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特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」を目撃したら通報フォームから情報をお寄せください

記者発表日時:2024年9月10日10時

担当部署名/環境部自然鳥獣共生課自然環境保全班  直通電話/0783623389

 外来生物法で特定外来生物に指定されている「クビアカツヤカミキリ」は、サクラやウメ、モモなどバラ科の樹木を食害し、枯死させる外来昆虫で、非常に強い繁殖力を持っています。本県では、令和4年度以降、5市(明石・芦屋・神戸・西宮・三田)の街路樹や公園樹などで確認されています。

 今年度は、県(自然鳥獣共生課)において、8月末までに成虫49頭、被害木99本を確認しています。昨年度(成虫15頭、被害木42本)と比較して、頭数・被害木数とも大幅に増加しており、今後さらなる被害の拡大が危惧されています。

 被害拡大を防ぐには、県民の皆さんからの情報が非常に重要な手がかりとなります。

 県では、電話やメールで情報提供をいただいておりましたが、これに加えて、より容易に、また幅広く情報提供いただけるよう目撃情報通報フォームを作成しました。
クビアカツヤカミキリと疑われる成虫やフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)を発見した場合は、電話(078-362-3389)・メール(shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp)のほか通報フォームからでも情報をお寄せいただくようご協力をお願いします。

クビアカツヤカミキリ目撃情報通報フォーム

 スマートフォン等から簡単に通報できますので、ご活用ください。
 URL:https://arcg.is/1fS1TS

 QRコードはこちら↓

 kubiakaform

提供いただきたい主な情報

  1. 発見日
  2. 発見したもの(成虫、フラスなど)
  3. 発見場所
  4. 木の種類
  5. 写真

フラスについて

 成虫の活動は主に5~8月ですが、フラスは一年中見ることができます。フラスを撮影する場合は、下記参考写真のように、

  • 被害木の樹種等が分かるように引きで撮った写真
  • フラスをズームで撮影した写真

を添付してください。

<参考写真>

hurasu1 hurasu2 hurasu3

 

県の通報先

 兵庫県環境部自然鳥獣共生課(電話 078-362-3389)

 メールアドレス shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp

 

(参考1)特定外来生物とは・・・

「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)に基づき、生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来生物として環境省が指定した生物。指定されると、原則として、飼養、栽培、保管等が禁止され、防除の対象。このため、生きたまま持ち運ぶことは禁止。
 

(参考2)クビアカツヤカミキリの特徴

 全国各地で侵入が確認されているクビアカツヤカミキリは、人体に害はない昆虫であるが、サクラやモモ・ウメなどバラ科の樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らすことで、農業被害や倒木などの被害を発生させる。

  • 黒い体に赤い首、体長は2~4cm
  • 大変繁殖力が強く、成虫は5月末~8月に活動、樹皮に最大で1000個近くの卵を産む。
  • 幼虫は、樹木の内部を食い荒らし、フラス(木くずと幼虫が出す排出するフンが混ざったもの)を大量に出しながら2~3年かけて成長する。このため、食害が進むと樹木が枯死し、ウメ・モモなどの果樹園では、農業被害の発生、公園や街路樹等では倒木などの被害の発生が懸念される。

クビアカ