令和5年度 県立丹波医療センターの経営状況について
2024年9月17日
担当部署名/丹波医療センター総務部
直通電話/0795-88-5200
1 経営状況
(1) 経常収益は、令和4年度にオープンした回復期リハビリテーション病棟の安定稼働、救急患者の受け入れ促
進等による患者数の増加、手術件数や外来化学療法件数の増加等による診療単価の向上により医業収益は増
加したものの、新型コロナウイルス感染症対策関連補助金の減少により、前年度から493百万円減少し、
10,307百万円となった。
(2) 経常費用は、給与改定や退職給与引当金の増加による給与費の増加、手術件数や外来化学療法件数の増加
に伴う材料費の増や、建物・機器の修繕、保守料の増加による経費の増などにより、前年度から476百万円増
加し、11,176百万円となった。
(3) その結果、経常損益は、前年度から970百万円悪化し、870百万円の赤字となった。
(4) また、特別損失に計上される旧柏原病院建物の解体撤去に係る費用が減少したことにより、純損益は前年
度から1,182百万円の改善したものの、1,008百万円の赤字である。
※内訳及び前年度との比較については添付の記者発表資料をご覧ください。
2 診療機能の充実や施設・医療機器の整備状況
(1)診療機能の充実
1.回復期リハビリテーション病棟(45床令和4年4月1日オープン)の安定稼働
(延患者数:令和4年度12,552人→令和5年度14,507人)
2.地域医療循環型人材育成プログラムの継続実施(平成20年10月~神戸大学に委託)
(2)施設・医療機器の整備
1.磁気共鳴コンピューター断層撮影装置の更新(改良)(約1億2千万円)(6年3月)
2.手術用内視鏡システム及び経尿道手術機器一式の更新(約3千9百万円)(6年3月)
3 今後の取組
1.丹波市ミルネ診療所、健診センター、訪問看護ステーションとの一体的な運営による患者の確保
2.消防本部との連携強化による救急患者の受入促進
3.地域医療連携の強化
4.地域医療教育センターによる人材育成の推進
[参考]令和5年度兵庫県病院事業の経営状況について(添付のとおり)