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「2025年を振り返って」
今年も残すところわずかとなりました。4月に阪神南県民センターに来てから、地域の多彩な魅力と活力を感じる9か月でした。今月は、最近訪れた場所の中から、印象に残ったスポットをいくつかご紹介します。
まずは、甲子園会館。「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と並び称され、阪神間における高級社交場としても賑わった、歴史ある建物は、現在、武庫川女子大の上甲子園キャンパスにあります。私は今回、11月の下旬に実施された一日限りのライトアップイベントに行ってきました。夜の光に包まれた旧甲子園ホテルの姿は幻想的で美しく、少しタイムトリップしたような感覚になり、阪神間モダニズムの美に魅了されました。大学キャンパスとなった現在も、授業に差支えのない範囲で、事前申込制の見学を受け入れられています。昼間の建物も素敵ですので、ぜひ訪れてみてください。
続いて訪れたのは、西宮の酒蔵通り。灘五郷の中で宮水が湧き出る西宮郷と今津郷を結ぶ通りです。酒造メーカーのアンテナショップが点在していて、ワンコイン試飲やお酒の量り売り、酒粕やお酒スイーツなどのショッピングが楽しめます。今回は酒ミュージアムで酒造りの歴史にも触れてきました。そして、締めは、酒蔵直営のレストランでお食事と一緒に日本酒を楽しみました。とても美味しかったです。ひょうごフィールドパビリオンにも登録されていますし、近くには、西宮神社や今津灯台など観光スポットもたくさんあって、いろいろな散策コースが紹介されていますので、参考にしてください。
そばを通っても緑が多く、休憩できるベンチもあって、地域に開かれた施設です。物流機能と地域貢献が両立していることに大きな意義を感じました。
最後にご紹介するのは阪神電鉄大物駅から徒歩すぐにある、阪神タイガースの2軍球場「ゼロカーボンベースボールパーク」、環境とスポーツを掛け合わせた挑戦を進める球場です。「未来をずっと青空にする球場」として、太陽光発電や蓄電池の導入、省エネの徹底などにより脱炭素社会に貢献する新しい野球場です。9月には試合も見に行きましたが、平日でも観客で賑わっていて、この球場をメインに活動する球団マスコット「コラッキー」は可愛いです!11月には、阪神タイガースの優勝報告会もここで行われ、尼崎市の多くのファンの皆さんが選手や藤川監督と歓喜を分かち合いましたし、隣接する小田南公園野球場も含め、地域のイベントも行われていて、とても地域に親しまれている球場です。
こうして振り返ると、阪神南地域は「にぎわい」「歴史」「文化」「産業」そして「未来への挑戦」が重なり合う地域です。来年も、地域の皆さまとともに、この地域の魅力をさらに磨き、発信していきたいと考えています。 本年もありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。
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