ここから本文です。
所管別では、国土交通省が約730km、農林水産省が約110kmです。そして海岸総延長の約50%にあたる約420kmが、海岸保全区域に指定されています。これらの海岸のうち、港湾課では国土交通省が所管する海岸を管理しており(神戸港海岸、古茂江港海岸を除く)、神戸市垂水区塩屋地先より加古郡播磨町喜瀬川岸までの26kmの内約19kmは国土交通省が直轄で整備しています。
海岸の利用状況は、但馬沿岸を始め海岸線の約3分の1が国立公園に指定され貴重な自然を有するとともに、日本海側の竹野浜や淡路島の小倉・慶野松原等52ヶ所の海水浴場では多くの利用者でにぎわっています。また、尼崎西宮芦屋港等ではウインドサーフィンなどマリンスポーツの場としての利用も盛んです。
海岸は、国土の狭い我が国にあって、その背後に多くの人口・資産が集中している空間であるとともに、海と陸が接し多様な生物が相互に関係しながら生息・育成している貴重な空間です。また、様々な利用の要請がある一方、人為的な諸活動によって影響を受けやすい空間です。さらに、このような特性を持つ海岸において、安全で活力ある地域社会を実現し、環境意識の高まりや心の豊かさへの要求にも対応する海岸づくりが求められています。
そこで、兵庫県でも国の方針を踏まえ、
の3つの柱を基本に海岸整備を進めていきます。
お問い合わせ