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児童養護施設や里親委託など社会的養護のもとで育った子どもたちは、貧困や虐待などによる過酷な経験から、将来に夢を持ち、目標に向かって努力するといった前向きに生きる気持ちを失っていることが少なくありません。このことが次の世代に貧困や虐待を連鎖させる原因の一つと指摘する意見もあります。
兵庫県では、「ふるさとひょうご寄附金」を活用し、社会的養護のもとで生活する子どもたちの自立や夢が実現できるよう応援プロジェクトを展開します。
児童養護施設等から高校に通学している場合、学用品費、教材費、クラブ活動費などを、措置費の特別育成費(23,330円/月)の中で、まかなわなければなりません。
クラブ活動の用具やユニフォームなどが高額なためにクラブ活動をあきらめることのないよう、クラブ活動に必要な用具の購入費用等を助成します。
(※応援プロジェクトでは、県の支援として以下の事業も実施しています。)
児童養護施設等を退所する児童の多くが就職しています。施設に入所している間に、自分自身の適性を把握し、社会人として必要な知識や技能を取得することが、より円滑な自立につながります。そのため、就職セミナーや企業インターンシップへの参加に必要な費用等を助成します。
大学や専門学校等への進学を希望する児童養護施設等の高校3年生を対象に入学時に必要な入学一時金等を助成します。
令和3年度は、クラブ活動費として、41名以上の子どもたちがクラブ活動費や遠征費用で活用させていただき、就業支援として、52名が就業体験学習や資格取得のための外部研修等に参加できました。
また、大学等進学一時金として26名に助成しました。
寄付金のお申込み手続については、兵庫県ふるさと納税「ふるさとひょうご寄付金」のページ「寄付の手続」からお願いします。
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