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ひょうご豊かな海発信プロジェクトのリーフレット 「豊かな海を取り戻そう」が完成

記者発表日時:2025年10月15日10時

担当部署名/農林水産部水産漁港課漁業経営班  直通電話/078-362-3480

1 リーフレットの概要

兵庫県の瀬戸内海では、ノリ養殖を含む養殖業や、漁船での漁業がこれからも続けられるよう、漁業者等が海を豊かにするための活動を行っています。
この度、「ひょうご豊かな海発信プロジェクト」や関係団体が連携して、これらの活動を紹介するリーフレット「豊かな海を取り戻そう」を作成しました。
特に、ここ3年連続で全国トップの生産を誇るノリ養殖を支える「栄養塩管理運転」を、図やイラストでわかりやすく説明しています。
10月頃から始まるノリ養殖シーズンや、秋に県内で実施される各種イベント等にあわせて配布する予定です(約1,000部)。

  • 第46回兵庫県民農林漁業祭【令和7年10月18~19日(土・日)県立明石公園】
  • 兵庫県漁業協同組合連合会が実施する料理教室
  • 兵庫県水産技術センターが受け入れる小中学生等の社会見学 など

2 豊かな海に向けた主な取組

(1)漁業者による主な取組

  • 海底耕耘:漁船で海底を桁で耕し、底質を改善
  • ため池のかいぼり(池干し):農業者と連携して、ため池の豊富な栄養分を放流
  • 漁業者の森づくり:消費者や小学生と一緒に植樹や除伐等を実施
  • 有機肥料による栄養供給(R2から試験):海藻や底生生物を増やす取組

(2)県による主な取組

  • 下水処理場や企業の工場などによる栄養塩管理:県内33か所の施設では海に必要な栄養を多く放流する取組を実施
    加古川下流浄化センターでは、令和7年から冬季だけでなく一年を通じて栄養を多く放流する取組を開始。ノリ養殖等を支える大きな力となることが期待されます。
  • 「豊かな海再生種苗」の生産・放流(R4から本格生産)
    海底の有機物を分解し栄養塩類の放出が期待されるナマコやクマエビを放流し、海底への栄養循環を促進。

3 ひょうご豊かな海発信プロジェクト協議会とは

水産関係団体等(漁業協同組合連合会、生活協同組合、水産行政、試験研究機関)で構成された協議会で、平成30年から豊かな海再生に向けた取組や情報発信を行っており、ひょうご豊かな海づくり県民会議と連携して活動しています。
事務局:兵庫県漁業協同組合連合会指導部 Tel:078-940-8013

4 問い合わせ先

兵庫県農林水産部水産漁港課
漁業経営班(リーフレットのこと) 担当:中桐 Tel:078-362-3480
漁政班(豊かな海のこと) 担当:佐藤 Tel:078-362-3478