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更新日:2009年6月3日

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お知らせむこがわ(平成15年3月)

「(仮称)武庫川委員会」準備会議を開催します

「(仮称)武庫川委員会」準備会議を開催し、「(仮称)武庫川委員会」のメンバー選定や運営方法について、学識経験者だけでなく地域住民を含めてオープンな議論をいただきます。

準備会議委員名簿(五十音順、敬称略)

氏 名

分 野

所 属 等

池淵 周一

河川(水文学)

京都大学 教授

岡田 隆

地域住民

武庫川の治水を考える連絡協議会 事務局長

奥西 一夫

地形土壌災害

京都大学 名誉教授、国土問題研究会 理事長

川谷 健

河川(水工学)

神戸大学 教授

谷田 百合子

地域住民

武庫川円卓会議 代表

樽井 正雄

地域住民

西宮コミュニティ協会 理事長

中瀬 勲

環境(緑地計画)

姫路工業大学 教授

長峯 純一

財政学

関西学院大学 教授

法西 浩

環境(生物)

日本鱗翅学会会員

松本 俊治

地域住民

三市武庫川水利擁護期成同盟会 会長

茂木立 仁

法律

兵庫県弁護士会

 

注)「(仮称)武庫川委員会」とは

「(仮称)武庫川委員会」は、武庫川水系河川整備基本方針の策定に際して学識経験者や地域住民の幅広い意見をいただくために設ける委員会です。

第1回「(仮称)武庫川委員会」準備会議開催案内

第1回「(仮称)武庫川委員会」準備会議

 日時 平成15年3月28日(金)

午後6時~

 場所 ノボテル甲子園 2階 甲陽西の間

(阪神甲子園駅西口前)

 傍聴 可(会場先着順 約50名)

 

問い合わせ 「(仮称)武庫川委員会」準備会議 事務局

県土整備部河川計画課 Tel  078-362-4427

阪神北県民局河川対策室計画課 Tel  0797-83-3180

兵庫県の考え

情報共有の取り組みの過程でいただいた(仮称)武庫川委員会や準備会議に関する意見とそれに対する兵庫県の考えを紹介します。

 

1 河川整備基本方針策定の仕組みについて

 河川整備基本方針に(仮称)武庫川委員会の意見がどのように反映されるのかといったことについて多くの意見がありました。関連して、河川審議会と(仮称)武庫川委員会の関係についても多くの意見がありました。

 このようなことを含めた、「委員会のあり方」について、準備会議で議論いただきたいと考えています。

 

*いただいた意見の要旨

・安全であることが基本であり、委員会での審議の内容や委員選定などに十分、万全を期して欲しい。

・委員会の構成、権限等については委員会及び準備会議の中での議論が必要だ。

・河川審議会と委員会の関係については準備会議の段階で充分に議論されるよう望む。

・委員会の結論が、河川審議会でも最大限尊重されるべきだ。

・選ばれた長、議員で論議し決定してゆく、これが今の日本の民主主義。

・武庫川ダムのアセスメント手続きの撤回が必要だ。

・武庫川ダムの建設基本協定書は破棄すべきだ。

 

2 会議の運営について

 会議の透明性・中立性の確保といったことについて多くの意見がありました。

 (仮称)武庫川委員会の透明性や公平性を確保するため、委員会のメンバー選定や運営方法について学識経験者だけでなく地域住民を含めてオープンな議論を行う準備会議を設置すると共に、準備会議は原則公開としました。

 また、事務局のあり方についても様々な意見がありました。準備会議の事務局は兵庫県が務め、準備会議議長の指示のもと、責任ある資料作成や調整を行うこととしています。また、委員会においても兵庫県が事務局を務めたいと考えていますが、委員会の事務局のあり方や、準備会議及び委員会の公開の方法については、準備会議で議論いただきたいと考えています。

 

*いただいた意見の要旨

・委員の選定や委員会などが常にオープンな状態で進んでいく必要がある。

・準備会議は公開してほしい。

・会議そのものの公開だけでなく、会議に用いた資料・議事録等を含む一切の文書等の公開が必要だ。

・準備会議の段階から、審議・議事録の公開、傍聴が必要だ。

・委員会の事務局の中立性・透明性を維持するよう努力が必要だ。

・事務局については、NPO法人等への事務委託も検討に入れてはどうか。

・委員の中から事務局を互選して運営してはどうか。

・委員会に先立ち、充分議論することが重要で、準備会議の開催期間を限定すべきでない。

・企業経営者とか市民活動家など、大局観と先進性に優れた人が委員会のリーダーになるべきだと思う。

 

3 委員構成について

 住民参加や公募といったことについて多くの意見がありました。

 このような意見を基に、準備会議の段階から地域住民を委員に加えると共に、地域住民や流域市から幅広く意見聴取して兵庫県が11名の準備会議委員を選定しました。

 また、河川整備基本方針策定時に多様な地域の意見を聴く場となる委員会のメンバー構成や選定方法を含む「委員会のあり方」については、準備会議で議論いただきたいと考えています。

 

