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ようこそ知事室へ
【発表項目】
(令和5年度当初予算(案)にかかる会見に引き続き、その他項目の質疑のみ実施)
記者:
先日、首相秘書官がオフレコ取材の中で、LGBTの関係で、隣に住んでいたら嫌だという発言をし、政府の方針と相入れないということで更迭されました。
今の多様性の社会を揺るがせるような発言で話題になっていますが、これに関して、知事の所感、受け止めを伺います。
知事:
先日、政権の中枢にある立場の総理秘書官が、LGBTに関する(嫌悪する)発言があったと報道で聞きました。いくらオフレコとはいえ、ああいう発言をすることにびっくりし、驚いた、ということと。
やはり、ああいった人権意識の欠如した発言は、LGBTの当事者を含めて、関係者に大きな失望感を与えたと考えており、たいへん残念な発言、あってはならないことだ、と思います。
多様性を重視した包摂的な社会の実現は、これからの日本社会にとっても、兵庫県にとっても大事なテーマです。したがって、ああいった発言はあってはならない、と考えています。
記者:
マスクに関して。卒業式等でマスクなしを検討している、という報道があります。先日、知事は、マスクは個人の判断としつつも、教育現場では外すようなことも促していきたい、という発言がありました。
今回の政府の検討について、知事はどのような考えか教えてください。
知事:
国会答弁などで、(文部科学)大臣が、マスクの着用に関する発言をしています。
2類相当が5類になる春のタイミングで、社会全体としての大きなマスク着用についての方針、我々の行動も変わっていくことになると思いますが。
一方で、直近に迫っている卒業式について、多くの子どもたちにとって、素顔、本当の表情を知ったり、写真に納める機会として、どのように対応していくのがよいのかがポイントとなり、今、議論になっています。
我々も記念撮影の際には、マスクを外して撮るということが、我々、大人の世界では日常でよくあるので、できれば学校の卒業式でも、そのようになっていくことが、本来はよいのだと思います。
ただ一方で、まだまだ学校教育現場は、我々が思っている以上に、保護者の心配、生徒本人の想いなどがありますので。文科省で今、方針を出すよう検討していると思いますが、そこの検討をしっかりと、今、教育委員会ともコミュニケーションを取っているのですが、国の方針も踏まえながら、学校現場にどのように周知していくのかを、検討していこうという段階です。
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