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更新日:2009年6月3日

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お知らせむこがわ(平成14年11月)

「むこがわ勉強会」「出張むこがわ教室」を実施しました。

 武庫川の「河川整備基本方針」策定にあたり地域の皆様の意見を聴くこととしています。その際に必要な情報の共有化を進めるための取り組みの一歩として、「むこがわ勉強会」「出張むこがわ教室」を実施し、総計254名(勉強会:177名、教室:77名)の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

今月号は、勉強会でいただいた意見やアンケートの結果などをお知らせします

「むこがわ勉強会」のアンケート結果と講習会の意見交換でいただいた意見

■実施状況(講習会・ウォーク)

・講 習 会  8/31 西宮会場(大学交流センター)

9/14 宝塚会場(アピアホール)

9/29 三田会場(総合福祉保健センター)

・ウォーク  10/ 5 下流ウォーク

10/19 青野ダムウォーク

 

■アンケートの結果

参加者の内、124名(男性96名、女性28名)の方から回答をいただきました。これからも、皆さんへこのような機会を通じて情報の共有を図っていきたいと考えています。今後の参考にさせていただきます。

 

 

Q1「年齢は」(講習会+ウォーク)

1、10~20歳代 2、30~40歳代 3、50~60歳代 4、70歳以上

・「年齢」分布グラフ

 

Q2「お住まいは」(講習会+ウォーク)

1、尼崎市 2、西宮市 3、伊丹市 4、宝塚市 5、神戸市北区 6、三田市 7、篠山市 8、他県内 9、県外

・「お住まい」分布グラフ

 

Q3「勉強会に参加されて初めて知ったことは何ですか」(講習会)

1、武庫川が丹波から流れてきていること 2、流域上下流での市街化の進行 3、大正時代の改修工事の存在 4、S58年の洪水被害の存在 5、武庫川のダム計画の存在 6、(仮称)武庫川委員会の開催 7、河川の計画流量の算出方法 8、その他

・「勉強会に参加されて初めて知ったこと」分布グラフ

 

Q4「もっと詳しく聞きたいとすればどの内容ですか」(講習会)

1、流域の姿 2、武庫川の自然環境 3、河川の計画流量の算出方法 4、その他

・「もっと詳しく聞きたい内容」分布グラフ

 

  ◆アンケートに記入いただいた意見については別の機会に紹介します

■勉強会(講習会)の意見交換でいただいた意見と回答の要約

武庫川委員会・準備会議*1について

・準備会議の委員の選定基準はどのように考えているか。

・武庫川委員会の委員を選定する準備会議は公開されるのか。

・準備会議の委員は、行政と関心の高い住民や利害関係者で構成して、武庫川委員会の委員構成について議論した方が良い。

・準備会議の委員には植生や地質の学識者が必要だ。

・武庫川委員会の委員は一部公募することも考慮して欲しい。

・安全であることが基本であり、武庫川委員会での審議の内容や委員選定などに十分、万全を期して欲しい。

・このような仕組みに対する意見についてはどのようにして対応するのか。

→準備会議では地域住民の方や第三者の専門分野の方に入っていただき、バランス良く全体として中立な構成とします。この準備会議は公開して武庫川委員会の委員選定等を議論していただくことが必要だと考えています。最終的には武庫川委員会で多くの方に入っていただき、河川整備基本方針・河川整備計画について検討していきたいと考えています。また、このような仕組みについて皆さんからいただいた意見については、取りまとめた上で結果と共に公表していきます。

 