*いただいた意見の要旨

準備会議について

・住民参加が必要だと思う。

・この段階からの住民の参加が不可欠だ。

・住民委員については、武庫川水系の問題について、積極的に考え自主性を持って活動してきたグループまたは個人を選任するのが良い。

・行政と関心の高い住民や利害関係者で構成するのが良い。

・植生や地質の学識者が必要だ。

・準備会議の段階では、委員の分野について余り細かい分類をする必要はなく、流域全体の問題について広く知識を有する人が適当だ。

・マスコミの分野の委員は必要ない。

・分野別委員は市民側の意見を代弁してくれる人を望む。

・準備会議の段階から、河川・水文の2名の委員は必要ない。

準備会議及び委員会について

・ニュートラルな委員構成としてもらいたい。

・弁護士、マスコミ、議員等はふさわしくない。

委員会について

・一般からも公募や推薦枠を設けて欲しい。

・一部公募することも考慮して欲しい。

・別に発言の場があるので議員を入れる必要はない。

・地質、植性の分野も加えるべきである。

・準備会議をテーマ別(治水・利水・環境・親水)に分けて行い、その中から同人数を選抜し委員会を合議制にすれば、総合的な意見集約になるのではないかと思う。

・各自治体の議員は住民主体の委員会にはいるのは適当でない。

準備会議や委員会に限定していないもの

・住民委員は、河沿いの住民すなわち増水時には被害をこうむる住民を多く加えてもらいたい。

・上流域と下流域では、市民の関心となることが大幅に違うように思う。

 

◆河川整備基本方針策定の仕組み(案)

 

注)いただいた意見を参考にして作成し河川審議会で説明した案です。

用語解説・準備会議開催に至るまでの経過

河川整備基本方針

河川の計画制度は、平成9年の河川法の改正により、「工事実施基本計画」に替わり、河川整備の長期的な方向を示す「河川整備基本方針」と段階的・中期的な河川の姿を示す「河川整備計画」に分けて定めることとなりました。「河川整備基本方針」では、洪水防御に関する計画の基本となる洪水(基本高水)に関する事項などが定められます。

◆河川の計画制度 説明図

 

総合的な治水対策

総合的な治水対策とは、河川改修やダム・遊水地の貯留施設のような河川での対策に加え、河口の尼崎市・西宮市から篠山市に至る7市2町の流域内で、ため池・校庭・公園等に貯留能力を持たせたり、浸透施設を設置するなど、河川へ流出するまでに雨水を一時的に蓄え洪水を防ぐことです。

◆総合的な治水対策の例

 

 

 

(仮称)武庫川委員会準備会議の開催に至る経過

1 武庫川では、ゼロベースから河川整備基本方針を策定することとし、河川法以上の取り組みとして、その段階から幅広い意見を聴くため、「(仮称)武庫川委員会」を設けることとしました

武庫川の治水対策を進めるにあたり、地域住民との合意形成に向けた新たな取り組みを行うとともに、総合的な治水対策について検討を進め、河川整備基本方針を策定することとしています。

 そのためには、行政と学識経験者および地域住民が参画・協働し、責任ある立場で議論できる仕組みづくりが必要であると考え、河川法以上の取り組みとして、河川整備基本方針の段階から学識経験者や地域住民の幅広い意見をいただくために、「(仮称)武庫川委員会」を設置する予定です。

 

2 河川整備基本方針策定に向けた仕組みづくりの段階から、情報共有の取り組みを幅広く進め、広く地域の意見を聴取しました

◆勉強会(講習会)

◆勉強会(ウォーク)

◆出張むこがわ教室

◆出前講座

◆ホームページ

◆お知らせむこがわ

 

治水計画の技術的な検討と併せて、住民団体等への説明・意見交換をはじめ、一般の住民を対象に勉強会や出張むこがわ教室の開催、住民や小学生への出前講座の実施、ホームページの開設、情報誌の発行など、情報共有の取り組みを幅広く進めてきました。

また、その過程で河川整備基本方針策定に向けた仕組み等について多くの意見をいただきました。

 

 

3 「(仮称)武庫川委員会」のあり方を検討するために準備会議を開催することとし、地域住民に委員として参画していただくこととした

いただいた意見をもとに、委員会の透明性や公平性を確保するため、委員会のメンバー選定や運営方法についてオープンな議論を行う「(仮称)武庫川委員会」準備会議を設置することとしました。

 準備会議のメンバー選定にあたり地域の意見を広く聴取するとともに、学識経験者だけでなく地域住民にも委員として参画していただくこととしました。

◆河川整備基本方針策定の仕組み

なお、武庫川の河川改修工事はこの間も着実に進め、治水安全度の向上に努めてまいります。

お願い

準備会議傍聴にあたってのお願い

 第1回準備会議は傍聴できますが、傍聴の際には以下の点にご注意願います。

 ○ 会議中は静粛にして下さい。

○ 議長の許可無く発言しないで下さい。

○ 委員の発言に対し、拍手その他の方法により公然と可否を表明しないでください。

○ 会議は撮影可ですが、会議の進行、他の傍聴者の傍聴に支障になるような行為はご遠慮ください。

○ 準備会議が議事において非公開の決定をした場合など、会議の中途で退場いただく場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

                                                                      「(仮称)武庫川委員会」準備会議事務局


お問い合わせ

部署名:阪神北県民局 宝塚土木事務所

電話:0797-83-3198

FAX:0797-86-4329

Eメール:Takarazukadoboku@pref.hyogo.lg.jp