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ようこそ知事室へ
【発表項目】
知事:
1番目は「新型コロナウイルス感染症の現状と対応」です。
(1)県内の患者の状況等
本日の新規感染者数は311人で、先週比で70人減となっています。
コロナについてはかなり落ちてきた、という状況です。これまでの県民の皆さんの協力に改めてお礼を申し上げます。
マスクの着用も今月13日から個人の判断になり、今日も着けている人、着けていない人がおり、表情を初めて見たという感じもありますが、それぞれの判断で、と思っています。
今後の予定ですが、3月10日に国が5類移行についての医療体制や公費負担の見直しについての方針を示したところです。当面、医療機関に対する病床確保、設備の整備への支援、高齢者施設の感染対策などは当面継続されることになりました。全国知事会からもいろいろな要望をしていた中で、一定反映され、方向としてはよかったと思っています。
5月8日からの5類移行に向け、国と地方が連携しながら、新しい社会フェーズに向けた切り換えをしていくことが大事だと思います。県としても必要な対策、それから、県民の皆さん、医療機関関係者とも連携しながら、切り換えに向けて準備を進めます。
現在、対応方針案のとりまとめに向けて、医師会等とも協議しているところですが、新型コロナウイルス対策本部会議については、おそらく来週中、議会が20日で閉会の予定ですので、その次の休みを挟んで、22日を目途に開催する方向で今、調整をしているところです。日時については、調整次第伝えます。
(2)ひょうごを旅しようキャンペーン・ワイド(全国旅行支援)の延長
このキャンペーンについては、4月以降も延長して実施します。本日、必要な繰越関連の予算も県議会に提案しました。
期間については、6月30日までを予定しています。ただ、ゴールデンウイーク、4月29日から5月7日は対象外です。販売決定の段取りが決まり次第、ホームページで販売開始日などについて発表します。
利用条件はこれまでと同じです。今のところ、ワクチンの3回接種などが条件になっていますが、これも5月の5類変更によってどうなるのかは、また、国などの方針を見定めながら、対応していくものと考えています。
デスティネーションキャンペーンが7月から始まり、私自身、先日東京で首都圏の旅行会社への観光キャンペーンに行ってきました。今の観光事業についてはかなりコロナ前に戻ってきている状況ですが、一方、あと一押しが必要だということですので、旅行会社からの期待も大きく、本県としても、きちんと対応していきます。
2番目は「兵庫棟、県立美術館ギャラリー棟の展示基本計画概要」です。
2025年の万博まで2年ほどとなりました。
今回、兵庫県では、アクションプランを定め、万博会場に関西広域連合と連携してパビリオンを建てて、そこに兵庫県のブースを作ることになっています。また、県立美術館についても、同じHAT神戸の中に人と防災未来センターなどがあり、あの地域は万博時の兵庫県内の一つの核にしていくことが大事だと考えています。
万博会場と県立美術館内の展示の基本計画を策定しましたので、発表します。まず、概要をまとめたスライド動画を作成したのでご覧ください。
(動画の視聴)
2つの大きなコンセプトがあり、1つが万博会場の関西パビリオン内に設置する兵庫棟の「HYOGOミライバス」というコンセプトで、こういったバスに乗るという体験をしながら、時空を超えた兵庫五国を味わってもらうツアーが一つのポイントになります。
もう1つが、県立美術館の中に、「&future HYOGO」をコンセプトに、持続可能な未来社会をつくっていくことを子どもたちなどにも参画してもらいながら、プロジェクションマッピングなどを活用して発信するとともに、「ひょうごフィールドパビリオン」なども紹介していきたいと思っています。
「ミライバス」と「&future HYOGO」を通じて、目標としては100万人の来場者を狙う。その先に、今後、展開していく「ひょうごフィールドパビリオン」で、兵庫県内各地に行ってもらうことに繋げていきたい、と考えています。
兵庫棟のゾーニングは、ウェイティングゾーンとメインホールで構成し、ウェイティングゾーンは、初めて兵庫というものに触れる人もいると思いますので、いろいろなパネルを展示しながら、兵庫に行きたいと思うような、そうしたわくわく感を出していきたいと考えています。
メインホールはバスガイドがおもてなしします。資料はイメージですが、オノコロ島の伊弉諾尊等で、兵庫県の過去。それから、空飛ぶクルマなどが飛び交う未来ということで、時空を超えて過去から未来の兵庫県を知ってもらい、フィールドパビリオンの取組などに繋げていくということ。それから、バスの揺れなども感じてもらいながら、少しアトラクション的な要素も入れていきたい、と考えています。
県立美術館については3つのゾーンから構成し、1つ目の「アバター体験ゾーン」は、3Dアバターで兵庫の非日常的な未来型の観光体験をしてもらう。2つ目が、「子どもの夢アトラクションゾーン」ということで、子どもたちが主役となり、いろいろな作品を一緒に作っていくことになると思っています。3つ目の「兵庫の魅力発見ゾーン」は、兵庫の様々な地域資源について、現地といろいろな交流もできるような仕掛けを作りながら、兵庫の新たな発見をしてもらう、というようにしたいと思います。
