティの再生、地域ぐるみでの子育て推進、高齢者が安心して暮らせる地域づくり、高齢者が活躍できる地域づくり
誰もが暮らしやすいユニバーサル社会の実現、障害のある人も外国人も共に暮らす地域社会の実現、医療や健康、食の安全が確保された安心な地域の実現、災害に強く、犯罪のない地域づくりの推進
平成18年度に設定したシンボルプロジェクト『たんば田舎暮らし支援プロジェクト』を発展させ、『たんばを楽しむ連携・交流プロジェクト』として設定し、住民と行政が協力して取組を進めていきます。
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お問い合わせ
部署名:丹波県民局県民交流室総務防災課
電話:0795-73-3724
FAX:0795-72-3077
Eメール:tambakem@pref.hyogo.lg.jp