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『六甲山の災害展』の開催

記者発表日時:2024年7月29日10時

担当部署名/農林水産部治山課、土木部砂防課、神戸県民センター(六甲治山事務所、神戸土木事務所)  直通電話/078-362-3471

 平成9年より毎年2週間にわたり、来場者の山地災害に関する知識や防災意識の向上を目的として「六甲山の災害展」を開催しています。明治時代は木が生えていなかった六甲山系の森林復興の歴史や、来年30年の節目をむかえる平成7年の阪神・淡路大震災の際に発生した山地被害と復旧状況のパネル展示を行います。また会場には動きのある降雨体験装置や土石流実験装置等を常備し、災害時の状況を目で見て体験していただけるようにします。

 

1.開催日時
令和6年8月14日(水曜日)~8月25日(日曜日)
[8月19日はセンター休館日のため、非開催]
9時30分~17時30分(入館は16時30分まで)

 

2.開催場所
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 西館1Fロビー
住所:〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2、電話:078-262-5050

 

3.開催内容
(1)六甲山系の土砂災害発生状況のパネル展示
阪神・淡路大震災から30年の節目となる2025年1月17日を迎えるにあたり、六甲山系における震災時の山地被害状況と復旧状況等をパネルで紹介します。

(2)六甲山系立体模型等の展示

  • 治山ダムや砂防堰堤の整備状況をリアルに見ることができ、六甲山の緑や市街地を守っていることが理解できる立体模型を展示します。
  • 国土地理院等が主催する「第27回全国児童生徒地図優秀作品展」で「国土交通大臣賞」を受賞された作品「成徳の防災」と題した立体地図を展示します。

(3)土石流模型実験装置等の実演

  • 2台の土石流模型実験装置(長さ3m、高さ1.5m)により流木・土石流を再現し、家屋や道路の被害の様子を、治山ダム等が整備されている場合と整備されていない場合で見比べ、災害に対する抑止効果を体感できます。
  • 降雨体験装置“カッパくん”により、山崩れ等が起きやすい集中豪雨(時間雨量30mm~100mmの人工降雨)の強さや降り方を目や耳で体感できます。
  • 山腹斜面において、R・R(ロープネット・ロックボルト)併用工法が施工されている場合の山腹崩壊の防止効果を実演します。(土日のみ)
  • 森林土壌を再現した実験装置で、森林のある場合とない場合を見比べ保水力の違いを体感できます。
  • 地すべりや急傾斜地崩壊による土砂災害発生のメカニズムや、対策が施されている場合の防止効果を小型模型により実演します。

(4)配布物
ハザードマップ(神戸市のみ)

 

4.共催者
兵庫県、神戸市、国土交通省近畿地方整備局六甲砂防事務所

 

5.協力者
(一社)兵庫県治山林道協会

 

6.その他
(1)当災害展は、人と防災未来センターで開催されている「夏休み防災未来学校2024」のプログラムのひとつとして開催します。
(2)実験装置実演の映像や過去の災害映像(阪神大水害デジタルアーカイブなど)、その他防災に関するウェブサイトが閲覧できるポータルサイト型ホームページを作成し、公開しています。(https://www.rokkosan-saigaiten.jp/)