ホーム > 2024年12月記者発表資料 > 兵庫県立大学と東京応化工業株式会社との連携協力協定の締結

ここから本文です。

兵庫県立大学と東京応化工業株式会社との連携協力協定の締結

記者発表日時:2024年12月23日14時

担当部署名/総務部教育課大学振興班  直通電話/078-362-3103

 兵庫県立大学高度産業科学技術研究所と東京応化工業株式会社は、ニュースバル(NewSUBARU)放射光施設の供用開始(2000年1月)以来、半導体微細加工用のフォトレジストに関する共同研究を行い、半導体素材の化学物質に関する新たな特性の発見など産業利用につながる研究を行ってまいりました。

 このたび、同研究所との共同研究を拡充することを契機として、これまでの活動を発展させ、相方の経営ビジョンの実現を目的として、組織、分野を越えた多様な連携を推進、加速すべく、連携協力の推進に関する協定を締結します。

 今後は、幅広い分野で人材の育成・交流や研究成果の社会活用等の連携・協力を深め、ともに社会課題の解決に向けた取り組みを進めていきます。

1 協定締結式の実施について

 (日 時)令和7年1月16日(木) 14時30分~16時30分

 (場 所)NewSUBARU放射光施設管理棟(大会議室)

 (出席者)東京応化工業株式会社

  種市 順昭 代表取締役 取締役社長兼執行役員社長

     大森 克実 執行役員 開発本部本部長

     佐藤 和史 開発本部エグゼクティブフェロー

      兵庫県公立大学法人兵庫県立大学

       髙坂 誠  副理事長兼学長 

       小川 佳宏 副理事長兼事務総長 

       畑  豊  理事兼副学長

2 連携・協力事項

(1)共同研究講座の設置等による共同学術研究の実施並びに研究者及びマネージャーの育成・交流

(2)事業化に向けた知財戦略の策定のため、また、スタートアップ・ベンチャー支援等のための人材の育成・交流

(3)組織、分野を越えた多様な連携の推進による研究成果の事業化、社会活用推進及びそれに向けた新たな規制や法制度等の研究、実証事業等の実施

3 調印式の取材について

 NewSUBARU放射光施設は独立研究開発法人理化学研究所が包括的運営を行う大型放射光施設SPring-8の敷地内に設置されており、入構手続きが必要になります。

 取材いただける場合は、令和7年1月10日(金)までに高度産業科学技術研究所宛に取材申し込みをして下さい。

4 問い合わせ先

(1)連携協定の内容等 

兵庫県立大学事務局副局長兼教育企画部長 西島(にしじま)

電話: 078-754-6136

(2)調印式の取材等

兵庫県立大学高度産業科学技術研究所 佐々木(ささき)

電話: 0791-58-0249

【参 考】

1 東京応化工業株式会社の概要

 東京応化工業株式会社(tok)は、1940年(昭和15年)10月25日設立、売上高:1,622億70百万円(連結/2023年12月)、従業員:1,877名(連結/2023年12月)の化学材料メーカー。

 半導体・ディスプレイ等のフォトリソグラフィプロセスで用いられる感光性樹脂 (フォトレジスト)・高純度化学薬品を中心とした製造材料、その他無機・有機化学 薬品等の製造・販売

2 兵庫県立大学高度産業科学技術研究所の概要

 高度産業科学技術研究所は、光科学技術を中心とした先端的科学技術の研究と共に、県下企業等との共同研究等による新産業技術基盤の創出をはかり、産業支援を行うことを目的として平成6年4月に設置され、大学が所有する放射光施設では国内最大の「ニュースバル(NewSUBARU)放射光施設」の運営及び管理を行っています。

 先端半導体用リソグラフィー技術の開発、材料開発、次世代電池技術に関する 放射光化学分析、X線イメージングによるエレクトロニクス材料の顕微分光分析など、軟X線領域の放射光を用いた基礎研究と産業界との共同研究開発を行っています。(https://www.lasti.u-hyogo.ac.jp/NS/newsubaru.html(外部サイトへリンク)