これは基本計画になりますので、今後、具体的な肉づけをしていきます。来年度早々に設計などのプロポーザルの公募もスタートします。
説明は以上ですが、もう1つ、見てもらいたい動画があります。3月5日に「スタートアップチャレンジ甲子園」を開催し、そこでいろいろなスタートアップのグループが説明してくれましたが、その中で、神戸大学の学生から、アバターを使って映像コンテンツを説明するという自動プログラムをビジネス展開したい、という発表がありました。
神戸大学の加藤真規さんが代表の「Avatar Video Studio」ですが、AIがスライドから自動で動画の作成を行うサービスをビジネスとして展開したい、というプレゼンテーションでした。非常におもしろいので、早速連携し、今回、兵庫棟等のスライド動画を作ってもらいました。それも紹介します。
(動画の視聴)
原稿とスライドがあれば、アバターが説明する動画を自動的に作成できる、ということで、これが非常におもしろいと思っています。
アバターを使った県の施策の説明も、これから、私の代わりに記者会見をしてもらうかどうかは別ですが、いろいろなところで、こういった新しいアバター広報官を活用するという方向もあるかと思います。
今回、トライアルでやってもらいましたが、短期間で作成いただいた加藤さんに改めてお礼を申し上げます。
いずれにしても、万博まで2年あまりで、多くの人が兵庫にやって来る仕掛けづくりをこれからもしていきたい、と思っています。
3番目は「ひょうご新観光戦略の策定」です。
今年の夏に、いよいよデスティネーションキャンペーン(以下、「DC」と発言)が本格実施となります。
今年が本番、来年がアフター、2025年が万博、さらには2030年には神戸空港が国際化する流れができていますので、兵庫の観光については大きなチャンスが続くと思っています。
それを契機に、県としても新たな観光戦略を策定します。ひょうご新観光戦略、これから5年間の観光戦略になりますが、これまでひょうご観光本部が作成主体であったものを、県がしっかりと作ろうということで、県の政策方針の明確化を図っていきたいと考えています。
目指す姿としては、「より深く、何度でも訪れたい地、HYOGO」というものです。3つの戦略で、本物志向の観光ができるHYOGOを作っていきたい、そして持続可能な観光地であるHYOGOを作り、そしてリピーターが何度でも訪れたいと思えるHYOGOにしていくということです。
主な取組が4つあり、1つが、ひょうごテロワール旅をさらに深めていくことです。今回DCでのテーマが兵庫テロワール旅で、より観光地なりコンテンツの本質を知ってもらう体験型の旅となりますが、それを「ひょうごフィールドパビリオン」に繋げていくなどして、より深いものにしていきたいと考えています。
それから、エッジの効いた(“尖った”)観光が大事になってきます。先日、大鳴門橋の自転車道のキックオフもしましたが、サイクルツーリズム、それから山陰のジオパークを含めた兵庫の多彩な自然環境を生かしたアドベンチャーツーリズム、またアニメツーリズム、あとは阪神・淡路大震災の経験を伝える防災ツーリズムということで、他県にはない、兵庫県ならではの個性・価値を体験できる観光に繋げていきたい、と思っています。
それから3つ目が、ユニバーサルツーリズムの推進です。今日の本会議で、ユニバーサルツーリズムに特化したものとしては全国初となる条例が可決されました。ユニバーサルツーリズムの企画や調整をするコンシェルジュの育成をしたり、これから宿の受入環境の整備もしていきます。こういったユニバーサルツーリズムを広げて、例えば、これを万博の際のフィールドパビリオンの、それぞれにユニバーサルツーリズムに対応したプログラムを提供できるようにするなど、そういったこともこれからやっていきたいと思っています。
先日のコンシェルジュ認定の際に皆さんと意見交換すると、海外からも兵庫県がユニバーサルツーリズムの条例を作ったということは、注目を集めつつあるということでした。こういったところに特化していく、障害者や高齢者、それから外国人も、すべて受け入れやすい観光地づくりをしていきたいと思っています。
インバウンドについては、兵庫県はまだまだですが、高付加価値旅行者(いわゆる富裕層)への旅行商品を開発していく。ヘリや、クルーザー、あとは古民家といったキーワードでやっていきます。
KPI、目標については2つあります。まずは平均泊数を伸ばしていきたい。今1.22泊が兵庫県の平均泊数ですが、これを上位である東京・京都・沖縄並みの1.5泊にしていきたいと考えています。それから特にインバウンドの宿泊単価は今、3万円を切っているところですが、これは6万円まで引き上げて2倍にしていきたい。これらは2027年度の目標値です。
それからもう1つが、持続可能な観光地づくりが大事だということです。JSTS-D(日本版持続可能な観光ガイドライン)に準拠して、社会経済や文化、環境への影響を評価していきます。マネジメントの面で、持続可能な観光に取り組むDMOなどの割合を引き上げていく。それから、域内での食材調達率、そして地域の伝統や文化の受け継ぎ、さらには環境配慮型の、プラスチックのアメニティ削減などの取り組みも広げていきたいと考えています。
