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ようこそ知事室へ
【発表項目】
(資料に沿って説明)
記者:
60代女性は、30代女性の濃厚接触者ということですが、この3人について、ほかに、今のところ濃厚接触者はいないのですか。
知事:
それぞれに濃厚接触者はいますが、いずれも陰性です。
記者:
不特定多数と接する業務ではないから、周りへの感染が広がらないということですか。
知事:
例えば、医療機関であったり、学校など。大阪のケースのように、いろいろな人達と、不特定多数と接触する場合には、濃厚接触者がなかなか特定しにくいということで、注意喚起を特にする必要がありますが。
今回は、いずれの人も、不特定多数と、接客等をするのではない、ということでした。通常の疫学調査の中で、しっかりと濃厚接触者を定義して、その人々にPCR検査を受検してもらっています。
この1と2の場合以外にも、何人かいたようですが、いずれも陰性だった、ということです。
記者:
「同一テーブル4人以内」を推奨の呼びかけについて。いつまでするのか、現時点で考えていますか。
知事:
京都府は1月15日までで、大阪府も1月末まで、となっています。本県は、特に1月の何日までと区切ることなく、しばらくは、年明けは当面、この形を推奨します。
若干、陽性者の数も、これは全国的にもそうですが、特に都市部において、東京や大阪も増えてきています。兵庫県もやはり、それに従って、増える傾向となる可能性もあるので、同一テーブル4人以内の推奨については、年明けからもしばらく続けたい、と思っています。
記者:
発熱等の症状がある場合に、帰省、旅行等の自粛について、呼びかけていますが。
例えば、症状がない場合や、この年の瀬の、押し迫った時に、「市中感染が出た」ということで、県民に特に帰省や行楽というところで、呼びかけたいことはありますか。
知事:
オミクロン株の市中感染が発生しました。これは、やはり警戒すべきことです。感染力が、強いとされる株ですので。
一方で、重症化リスクなど、そういったところを踏まえると、県民の皆さんには、注意をしつつも、冷静に受け止めてもらうことも大事です。過度な心配はせずに、冷静に受け止めてもらう。
ただし、日常の行動や、年末年始なので、やはり買い物や、いろいろなところへ行くことも、理解はできますので。その場合も、人混みや時間帯を避けたり、少人数、マスクの着用をしっかりと注意しながら、行動してもらいたい。注意をしつつも、冷静な受け止めが大事だ、と思っています。
記者:
3名の感染経路について。特に、大阪など他の都道府県であったり、市中感染が見つかった地域の人との濃厚接触等はありますか。
知事:
症状が12月下旬に出て、PCR検査を受けると陽性であった。その上で、ゲノム解析に回すと、オミクロン株であったということで、市中で感染した、と推定されます。
何か、大阪のどこかの濃厚接触者といったことではない、と聞いています。いわゆる市中感染です。
記者:
この3人の、新型コロナ感染が判明したのも30日、ということですか。
知事:
(「新型コロナ感染」が)判明したのは、30日より少し前です。流れとしては、陽性が分かり。その後、デルタ株かどうかを確認して、デルタ株ではないとなり。ゲノム解析をして、オミクロン株かどうかの確認をして、今回、オミクロン株だということが、今日の未明に分かった、ということです。
その間、当然に陽性者なので、きっちりと、しかるべき入院などはしていました。
記者:
少し前というと、日付としてはいつごろですか。
担当者:
今は、陽性者数が少なく、特定に至ることもあるので、差し控えます。
知事:
数日前という感じです。
記者:
3人の所在の市町等も、非公表ですか。
知事:
国の方針により、今のところは、都道府県単位の発生ということもあります。やはりまだ、オミクロン株というものが、出始めたところで、いろいろな意味で、不安を持つ人も多い中で、特定の市や町で、と言うことが、若干不安をあおる懸念もありますので。今の方針としては、「県内で発生した」としておきます。
大事なことは、どこでということもあるのですが。それよりも、基本的な感染対策をしっかりとしてもらうことが大事なので、今は、そういった運用でいきます。
記者:
感染した人は、いわゆる海外渡航者と接触していたり、もしくは検疫場の人と接触した事実は、確認されていないのですか。
知事:
そうです。海外渡航歴もなく、海外の陽性者の濃厚接触者でもありません。そういった意味で、市中感染だ、と強く推定されます。
