更新日:2022年12月21日

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「コウノトリ育む農法」とは

コウノトリ育む農法の定義

 

おいしい農産物と多様な生きものを育み、コウノトリも住める豊かな文化、地域、環境づくりを目指すための農法です。(安全な農産物と生きものを同時に育む農法)

 

 

育て方の概要                                    【令和元年8月改訂】※ただし、令和2年産の栽培から適用

<水稲>                                   

項目

主な内容

環境配慮

1 生きものの多様性確保

  • 中干し前にオタマジャクシの変態確認

2 化学合成農薬削減
(1)農薬を使用しないタイプ

 

(2)農薬使用を減らすタイプ

 

 

 

 

 

 

 

(3)農薬削減技術導入

 

 

(1)栽培期間中不使用

 

(2)兵庫県地域慣行レベルの7.5割以上低減

・農薬を使用する場合は普通物とし、「登録農薬有効成分の毒性・水産動植物に

対する影響等」における「水産動植物への影響に係る使用上の注意事項」で、水

産動植物(魚類、甲殻類、藻類)のうち魚類に影響を及ぼす、と記載されている

農薬及びネオニコチノイド系薬剤は使用しない

 ただし、「有機農産物の日本農林規格」で使用が認められている農薬は使用可

とする


(3)温湯や食酢による種子消毒(化学合成農薬不使用)、畦草管理

 

3 化学肥料削減

  • 栽培期間中不使用

水管理

  • 冬期湛水及び早期湛水(冬期湛水が実施困難な場合は早期湛水のみでも可)
  • 深水管理、中干し延期

資源循環

  • 牛糞堆肥・鶏糞堆肥等、地元有機資材を活用

その他

  • 各種認証の何れかを取得
    (有機JAS、ひょうご安心ブランド、コウノトリの舞、コウノトリの贈り物)

 

<大豆>

項目

主な内容

環境配慮

1 生きものの多様性確保

  • コウノトリ育む農法(水稲)に取り組む
  • 生きものの確認(開花期~着莢期前後)

2 化学合成農薬削減
(1)農薬を使用しないタイプ


(2)農薬使用を減らすタイプ

 

 

 

 

 

 

 

(3)農薬削減技術導入

 

 

 

 

 

(1)栽培期間中不使用

 

(2)兵庫県地域慣行レベルの7.5割以上低減

・農薬を使用する場合は普通物とし、「登録農薬有効成分の毒性・水産動植物に

対する影響等」における「水産動植物への影響に係る使用上の注意事項」で、水

産動植物(魚類、甲殻類、藻類)のうち魚類に影響を及ぼす、と記載されている

農薬は使用しない

 ただし、「有機農産物の日本農林規格」で使用が認められている農薬は使用可

とする

 

(3)中耕除草、畦草管理

 

 

 

3 化学肥料削減

  • 栽培期間中不使用

資源循環

  • 牛糞堆肥・鶏糞堆肥等、地元有機資材を活用

その他

  • 各種認証の何れか取得
    (有機JAS、ひょうご安心ブランド、コウノトリの舞、コウノトリの贈り物)

 

県民局による支援

「コウノトリ育む農法拡大総合対策事業」により、コウノトリ育む農法の拡大に向け支援しています。

主な事業内容

  1. コウノトリ育む田んぼ塾
    栽培技術レベルの高い農業者(アドバイザー)による指導により、円滑な技術習得を推進
  2. コウノトリ育む農法取組拡大に向けた条件整備支援
    • (1)新規取組団体等へのスタートアップ支援
    • (2)取組を拡大する集落等への栽培経費支援
    • (3)育む農法に必要な共同利用機械施設導入に対する支援
  3. コウノトリ育む農法のPR活動等

 

これまでの取り組み経過

 

コウノトリ育むお米の購入は、たじま農業協同組合ホームページ(外部サイトへリンク)

 

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 豊岡農林水産振興事務所 農政振興課

電話:0796-26-3694

FAX:0796-24-8163

Eメール:toyookanourin@pref.hyogo.lg.jp