更新日:2022年4月8日

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坑門工のデザイン

 呑口側は昭和2年、神戸有馬電気鉄道株式会社の鉄道工事に伴うトンネル延伸工事の際に約66メートル東に移設され、擬石構造に変更されました。昭和初期の構造物ですが、時代性をよく表した立派なデザインとなっています。
 吐口側は明治期のトンネルらしく煉瓦造ですが、そのデザインは本格的なネオ・ルネッサンス風の完成度の高いものとなっています。

呑口のデザイン

呑口側の坑門概要図

 呑口側の坑口デザインは古典様式の意匠となっています。
 

番号

名称

仕上げ

1

 親柱

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

2

 笠石

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

3

 飾り柱

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

4

 高欄

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

5

 説明板

 既設トンネルのものを使用

6

 飾り石

 

7

 臥梁

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

8

 くさび石

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

9

 せり石

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

10

 壁面

 自然石(花崗岩)中タタキ

 
 

吐口のデザイン

吐口側の坑門概要図

吐口側の坑口デザインはゴシック様式の大変凝った意匠となっています。 
 

番号

名称

仕上げ

1

 笠石

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

2・9・12

 飾り柱

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

3・6・10

 角縁

 既設トンネル石材をコブ出し加工

4・5

 飾り石

 

7・8

 臥梁

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

11

 レンガ

 当時のレンガと同じ形状(230×110×60)

13

 くさび石

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

14

 せり石

 自然石(花崗岩)ビシャン仕上

15

 レンガ

 既設レンガを使用(1000×1000)

16

 名板

 新規設置(650×500×150)

坑門工の復元

復元された呑口側坑門工(現況)

復元された吐口側坑門工(現況)

阪神・淡路大震災により破損した坑門工の復旧にあたっては、その構造・形状について旧坑門工のイメージの復元を図り整備されました。

 

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お問い合わせ

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