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フルサト・マルカホールディングス株式会社との森づくり活動協定締結

記者発表日時:2024年3月4日10時

担当部署名/農林水産部治山課森づくり普及班  直通電話/078-362-3613

兵庫県では、企業や団体が社会貢献活動の一環として森林保全活動に取り組む「企業の森づくり」を推進しています。

このたび、フルサト・マルカホールディングス株式会社(本社:大阪市)が、兵庫県、宝塚市、公益社団法人兵庫県緑化推進協会と「企業の森づくり活動への取組に関する協定」を令和6年3月1日付けで締結しました。

平成19年から始まった兵庫県における企業の森づくり活動協定の締結は、このたびの取組みで46事例目となります。

1 活動計画

(1)計画の名称

UNISOLの里プロジェクト

(2)活動期間

5年間(令和6年4月1日~令和11年3月31日)

(3)活動場所

県立宝塚西谷の森公園(宝塚市境野字保与谷14-1ほか)

(4)活動区域面積

1.6ha

(5)森林の現況

活動地一体の森林は、1960年代に始まる燃料革命前まで薪や炭を採取する里山林として長年にわたり人々に利用され、冬に落葉するコナラなどの広葉樹で構成された明るく種の多様性に富んだ元気な森でした。

しかし、人々の手が入らなくなったことで競争力の強い少数の照葉樹*が繁茂し、林内が暗くなった結果、明るい環境を好む低木や草本類などに適した生育環境が失われ、生物の多様性保全といった里山林が持つ多面的な機能が低下しつつあります。

照葉樹:冬でも落葉しない広葉樹で、太陽の光で葉の表面がキラキラ光ることから照葉樹と呼ばれています。

(6)主な活動の内容

里山林を再生するため、社員等が、選択的に照葉樹を伐採するなど森づくりに取り組まれます。

加えて、落ち葉から腐葉土を作る試みや、伐採木等を等高線上に配置し、表土が流亡しないよう抑えるなど、表土が流亡してやせた土壌を改良し、草本等の多様性を高め、明るい健康な森を創出することを計画されています。

また、昆虫などの棲み家となるエコスタック(葉や木の枝などを積んだもの)を設置し、多様な生きものが集まる森へと育むほか、公園利用者が森を快適に散策できる道づくりや休憩スペースの整備が行われる予定です。

2 県立宝塚西谷の森公園について

所在地:宝塚市境野字保与谷14-1ほか

面積:101ha

概要

人と自然が共生する豊かな森づくりを推進するため、6番目の「ふるさとの森公園」として平成20年7月に開園。宝塚北部に残る豊かな自然をいかした里山公園で、かやぶきの農舎や湿地、ため池などがある2つの大きな谷(東の谷・西の谷)と里山林で構成されており、この2つの谷を結ぶ散策道や展望舎などが整備されています。

なお、フルサト・マルカホールディングス株式会社の活動地は、西の谷に位置しています。

 

  • 企業の森づくりについて
    概要・取組事例((公社)兵庫県緑化推進協会ホームページ)
    https://hyogo-green.net/corporate_forest01.html
  • フルサト・マルカホールディングス株式会社ホームページ
    https://www.unisol-gr.com/
  • 県立宝塚西谷の森公園ホームページ
    https://nishitaninomori.jp/