JR西日本のローカル線に関する記者発表についての知事コメント（令和4年4月11日）

鉄道は、通勤通学・買い物・通院など日常生活に不可欠な公共交通機関です。県としても、ローカル線の維持に向け、電化・高速化など利便性向上への支援や、駅と観光地を結ぶ周遊バスの運行など鉄道の利用促進に取り組んできました。

このたびのJR西日本の発表では、経営状況が厳しい線区の状況が開示されるとともに、地域と課題を共有し、鉄道の上下分離等を含めた地域旅客運送サービスの確保に関する議論・検討を、幅広く行うこととされています。

ローカル線は、線区ごとに地域特性や移動のニーズ、また広域的なネットワーク性など、それぞれ実情や課題が異なることから、JR西日本に県や沿線市町と丁寧な議論を進めるよう求めるとともに、県としても、他府県と連携し、国に対し路線維持に向けた積極的な関与を求めてまいります。

令和4年4月11日

兵庫県知事　齋藤 元彦