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キッズ画伯が大集合!列車内鉄道絵画展
北播磨県民局が事務局となっている「JR加古川線・神戸電鉄粟生線・北条鉄道利用促進協議会」では、鉄道の利用促進と沿線地域の活性化を目的に、「列車内鉄道絵画展」を開催しています。
この取り組みは平成19年に始まり、兵庫県内の小学生や園児が描いた列車や駅舎をテーマにした絵画を、実際の列車内に展示するというユニークな企画です。
子どもたちの目線で描かれた色鮮やかで迫力満点な作品、あるいは繊細で緻密な作品に描かれている列車や駅舎の風景は、見ているだけで心が躍り、何度眺めても飽きることがありません。
この絵画展は、子どもたちの創造力を育むだけでなく、地域の人々が鉄道を身近に感じる貴重な機会にもなっています。作品には、日常の風景の中にある鉄道の魅力がぎゅっと詰まっており、地元への誇りや愛着が自然と伝わってきます。
令和7年度の絵画展には、608点の応募がありました。
大賞は西脇市立重春小学校6年・岩崎芽衣さんの「日本のへその宝物」です。JR加古川線日本へそ公園駅に停車する車両とその周囲の風景を、様々な緑色を巧みに使い分けて描いた作品で、奥行きと空気感が見事に表現されています。

加古川線賞は「でんしゃにのってどこまでも」。緑色の車両が印象的な加古川線の電車。乗客のみなさんの笑顔がとても印象的です。
粟生線賞は「ウルトラマン列車、もうすぐ市場駅」。神戸電鉄ウルトラプロジェクトのイベント電車が描かれています。今にも「シュワッチ!」という声が聞こえてきそうな、ワクワクする一枚です。
北条鉄道賞の「4時45分出区点検開始」は、朝の静けさがしみわたるような一枚です。電車のライトの描写が美しく、その光に照らされた運転士さんの制服の背中のシワまで描かれています。一日の静かな始まりの一瞬を丁寧に観察し緻密に描いた一枚です。

入賞作品は、兵庫県ホームページに掲載しています。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/nhk02/07kaigaten.html
キッズ画伯たちの感性あふれる作品が、実際の列車内に展示されるのもこの絵画展の魅力のひとつです。列車に揺られながら、沿線の風景とともに絵画を楽しむことができる、まさに“動く美術館”。秋の心地よい季節、ぜひ列車に乗って北播磨地域を訪れ、子どもたちの力作と地域の魅力を体感してみてください。
列車内展示(608点)
全ての応募作品(規格外を除く)を、描いた鉄道の列車内に順次展示します。
| 応募作品数 | 展示期間 | |
| JR加古川線 | 325点 | 11月7日(金曜日)~12月24日(水曜日) |
| 神戸電鉄粟生線 | 120点 | 11月13日(木曜日)~12月2日(火曜日) |
| 北条鉄道 | 163点 | 11月10日(月曜日)~12月下旬 |
巡回展示(14点)
入賞作品は、下記のとおり巡回展示を行います。
| 展示場所 | 展示期間 |
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イオンモール加西北条1階サルビアコート (加西市北条町北条308-1) |
1月23日(金曜日)午後~1月30日(金曜日)午前 |
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やしろショッピングパークBio1階情報プラザ (加東市社1126-1) |
2月6日(金曜日)午後~2月13日(金曜日)午前 |