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兵庫県議会トップページ > 定例会・臨時会 > 令和6年度 > 令和7年2月第370回定例会 > 意見書 > 意見書 第60号
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更新日:2025年3月26日
警察学校における老朽化した施設の整備や空調設備設置の加速化を求める意見書
警察学校は警察職員を育成し、教育・訓練するための全寮制の施設であり、警察官として必要な知識や技術を習得、規律や心構えを身に付けると同時に「ひと」としての温かさ、他人を思いやる心を学ぶため、生徒たちは日々、一般教養や法学、警察実務や術科等に励んでいる。
こうした警察官として、地域に貢献できる人材を育成するための警察学校の施設の老朽化が全国的に進んでいる。
例えば、兵庫県においては、本館が昭和50年に建設され、築50年であり、学生寮の一部は昭和47年に建設、築53年が経過している。
また、地球温暖化の影響もあり、猛暑・酷暑が続く中、道場には空調設備がなく、熱中症等の危険にさらされている。
こうした状況を鑑み、兵庫県警は国に対し、令和7年度「警察学校等、建築物定期点検委託費」の要求を行い、機動隊や警察犬訓練所等の各警察施設点検委託費を予算要求する中で、警察学校を最優先としている。
ただ、全国的に見ると兵庫県の本館に関しては、全国63施設中37番目に古く、寮に関しては全国62施設中44番目に古い状況であり、全国には兵庫県よりも更に古い施設がある。
警察職員が学ぶ環境を改善するための施設等の整備に係る予算を拡充して、全国的に整備を加速化しなければならない。
よって、国におかれては、警察学校における老朽化した施設の建替や改修の整備、道場等の空調設備の設置の全国的な加速化を強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和7年3月26日
兵庫県議会議長 浜田 知昭
衆議院議長 額賀 福志郎 様
参議院議長 関口 昌一 様
内閣総理大臣 石破 茂 様
内閣官房長官 林 芳正 様
総務大臣 村上 誠一郎 様
法務大臣 鈴木 馨祐 様
財務大臣 加藤 勝信 様
警察庁長官 楠 芳伸 様
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