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更新日:2026年3月26日

ひょうご県議会だより高校生web版

ひょうご県議会だより高校生web版

奥谷議員、庄本議員

議員さんが高校生に戻るなら?高校生の視点になって県の課題を考えてもらった

県立北神戸総合高等学校/河内 海広

取材記事

普段なかなか会う機会が無い議員さん方にお会いし、特に自分たち高校生に関する内容を取材しました!

高校生目線になって議論しているのか。

最近の兵庫県政は県立高校への支援が進んでいる気がしています。ロッカー、エアコン、課外活動、いろんなことに予算が充てられていることをたまたま SNS やニュースを見て知りました。

そして、実際に学校の設備が新しくなっていき、政治が自分たちの生活にこんなにも身近に関わっていたんだと実感しました

しかし、周りの同級生は変わっていくことに「ラッキー」くらいの感覚のようです。

さらに SNS には、事実に基づかない投稿や 2024 年の知事選挙以降、今の県政がどう動いているかより、選挙の話の注目度が高くなっているようで、せっかくの取組が、うまく伝わっていない現状がすごく残念に感じました。

もう一つ気になったのは、実際に高校生への政策を進めていく人たちが本当に当事者目線になって議論しているのか、ということ。大人目線の話になっていないのかすごく気になりました。

 

この取材に応募した理由は、当事者である高校生にもっと発信したい。そして県政を動かす議員さんとも直接お話ししてみたい。そんな理由から、今回応募しました。

議員さんには、今、高校生になったら何がしたいのかお聞きして、高校生目線で今の兵庫県の取組についてどう思うか、一緒に考えてもらいました!

高校生になってしたいこと…同じ想いの高校生にもっと良い環境を!

庄本えつこ議員インタビュー

01庄本議員

もし今、高校生だったら。

河内:
今、高校生になったら、何をしたいですか?

庄本(議員):
私は、今、高校生になったら「高校生平和大使」になりたいなと思っているんです。高校生が平和ゼミナールで、平和の問題を考えたり行動したり…今は平和大使というのがあって高校生が頑張ってるなと思っているので、今、私が高校生になったら平和大使になりたいなと思っています。やっぱり私の原点は平和運動。戦争をなくしたい…なんで戦争があるんだろう…という疑問から政治の方へ目覚めていったっていうのがあるので、今の日本の現状を見ると、防衛費(軍事費)がどんどん増えていって、そういう戦争の準備がされているっていう状況があるな…と思っていて、今の時代が新しい戦前にならないようにしなくちゃいけないっていう想いももの凄く強く持っていて、だからこそ高校生だったら平和大使になりたいなって思っています。

※1998年から現在まで、国連欧州本部の訪問をはじめとする世界各地で、核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴え、国内外に向け発信を行っている。年に一度全国より公募選出。

平和について、今できること。

河内:
例えば、同じように平和について考えたいと思う高校生も中にはいるんじゃないかと思っていて、議員としてそういう学生たちに対し、平和について学校の授業や課外学習に取り入れるなど、何か支援するアイデアはありますか?

庄本:
一応、学校では憲法の授業はするんですが、昔ほどたくさんはしていないよう感じるので授業の中でもきちんと憲法の授業をしていきたい。また、希望する高校生に対して夏に広島や長崎に行けるっていう制度を県がつくるのは必要かなって思います。例えば、西宮市では親子で参加できる制度があったと記憶しています。県としても同様の制度をつくりたい。例えば、希望者を広島や長崎に2泊3日程度で行ってもらい、式典への参加に加え、資料館の見学や現地ガイドによる説明を受けることで、より理解を深められると考えています。

失敗しても、次のチャンスにトライできるような、そんな大きな兵庫県に。

庄本:
何をやりたいか分からないけど、触れて、それがきっかけで自分自身のやりたいことが見つかったり。見つからなかったらまた別の方向へ行くとか。そういうことができればいいですね。

河内:
経済的な理由で夢を諦めてしまう人たちもいると思うので、そういうところに行政がお金を出していってほしいです。

庄本:
いろんな事情があるかもしれないけど、柔軟に、あんまり条件を出さずに若い人たちを応援する兵庫県になったらいいなと思います。それを必ずしも成功しなきゃダメっていう事じゃなく、失敗しても、次のチャンスにトライできるような、そんな大きな兵庫県になってほしいですね。

「こういうことをやりたい」っていうのを私たちに伝えてくれたらすごくうれしい。

河内:
今、兵庫県に住んだり通ったりしている高校生へ何か伝えたいことはありますか。

庄本:
高校生の時期は、正義感や感受性が特に豊かで、一生の友人関係を築く大切な時期だと考えています。一方で、今の高校生は、自分らしさを表現することに不安を感じているのではないかという思いを強く持っています。自分自身、人と違ってはいけない、あるいは違うことを言ったり行動したりすることに怖さを感じているのではないかと感じる場面があります。これは高校生に限らず、若い世代全体に言えることかもしれません。でも、お互いの違いを認め合いながらさまざまな意見を自由に言えたり挑戦していくことが大事かなと思うので怖がらないでほしいなって思います。「こういうことをやりたい」という思いがあれば、私たちに伝えてくれたらすごくうれしいなと思います。

 

02庄本議員

 

高校生から見た県の制度と課題について考えてもらった。

 奥谷謙一議員インタビュー

01奥谷議員

本当にやりたいことをやれる期間。

河内:
高校生になったら何がしたいですか?