記者:
30代女性の濃厚接触者が60代ということで、この2人は同居していましたか。
知事:
そこは、個人的なことので、濃厚接触者という形にしています。
記者:
行動制限について。知事の先ほどの話では、特段の外出自粛などは(要請せずに)、「注意してください」ということですか。
旅行の県民割引を実施していますが、そういったものの見直しや、行動制限につながるもので、検討俎上に上がっているものはありますか。
知事:
まず1点目の外出については、今の時点では、オミクロン株の3人は出ましたが、県内全体では病床利用率も含めて落ち着いている状況なので、外出の自粛を急に要請することは考えていせん。
ただし、メッセージにもあるとおり、やはりマスクの着用の徹底などには注意をしてもらい、混雑している場所などには、時間をずらしたりして、注意しながら行動してほしい、とお願いします。
それから、2点目の県内割を含めた旅行キャンペーンについても、今のところは、今の状況で急に中止したりということは考えてはいません。キャンペーンの停止要件には、全然まだ至ってはいませんので。急に、今の状況だからといって、県内旅行のキャンペーンを停止することは考えていません。
記者:
オミクロン株が初確認された率直な受け止めを。
他の府県にも広がってきたので、ここは想定内ということなのか、いかがですか。
知事:
先日、大阪や京都、東京も含めて確認された際に、(当面の対応強化について)記者説明をしましたが、やはり隣府県で発生している以上、対岸の火事ではなくて、いつ起こってもおかしくはないという認識は持っていました。今回、本日未明に確認され、「やはり確認されたか」という受け止めです。
ここは、引き続き感染対策を県民の皆さんにはしっかりと徹底してもらいたい一方で、オミクロン株の重症化リスクなどを見据えながら、冷静に受け止めてもらうことも大事か、と思っています。
特に、年末年始でいろいろな人の接触の機会もあるので、そういったところを留意してもらいながら、県民の皆さんにも冷静かつ注意を払いながら、受け止めてもらいたいです。
記者:
感染者の概要について。1と2の関係性は(濃厚接触者)ということですが、3とは全く関係がない、と言えるのか。それとも、そういうことも含めて、関係性は言えない、ということなのか。
知事:
詳細は担当室から説明させたいと思いますが、そういったところも含めて、今のところは、オミクロン株の陽性者だというところで、今回、伝えます。
記者:
非公表の理由について。もちろん風評被害や、知事の説明も理解する一方で、大阪府や京都府のように、寝屋川市や京田辺市と公表している府県もあります。
例えば、阪神地域など、そういう形であれば特定には至らないか、と思うのですが。もう一度、そのあたりも含めて、非公表の理由を教えてください。
知事:
ここは、それぞれの府県で、それぞれの判断をする形になります。
本県の場合は、繰り返しにはなりますが、特定の市や町、地域も含めて、伝えることなく、県内で発生したという、今のところは、運用でいきたい、と思っています。
大事なことは、やはり基本的な感染症対策を、県民の皆さん一人ひとりが、どこに住んでいても、市中感染が出てきた中では、留意してもらうことです。今一度、そこを留意してもらうことが大事か、と思っています。
記者:
3人とも感染経路不明という認識ですか。
知事:
1と2は備考欄のとおり、2は1の濃厚接触者ということです。そういう意味で、1と2は関係性がありますが、全体から言うと、市中感染ということで、感染経路不明という形です。
記者:
2は1の濃厚接触者だが、1がどう感染したのかは分からないと。
知事:
市中感染だと推定されます。
記者:
1、2、3に数名の濃厚接触者がいて、いずれも陰性だったとの話がありました。これは、濃厚接触者とされる全員が陰性で、もうほかには残っていないのですか。
知事:
はい。2は1の濃厚接触者ということで陽性が確認されました。1、2、3のそれぞれの濃厚接触者が、サーベイランスで、疫学調査をする中で、出てきていますが。ここに出てきていない人は、いずれも陰性です。
記者:
その濃厚接触者が何人いるのかは、伝えられないことですか。
知事:
後ほど確認します。
記者:
この3人とは別に、オミクロン株感染の疑いがある人はいないのですか。
知事:
日々、デルタ株かどうかも含めて、検査をしています。
今後ない、とは否定できません。
判明次第で、随時、情報提供することになります。
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