河川整備基本方針・河川整備計画の策定に対して

・流域全体で行う総合的な治水対策においては、山、川、街が一体となった広い視野での計画が必要であり、これに対応する行政側の組織体制も重要だ。

・河川の改修工事においては昔のような自然の姿を復元して子供の遊び場・憩いの場とするような環境的な視点や、一般住民にとって関心の高い親水の視点も必要である

・治水計画を策定する上で費用対効果は検討するのか。

・武庫川流域内の開発などの社会的な状況の変化はどのような対応となるのか。

・武庫川ダム建設に対する環境への配慮はどのように考えているか。

→河川整備基本方針・河川整備計画の策定においては、治水・利水・環境の要素についての検討が必要となります。この中で治水については、流域での対応を含めた総合的な治水対策を検討することとしており、ダムの必要性の有無をはじめ、街づくりや緑地保全を含めて流域での対応方法やその効果及びこれに要する費用について検討していきます。早期に武庫川委員会を開催し、このようなことを議論していくことが必要です。これらの検討に際して、行政側も武庫川委員会に合わせて具体的な組織を検討したいと考えています。また、河川の改修工事に関して、県では「ひょうご人と自然の川づくりの基本理念」*2をまとめており、この理念に沿って対応していきます。

 

その他

・県の姿勢が前向きで喜んでいる。

・工事実施基本計画*3の策定・改定の経緯及び策定前の改修計画はどのようなものか。

→法定計画ではありませんが全体計画を策定して改修工事を実施してきました。その後、S58年の洪水被害を契機に工事実施基本計画を策定し、H9年には具体的なダムを明記する等の改定を行っています。

 

・平谷川で行われているようなグランド下での雨水貯留による治水効果やダムや遊水地による治水効果はどの程度のものか。→貯留量が大きくなると治水効果も大きくなってきます。1箇所で大規模に貯留した方が良いか、分散して貯留した方が良いか、治水効果と共に環境への負荷の要素も考慮して検討していく必要があります。

・確率規模1/100では1/30よりダムの効果量が増えているが何か改造が必要なのか。→改造の必要はありません。降雨量が大きくなるため、効果量も大きくなってきます。

 

・武庫川の三田の水質が下流より悪いのはなぜか。武庫川渓谷の水は臭いがするが、ダムが出来るとさらにひどくなるのではないか。→三田の水質が下流より悪いのは良好な水質の合流河川が少ないことや三田より下流での水質浄化作用の影響などが考えられます。なお、生活排水対策として生活廃水処理99%大作戦などを実施しています。また、武庫川ダムは穴あきで洪水時以外は水が貯まらないので水質への影響は少ないと考えています。

・武庫川ダムの建設基本協定*4について市とどのような話し合いをしているのか。→関係市で個別に検討している状況です。

・現在行っている河川改修工事の規模や年間事業費はどの程度で今後どのように推移するのか。→S58年の降雨に対して安全な規模での改修工事を行っており、年間数十億円の事業費を投入していますが、社会経済情勢を考えると今後は減少していくことも考えられます。

・高水敷上50cmの水位となっても堤防は大丈夫か。(西宮会場にて)→安全な水位であると考えています。

 

 

 

*1 下欄を参照して下さい。

*2 ひょうご人と自然の川づくり基本理念については、武庫川ホームページをご覧下さい。

*3 工事実施基本計画は、改正前の河川法で定められていた河川計画で、現在の河川法では河川整備基本方針・河川整備計画に改正されています。

*4 武庫川ダムの建設基本協定は、兵庫県と共同事業者である武庫川下流の4市の間で武庫川ダムの事業費の負担割合等を取り決めている協定書です。

 

注)「→斜字」は講習会の意見交換で県が回答した内容です

 

「出張むこがわ教室」の実施状況

3/14 宝塚会場(女性センターエル)

3/26 西宮会場(西宮ウェーブ)

6/21 伊丹会場(サンシティホール)

6/27 三田会場(三田市立図書館)

7/ 2 篠山会場(草野公民館)

7/ 5 尼崎会場(武庫川河川敷)

7/ 8 神戸会場(北神ふれあいセンター)

◆会場の写真1

◆会場の写真2

 

『河川整備基本方針策定の仕組み(素案)』

「むこがわ勉強会」

 

「出張むこがわ教室」

で説明した『河川整備基本方針策定の仕組み(素案)』を紹介します。

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