兵庫県では、森林を県民共通の財産と位置づけ、森林ボランティアの育成など県民総参加による森づくりを推進しています。
この度、その趣旨への賛同のもと、森林ボランティア活動の輪を社会全体に拡げ深めていくことを目的に県内の森林ボランティア団体により設立された兵庫県森林ボランティア団体連絡協議会が、森林ボランティア活動について紹介する広報誌「森と人と。」を制作し、発行されましたのでお知らせします。
1 広報誌「森と人と。」の主な内容
(1)表紙:フォレスター松寿(神戸市)の活動レポート
六甲山の登山道・魚屋道(ととやみち)の一部を活動地とし、雑草木の刈り払いや除伐などを行っている様子を写真を中心に紹介されています。
(2)中面1:虫生川周辺の自然を守る会(川西市) 代表 菅原 八重子 氏 インタビュー
川西市内ニュータウンの一角で荒廃していた里山林「虫生の森」をゴミ拾いから一人で活動をはじめ、今や地域の憩いの森へと再生させた菅原氏の活動談や、森づくりによりシロバナウンゼンツツジなどの希少かつ多様な動植物が林内に戻りつつあることが紹介されています。
(3)中面2
ア 月ごとの活動内容を紹介する歳時記:あびき湿原保存会(加西市)
イ 参加可能なイベントの紹介:ほくら~ととや森の世話人倶楽部(神戸市)、渓のサクラを守る会(川西市)、的形ふるさと里山会(姫路市)
ウ 作業前と作業後の様子とポイント解説:よこおみち森もりの会(神戸市)、NPO法人ひょうご森の倶楽部(神戸市ほか全県) 等
エ 里山を彩る豊かな植物や昆虫の写真と解説、炭やクラフトなど里山の資源を活かした製作物などの紹介:神付・産土の森の会(神戸市)、よこおみち森もりの会(神戸市) 等
オ 森林ボランティア活動概論:(一社)ブナを植える会(神戸市)代表理事兼同協議会会長 桑田 結 氏
(4)裏面
ア フォトアルバム「みなさんの「笑顔」の写真、集めました。」
活動の楽しさが伝わるよう、もりんちゅうの会(三田市)、奥播磨夢倶楽部(宍粟市)、田和棚田交流人(佐用町)、丹波おおやま里山オーナー会(丹波篠山市)、平松区森林愛好会(丹波市)等から提供があった“笑顔”の写真を加工・編集し、フォトアルバムとして掲載されています。
イ 各地の活動団体から届いた日々のトピックス
活動を通じて体感・経験されたことを、お太子木こりん(太子町)、井出里山を守る会(淡路市)等から寄稿いただき、ミニ・トピッククスとして紹介されています。
ウ 森林ボランティア活動に関するより詳細な情報入手先
2 発行部数:約1万部
3 主な配付予定先
公立図書館、高齢者大学、県内大学・短期大学、県内各市町(社会福祉協議会含む)、各県民局(センター)農林(水産)振興事務所 等
4 希望者への配付について
森林ボランティア活動に興味があり、本誌の入手を希望される県内企業・団体や県民の皆さまには、事務局から誌面を送付可能です。詳しくは、同協議会事務局までお問い合わせ下さい。
※数に限りがありますのでご了承下さい。
5 兵庫県森林ボランティア団体連絡協議会について
(1)設立趣旨
団体間の情報交換や交流を進め、森林整備の技術、安全対策などを研鑽することにより、森林ボランティア活動の輪を社会全体に拡げ深めていくことを目的に、平成17年9月、県内の森林ボランティア22団体により設立されました。現在、県内の62団体が参加しています。
(2)事務局・配付希望連絡先
兵庫県農林水産部治山課(担当 森づくり普及班 井上、石森)
電話:078-362-3613(直通)