兵庫県立芸術文化センター能登半島地震舞台芸術活動支援募金の活用報告

記者発表日時：2025年12月10日10時

担当部署名／県民生活部芸術文化課企画運営班 外郭団体名等／兵庫県立芸術文化センター　直通電話／078-362-3146

1.趣旨

2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」からの復興支援を目的として実施した募金活動で皆様から賜りました支援金（10,143,196円）について、寄附先の能登地方3市3町（七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町）から、各地域の小・中学校における楽器・音楽備品の購入報告がありました。

子どもたちからは、感謝の気持ち、新しい楽器に触れる嬉しさ、何よりもみんなで一緒に演奏できることへの喜びの声が届きました。

あらためて、皆さまから賜りました温かいご支援に深く感謝申し上げ、下記演奏会にて、報告します。

2.報告日時等

令和7年12月11日（木曜日）～14日（日曜日）KOBELCO大ホール

「開館20周年記念演奏会」および「第165回定期演奏会」

各日、開演（15時00分）前に、佐渡裕芸術監督より報告

3.報告内容

（1）購入した主な楽器等（R7.12月現在）

七尾市	4中学校	クラリネット、トランペット、コンサートハバスドラム、ヴィブラフォン等64点
輪島市	6小学校	バウンダリーマイク、学校教育用箏セット、文化箏等12点
珠洲市	7小学校 1小中学校 1中学校	締太鼓・平太鼓・小太鼓セット、マーチングドラム一式、電子キーボード、指揮台、譜面台、マラカス、トーンチャイム等77点
志賀町	2小学校 2中学校	マーチングキーボード、指揮台、トロンボーン、ユーフォニアム等37点
穴水町	2小学校 1中学校	グロッケン、電子キーボード、箏セット等16点
能登町	5小学校 3中学校	ラテン楽器一式、文化箏、ハーモニーディレクター、マーチングドラム一式、譜面台、トライアングル、カスタネット等114点

（2）子どもたちからのメッセージ（主なもの）

新しい楽器は軽くて演奏しやすく、音もきれいです。運動会の鼓笛演奏が盛り上がりました。
寄付でいただいたと聞いて、とても嬉しく思いました。教科書で見た琴を実際に弾くことができて嬉しかったです。「さくらさくら」を弾くことができました。
譜面台が新しくなったら、気持ちも上がって練習も今までよりもさらに楽しくなりました。
これまでの基礎練習はメトロノームを使用していたけれど、寄贈いただいたハーモニーディレクターなどを使うことで、格段に練習しやすくなりました。
楽器は少しの衝撃で傷むことがあるので大切に使っていきたいです。1～6年生で大切に使いたいと思います。
美しい音色と共に、吹奏楽部のみんなでよりよい曲づくりをするために日々頑張っています。寄付してくださった楽器と一緒に作る音楽は、音楽本来の美しさを表現できる第一歩になると感じました。