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ようこそ知事室へ
【発表項目】
知事:
「新県政推進室」の設置です。新しく知事になりましたので、公約実現などをこれからスピーディーに対応していくことが重要になってきます。知事直轄の組織として、この新県政推進室を設置することを決めました。
体制は、これから、どういう人を配置するのかも含めて調整していくことになりますが、まずは室長として、現中播磨県民局センター長の小橋浩一さんに就任してもらいます。
小橋さんと私は、宮城県で勤務していた際に、職員の派遣の関係などで、いろいろと交流する機会がありました。非常に優秀な人、という印象です。そういったことを踏まえて、兵庫県の人事当局と、早期に相談をして、この人にやってもらうことを、まず決めました。
次長(局長級)、課長級を、それぞれ4名程度置き、全体で8名程度と考えています。
新しい組織の立ち上げなので、様々な調整も出てきますから、これからしっかりと準備業務をしつつ、早急に、室の立ち上げ後の走り出しというのか、実際の業務を、早々にやっていきます。
私からは以上です。
記者:
体制ですが、次長(局長級)及び課長級も、それぞれ人事は決まっているのでしょうか。
知事:
私の中で、だいたいこの人、というのは固まりつつあって、ここは人事当局とも相談をしつつありますが。最終的には、もうしばらくかかります。
記者:
何日付の設置を目指していますか。
知事:
早ければ、今週中になるかもしれないのですが、おそらく今週は、いろいろと準備もあるので。おそらく、週明け早々ぐらいになる、と思っています。
記者:
新県政推進室が、知事の公約実現に向けて、いろいろと手となり、足となり動くことになるかと思います。いろいろと公約を抱えている中で、優先順位第一として推進室に着手してもらうことは、何でしょうか。
知事:
そこは相談しながらになりますが、やはり、県民の皆さんの大きな期待もあった、「行財政改革」も1つの大事なテーマです。
1つ1つの事業を見て、これまでの流れと、これからの時代に合わせてどうしていくべきかを、きちんと見させてもらいます。
令和4年度の当初予算編成までに、一定の何か方向性を出したい、という思いもあるので、コロナの対応との兼ね合いもありますが、しっかりとやっていきます。
あと、いくつかあります。これもコロナの対応次第ですが、「ワーケーション知事室」などで、私は県民の皆さんにとって身近な知事になりたいですし、人口減少の問題では、ワーケーションも大事なテーマなので、そういったものもやっていきます。
記者:
新県政推進室は、齋藤新県政にとって、どういう位置付けの部署になるのか、教えてください。
知事:
これからの新県政をやっていくに当たって、最初のキーとなる部署だと思っています。
県庁の中に新しい組織を作ることは、私も公務員をやっていたので、そういうものを作ると、どうしても皆さんが「どういう組織なのだろう」や、「大丈夫かな」と心配されることはあります。これは、もっともなことです。
無用に対立やハレーションを生むつもりはなくて、やはり20年ぶりの知事の交代という大きな県政の転換期なので。これまでの流れの県知事の誕生とは違う形で私は生まれた、というのもあるので、一定の改革の推進であったり、新しい齋藤流の県政をやっていくために、一定の推進母体は必要です。
そういった位置付けで考えています。
記者:
知事直轄にした狙いは、何ですか。
知事:
公約の実現や、私の思いを県庁内でしっかりと伝えるためには、一定のそういった組織が重要で、それは知事直轄がよい、と思いました。
記者:
来年度の当初予算編成までに方向性を出したい、というお話でしたが、具体的に、どういうことをしたいのか、教えてください。
以前、維新の本部で報道の質問に答えて、事業の見直しを進めるや、新規事業を立ち上げる、という話もあったかと思います。
方向性を出すというのは、具体的にどういうことなのか、教えてください。
知事:
当初予算編成までに、ということは、来年度の予算編成をどうするのか、というになってきます。そこは、事業を1つ1つ見させてもらって、これは選挙中にも言っていましたが、これまでの継続でよいのか、それとも、少し見直しした方がよいのか。事業ベースで、丁寧に見させてもらって、続けていくべきもの、もう少しスリム化すべきものなどを固めていく、という作業です。
