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更新日:2024年3月11日

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東日本大震災から13年を迎えて(令和6年3月11日)

東日本大震災から13年を迎えるにあたり、犠牲となられた方々に謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、多くの困難を乗り越えてこられた被災者の皆様、復興に尽力してこられた皆様に心から敬意を表します。

復興の歩みが着実に進むなか、震災の経験や教訓を継承していくことの大切さを強く感じています。今年1月の能登半島地震で明らかになった課題なども踏まえながら、災害に強い社会づくりに向け、不断の努力を重ねていかなければなりません。

去る3月6日には、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震の復興に尽力された五百旗頭真先生が逝去されました。兵庫で生まれた「創造的復興」を普遍的な理念として広げてこられた五百旗頭先生。来年1月に阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えるにあたり、一層のお力添えを賜りたいとお願いしていただけに、誠に残念でなりません。その意志を受け継ぎ、「創造的復興」の理念を次世代へ継承するとともに、安全で安心な社会をつくりあげていかなければならないと、誓いをあらたにしました。

3月17日には、地震・津波の恐ろしさや日頃の備えの大切さなどを未来まで語り継ぐ「防災100年えほん出版記念フォーラム」を人と防災未来センターで開催します。また、6月には世界銀行の主催による「防災グローバルフォーラム2024」が姫路市で開催されます。

阪神・淡路大震災30年となる2025年には、東日本を含む国内外の被災自治体等と連携し、「創造的復興」をテーマとするサミットなども開催します。

今後とも、あらゆる機会を通じ、災害文化の継承・発信や防災・減災の基盤づくり、国内外の復興支援などに全力で取り組んでまいります。

 

令和6年3月11日

兵庫県知事 齋藤 元彦

 

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