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更新日:2020年4月13日

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放射光産業利用の推進

1.兵庫県ビームラインの運営

SPring-8

兵庫県では、放射光の利用機会を提供するため、兵庫県ビームラインを設置しており、放射光利用層の拡大を通じて、産業利用の一層の促進を目指します。


放射光の産業利用を推進しています

兵庫県内には、世界最高性能の放射光施設「SPring-8」があります。放射光産業利用を普及する事業をきめ細かく実施し、放射光利用のすそ野の拡大を目指しています。

放射光とは?

放射光とは高いエネルギーを持って光に近い速度になった電子の進む軌道が、電磁石の力で曲げられたときに、その接線上に放射される強い光(電磁波)のことで、1億分の1センチメートルというような原子や分子の世界をはっきりと見ることのできる、とても明るい光です。

放射光を使い、これまでの観測手段では見ることができなかった、物質表面の原子の並び方やその3次元構造がわかってくることで、まったく新しい機能を持った材料をつくることができるかもしれません。

さらに、多種多様のタンパク質の構造解析が進めば、食品、医薬・農薬、化学、エネルギー、環境、農水産、電子・機械など多くの分野での応用が期待されます。

SPring-8のページへ(外部サイトへリンク)

兵庫県ビームライン

「ビームライン」とは放射光の取り出し口で、「兵庫県ビームライン(BL24XU)(BL08B2)」は、県が自前で設置し、占有して利用している「専用ビームライン」です。SPring-8の産業利用を先導し、その利用を通じて、産業界の幅広い研究ニーズに的確に応えるほか、放射光の利用が進んでこなかった分野への利用層の拡大、技術者・研究者の育成等を目指しています。

【問い合わせ先】(公財)ひょうご科学技術協会 兵庫県放射光研究センター(外部サイトへリンク)

BL24XU

BL08B2

2.播磨科学公園都市の研究活動支援

播磨科学公園都市で展開される学術研究活動に係わる研究者や技術者を支援するための施設である先端科学技術支援センター(外部サイトへリンク)の管理運営を行うとともに、世界最大の大型放射光施設SPring-8(外部サイトへリンク)の産業利用を推進することにより、放射光を活用した研究開発拠点の形成を目指します。

先端科学技術支援センターの管理運営を行っています

先端科学技術支援センター

「県立先端科学技術支援センター」播磨科学公園都市で展開される学術研究活動に関わる研究者や技術者に、交流の場を提供する施設です。
  • 所在地:赤穂郡上郡町光都(播磨科学公園都市内)
  • 施設内容:宿泊、貸会議室、展示室

 

 

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お問い合わせ

部署名:産業労働部 新産業課

電話:078-362-4157

FAX:078-362-4273

Eメール:shinsangyo@pref.hyogo.lg.jp