ただし、コロナの問題と、時間的な問題や調整の問題で、いきなり100点満点は難しいのかもしれませんが。できるだけのことを、来年度の当初予算編成までにやっていきます。
記者:
やらなくなるものは、もうやらない。新しくやるものは、やる、という方向性まで出したい、ということですか。
知事:
そうです。調整が必要なものや、関係者との丁寧な議論が必要なものもあるので、やりながらだとは思いますが、できるだけ、1個1個の事業を見ていきます。
記者:
体制について。今日は室長の発表があり、あとは週明けぐらいには、という話でした。メンバーは、専従なのか兼務なのか。
知事の頭の中で、この人というのが固まりつつある、ということですが、どういった部署から登用しようと考えていますか。
知事:
やはり、県庁の業務に精通している人が重要ですし、あとは、変えていこう、というマインドを持っているかどうかです。そのあたりも含めて、人事当局とよく相談をして、決めていくことになります。
記者:
専従ですか。
知事:
今後の調整ですが、場合によっては兼務もある、と思います。
記者:
行財政改革や、ワーケーション知事室の話が出ましたが、新県政推進室が担う事業や分野は、どの範囲と考えていますか。
知事:
担うというよりも、公約をいろいろと掲げたので、それを実現していくためには、この新県政推進室だけではできません。当然、マンパワーが、8人では無理です。
やはり、庁内全体で、一緒になってやっていくことが重要なので、その司令塔というのか、ヘッドクオーターのような役割を担っていく、というのも1つのテーマです。
そういう意味では、それをやってもらうために、私のいろいろな思いを受けて、各部局との調整などをしっかりとやってもらおう、と思っています。
記者:
先ほど、「齋藤流」という言葉が出ましたが、井戸知事の「参画と協働」のような、1つの目標になるキャッチフレーズ的な、こういう県政を目指す、斎藤流でこういう方向性を打ち出すのだ、というものは何か考えていますか。
知事:
私としては、これも選挙中にも伝えていますが、「失敗を恐れず、挑戦していく」ということです。そして、「躍動する兵庫県や県政をつくっていく」ということが、私の1つのテーマです。
記者:
「躍動する兵庫」ですか。
知事:
そうです、「躍動する兵庫」とずっと言っていました。
記者:
今回、新県政推進室を設置するにあたって、何かモデルとなった過去の事例はありますか。
知事:
特にはありません。行政をずっと、国でも地方でもやってきたので、こういった大きな転換点には、何らかの知事なり市長なり総理もそうですが、そういったところに近いチームをつくることは、よくある話ですし、それは必要だ、と思っていました。
アメリカでも大統領補佐官のチームがありますから。政権交代の際に、そういったチームができて、皆で一緒になってどうやっていくのかをやっていく。補佐官ではないですが、そういうものもありますし、何かを参考にしたというよりも、自然とそういうのが必要になった、というのが私の考えです。
記者:
新県政推進室について、局長及び課長クラスをそれぞれ4名ずつ置く、ということですが、局長級と課長級を置く理由は、何ですか。
知事:
組織にはまず、トップである室長がいます。その下に、局長級でいろいろなテーマごとにマネージャーを置く。その下に課長級でもう少し実務的なところを置く。これは組織では普通のやり方なので、そういった形でやろう、と思っています。
記者:
副知事ですが、条例の定数上は2人置くことが認められていて、今、1人欠員になっていますが、何か考えはありますか。
知事:
今のところはありません。荒木副知事は、これまでの県政をよく熟知していますし、あとは、コロナ対応が今、真っ只中ですから。まずは、荒木副知事とともに、タッグを組んでやっていく、ということです。
記者:
改革する上で人事もあるかと思います。大きな人事異動は、いつ頃に考えていますか。
知事:
そこはまだ、今後の調整になりますが、特にこの時期というのはありません。
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