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淡路ファームパークイングランドの丘のコアラが出産しました

記者発表日時:2024年2月1日10時

担当部署名/農林水産部農産園芸課農産班  直通電話/078-362-9217

「淡路ファームパークイングランドの丘」で飼育展示しているコアラ「ウミ」の出産については、昨年8月に嚢児(未熟な状態の産子)が育児嚢(母親のお腹の袋)に移動し、その後経過を観察していましたが、この度、別添写真のとおり1月26日(金曜日)12時00分頃に、順調に生育をした産子が育児嚢から顔を出したことが確認できました。ウミは来園後2回目の出産ですが、前回の産子は育児嚢の中で死亡しています(R5.1)。

1 ブリーディングローン契約により第一子(今回該当)については、貸し手側の動物園の帰属となりますが、
 当面は当施設で飼育の予定です。
 ※ブリーディングローン契約・・・動物の所有権は残したまま動物園同士が相互に動物を貸し出しあるいは借り入れする契約をいう。


2 親コアラ

性別 名前 年齢 来園月 入手先等
ウミ 9歳 R3.9 神戸市王子動物園(鹿児島市平川動物公園所有)
ピーター 7歳 R3.9 神戸市王子動物園(名古屋市東山動植物園所有)

各々の所有施設から神戸市王子動物園がブリーディングローンで借り受けていたものを当施設で再借り受けしている。

3 これまでの経緯
令和5年6月26日 ペアリングの実施(交尾)
 令和5年8月6日 嚢児(未熟な状態の産子)が育児嚢へ移動
 令和6年1月26日 育児嚢から産子が顔を出す。


4 今後の予定
 今後、性別がわかり次第、愛称を公募により募集する予定です。


5 コアラの生育の特徴
(1)コアラの子は、受精後約35日で出生し、生後すぐに自力で育児嚢に入る。
(2)生後約180日間を育児嚢中で過ごし、その後は袋の外へ出たり入ったりしながら成長していく。
(3)生後約220日頃から育児嚢に入らなくなり、ユーカリを食べることが多くなる。
(4)生後約1年で離乳し、その後約1年間は母親の側で生活する。


6 過去の出産状況

名前 父母 育児嚢への移動 備考
康・幸 H2.4 腎不全による尿毒症(H3.4死亡)
アオイ 友・ミズキ H14.8 協議により東山動植物園帰属、H16.10移送
そら アーク・ゆめ H24.8 協議により天王寺動物園帰属、H27.12移送
だいち アーク・ゆめ H25.8 当園で現在飼育中



7 取材について
 上記に関して、電話取材とし、淡路ファームパークイングランドの丘所長出口・動物担当後藤が対応いたします。その際に画像を提供いたします。TEL:0799-43-2626