奥谷(議員):
勉強や部活で忙しい時期だとは思いますが、本当にやりたいことに挑戦できる貴重な期間なのかなと感じています。僕自身、英語は得意ではないんですが、この年齢になると、海外の方ともっと話せるようになりたかった、留学して勉強してみたかったと強く思うんですよね。現在、兵庫県では、「海外武者修行」という留学にチャレンジできる良い環境が整っています。もし自分が応募できる立場であれば、アメリカなどへの留学にぜひ挑戦してみたかったと思いますね。

せっかく良い制度なのに…

河内:
例えば、議場見学や、先ほど話題に出た留学制度などもそうかもしれませんが、団体でしか受け付けてなかったり、先生を通さないと応募できなかったりする場合があります。せっかく良い制度があるのに、個人からの申込みが想定されてないと思うんです。主体的に取り組もうとする高校生を、もっと後押ししてほしい。先生に相談するハードルもあると思うので、個人がインターネットなどから気軽に応募できる仕組みを増やしてほしいと思います。

奥谷:
恥ずかしながら、その視点が欠けていたと感じています。例えば、学校単位で応募や申請をしてもらう際、学生の皆さんにとってハードルがある可能性に気付けていませんでした。自分も学生時代に戻れば同じように感じたかもしれませんが、年齢を重ねる中で、その感覚が薄れていたのだと思います。この点については、当然しっかり調査していく必要がありますし、提案いただいたように、個人から気軽に応募できるような仕組みに変えれたら良いなと思いました。

積極的にいろんなことに挑戦してほしい。

奥谷:
冒頭でも申し上げたとおり、高校生はほんとに忙しい時期だと思うんです。勉強に加えて、アルバイトやスポーツなど、それぞれに打ち込んでいる人も多いでしょう。でも高校生でしかできないことってほんとにたくさんあると思うんですよね。僕も、「もっとあのとき挑戦しておけばよかった」と感じることが数多くあります。当時は、自分には無理やろうな…と諦めてしまったこともたくさんあったので、今振り返ると、とてももったいなかったと思います。だからこそ、高校生の皆さんには、ぜひ積極的にチャレンジして、高校生でしかできないことをしてほしい。やっぱり何事も経験が大事です。さまざまなことに挑戦し、多くの経験を積んでほしい—その想いを、お伝えしたいです。

河内:
はい。僕も、奥谷さんからいただいた「チャレンジ」という言葉を大切に、いろんなことにチャレンジしたいなと思います!

 

02奥谷議員

 

自分は、政治家に憧れても良いのだろうか。

冒頭に書かせていただいた通り、SNS では齋藤知事を巡る投稿や、百条委員会や議会の書き込みばかりでした。実際に議員さんに会って話をし、しっかり僕の話を理解していただき、真剣に考えていただきました。政治という世界は、正解のないものだと思います。百人いたら百人違う意見が出る。そんな世界だと思っています。そんな多種多様な意見をまとめ上げるのが議会の仕事のひとつだと感じています。議員さんは、選挙で選ばれるため、実質的に、その地域の代表者を決めるようなものだと思います。そんな代表者が地域ごとに何人も集まって、議会というものが運営されています。だからこそ、地域全員の意見を反映するのは難しい。その分、議員さんは違う意見の人からは叩かれやすいと思います。あくまで高校生の僕が見た勝手な感想ですが、政治の世界は褒めたたえるより、落としあっているように見えます。悪いところや、嫌いな部分をお互い言いあっているようにしか見えないです。今、政治の世界に足りないのは、良いと思った部分を素直に良いと言えることじゃないでしょうか。

兵庫県議会も様々な意見が飛び交っています。この記事をご覧の皆様には、実際に県議会がどのように動いているのか、また議員さん一人一人がどのような想いを持っているのかということに、この記事をきっかけに関心を持っていただければ幸いです。

そして、僕は政治家になるのが夢です。この取材をするずっと前から、小学生の頃には卒業アルバムに将来の夢を政治家と書いていたくらいです。政治家は目指すもんじゃないとよく周りから言われますし、将来の夢と言っていいのかわからないです。ただ、この取材を通じて、地域の声を代弁し、信念をもって取り組まれている議員さん方の姿がかっこいいなと思いました。

奥谷議員のお話にもあったとおり、いろんなことにチャレンジしていこうと思います!貴重な機会をいただけて、とても楽しかったです!

 

01河内さん

 

 

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