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ようこそ知事室へ
今朝、ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケートで、神戸市出身の坂本花織選手が、団体戦での銀メダルに続き、女子シングルでも見事、銀メダルを獲得されました。心からの敬意と祝意を表します。競技生活の集大成として挑まれた大舞台。これまでの困難や喜び、そして感謝など、万感の思いが込められた心揺さぶる演技で、大きな感動と勇気を届けてくれました。県としても、スポーツをはじめさまざまな分野において、未来を担う若者が自らの可能性を伸び伸びと発揮できる環境づくりをしっかりと進めてまいります。
それでは、ただいま上程になりました追加議案について、概要をご説明します。
まず、令和7年度予算の補正です。
国の経済対策補正などを踏まえ、重点支援地方交付金等を活用し、事業者の経済活動の安定化や県民の安全安心の確保に向けた取組を重点的に実施します。以下、主な内容です。
(賃上げ環境の整備支援)
企業の持続的な賃上げ環境の整備を促進するため、収益力の向上に資する設備投資を支援するとともに、経営指導員を核とした伴走型の経営指導を強化します。また、地場産業等のものづくり企業の生産性向上に向け、県の試験研究機関等の機器整備を行います。
(障害福祉サービス事業所の工賃等向上特別対策)
障害福祉サービス事業所の工賃についても、幅広い対策が重要です。販路拡大や商品開発などの取組を支援するとともに、その実施にあたっては、経営指導員等の専門家の指導も活用します。
(酒米価格の高騰対策支援)
生産量日本一を誇る本県の日本酒製造について、酒米の急激な高騰の影響を受けるとともに、海外輸出を巡る先行きも見通しづらい状況となっています。酒造会社の酒米購入費用の一部を支援し、安定的な供給と国内需要の下支えにつなげます。
(公衆浴場サービスの継続支援)
地域住民にとって重要な公衆浴場も、物価高騰の影響を受けています。清潔で快適な施設環境を維持できるよう、設備の整備・修繕等に要する経費を支援します。
(観光需要の創出)
ワールドマスターズゲームズ2027関西の開催等に向け、海外のオンライン予約サイト(OTA)やSNS等を活用した誘客促進を図ります。また、県産品の販路拡大に向けて、首都圏での物産フェアの開催や商談会への出展等を支援します。
(地域公共交通事業者・建設等事業者への支援)
2024年問題の影響を受ける物流・交通事業者や、物価・資源価格高騰に直面している建設事業者に対し、DXの推進など、生産性を高める取組等を支援します。
(農林水産事業者への支援)
今年度のマガキの大量へい死を受けて、マガキ養殖業の経営継続に懸念が生じています。このため、共済制度への加入等のリスクヘッジに取り組む養殖業者に対して、国庫補助の対象外である種苗購入費を支援します。また、資材や燃油等の高騰の影響を受けている農業・漁業者に対し、省エネ型の園芸用ハウスや漁船等の導入支援を行います。畜産事業者等に対しても、飼料・肥料価格高騰の影響を緩和するため、自給飼料の増産など、耕畜連携の取組を支援します。
(県立学校等の教育環境の充実)
県立高校等の生徒に貸与している学習用コンピュータ端末について、経年劣化している状況を踏まえて更新整備を行うとともに、物価高騰が経営を圧迫している私立学校等に対し、酷暑や防犯対策など、現場のニーズに対応する小規模な緊急修繕を支援します。
(通学路のカラー舗装更新、道路の除雪対策)
通学児童の安全を早期に確保するため、歩道のない通学路におけるカラー舗装の更新を加速するほか、先月来の降雪量増加を踏まえ、道路の除雪対策等を追加で実施します。
(自動録音装置の普及)
特殊詐欺を防ぐ自動録音装置について、今年度当初の配付見込み数を大幅に上回るニーズが寄せられています。このため、追加の配付を行うとともに、機器設置が困難な高齢者に対し、引き続き専用窓口を設けてサポートします。
(助産所等の出産・産後ケア施設に対する設備整備の支援)
妊婦の希望に応じた出産・産後ケアが行える環境を整備するため、助産所等における設備・備品の更新等を支援します。
(避難所等生活環境の改善)
能登半島地震では、避難所等での生活環境の改善が課題となりました。トイレカーに続き、電動簡易トイレやスポットクーラーなどの資機材を購入し、備えを強化します。
(その他所要の補正)
その他、中小企業制度融資や公共事業など、事業の確定等に伴う既定予算の精算的な補正を行います。これらを反映させた年間収支を踏まえ、将来への対策として基金への積立てを行います。実際の税収が令和7年度の地方交付税算定額を上回ったことにより生じる地方交付税の後年度の減額精算への対応分252億円と、交付税算定で措置された臨時財政対策債償還基金費相当額57億円を合わせた、309億円を県債管理基金に積み立てます。また、令和7年度の収支余剰金60億円と、令和6年度の実質的な決算剰余額の2分の1相当額29億円を合わせた89億円を財政基金に積み立てるとともに、県立大学の授業料等無償化の安定的な運営確保のため、20億円を県立大学授業料等無償化基金に積み立てます。
これらの結果、令和7年度の補正予算規模は、
一般会計で、559億7,000万円余の減額
特別会計で、266億6,500万円余の増額
公営企業会計で、歳入:40億6,800万円余の減額、同歳出:14億9,600万円余の減額 となります。
条例案件は、「森林経営管理基金条例」等3件です。
その他案件は、「第4期芸術文化振興ビジョンの策定」、「ひょうご農林水産ビジョン2035の策定」等15件です。このうち、「特定調停及び債権の放棄」については、公益社団法人ひょうご農林機構が行う分収林事業に係る特定調停について、調停条項の受諾と債権の放棄に応じようとするものです。
専決処分承認案件は、高病原性鳥インフルエンザの発生に伴い、防疫措置等を速やかに行うための「令和7年度兵庫県一般会計補正予算(第5号)」等3件です。
以上で、提出議案の説明を終わります。
議員の皆様におかれましては、よろしくご審議のうえ、適切なご議決をいただきますようお願いします。
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