今後DC、それからひょうごを旅しようキャンペーン・ワイドも実施しますが、新たな兵庫の観光地づくりに向けた戦略をしっかりと進めていくことが大事だと思っています。
4番目は「景観形成重点区域の指定、景観遺産の登録」です。
昭和60年に県では景観条例を制定して、これまで16地区を景観形成地区として指定してきました。昨年度の条例改正により、景観形成地区の中でも特にすぐれた景観を有する区域を「景観形成重点区域」と定めていきます。この景観形成重点区域とは、要は最近で言うとSNSでインスタ映えするようなスポットです。
それからもう1点が、これまでそういった景観形成地区等として扱ってこなかった地域やコンテンツであっても、地域特有な景観、それから日常の何気ない景観を登録する「景観遺産」、この2つを創設しました。
明日17日付で第1号の指定と登録をします。
資料の2ページにありますが、1つが三木の城下町地区のうち、金物問屋などの町家が並ぶエリアを指定したいと考えています。ここは私も何度か行ったことがありますが、三木の金物やあたりを街歩きしながら楽しめる地域、そして、ちょうど「ひょうごフィールドパビリオン」とも親和性を持っていて、近い位置にあるとのことで、その繋がりも作っていきたいと思います。
最大のポイントは、「景観形成重点区域」になると建築物の改修支援が従来は3分の1で最大330万円だったものが、2分の1で500万円にかさ上げされるところが、ハード面でのメリットです。
それからもう1つの「景観遺産」には2件を登録します。1点目が、北播磨の地場産業である播州織のまちなみを象徴するノコギリ屋根という建物の屋根の形式。これがすごく特徴的で、それを指定します。
それからもう1つが但馬牛のルーツである地域のいろいろな神社や、棚田や分校を指定します。但馬牛とともに過ごしたかつての生活を感じることができる景観です。これらを今後、全県で展開する「ひょうごフィールドパビリオン」とも連携しながら発信をしていきたい。そして、旅行会社やインバウンドのツアーにも繋げていきたいと思います。
5番目は「トルコの復興支援のための県職員派遣」です。
トルコ南東部地域の地震について、発災から時間が経過し、ニュースやメディアの中で出てくる割合が少なくなってきたかと思いますが、やはり現地はまだまだ復旧・復興の支援が必要です。
今回、JICAから調査団を派遣するとの連絡が来て、兵庫県からも都市計画の専門家を誰か一緒に派遣してもらえないか、というオファーが来ました。県の中で、まちづくりなどに精通している職員を選定し、今回、現在兵庫県参事の出野上聡さんがトルコに、JICA派遣団の一員として参加します。
まちづくり部長の経験のほか、都市区画整理、市街地の再開発など、いろいろな都市計画、復興事業の知見があります。
派遣期間は3月19日から28日までの10日間です。今回は調査団で、トルコ南東部地震の復旧・復興の検討に係る調査をします。トルコ政府や現地の被災自治体と兵庫県の復興の経験や知見の共有をしたり、今後の復興計画、復興行政分野におけるアドバイスをどのようにしていけるのかを調査します。
具体的な行程は現在JICAが調整していますので、また固まり次第、伝えます。
トルコはハード整備がすごく進んでいることによって、逆にソフト面の見守り支援などが追いついていない面もあります。ハード整備でも、地域住民の思いやコミュニティー維持をどのようにしていくのか、(当県には)大震災の経験や教訓もあるので、そういったところも伝えながら、創造的復興の経験をトルコ地震での復興にも伝えていきたいと考えています。
私からは以上です。
記者:
2点質問します。
1点目は新型コロナについて。今月の対策本部会議の論点を教えてください。
2点目はトルコの復興支援のための県職員派遣について。JICAの調査団には、県庁職員以外に、県内の市町など自治体職員も加わるのでしょうか。情報があれば教えてください。
知事:
1点目について。
対策本部会議の論点は、やはり5類への移行を機に、幅広い医療機関が自律的に対応していくことが大事なポイントになります。発熱患者を診療できる外来医療機関をどのようにより広げていけるのか。クリニックになるので、基本的に医師会との調整になりますが、検討していきます。
それから、入院医療体制をどのようにしていくのかも大事なポイントです。病床確保の補助は引き続き実施しますが、一方で、コロナの重症化リスクをどのように見定め、そこから、県としてどのように確保病床をしていくのかなどを検討します。
あとは、入院調整です。これまでは保健所や入院コーディネートセンター(CCC)で調整してきた入院調整をどのようにしていくのか。一般的なインフルエンザや肺炎のように、保健所などを介さずにクリニックなどの医療機関が直接、入院調整をする通常のパターンにするのかなどを検討します。
他には、高齢者施設のスタッフを含めた検査の対応や、クラスターが発生した場合の医療機関への引き継ぎをどのようにするのか。
あとは、今、県が実施しているいろいろな相談体制を継続するのかどうか。
これらの5つの内容がポイントになるかと思います。
2点目について。
現時点では、県職員がトルコ支援のためにJICAの調査団の一員になること以外に、県内の自治体職員が加わることは聞いていません。したがって、まずは兵庫県職員だけが行き、その後、追加で何か必要があれば、調整をしていく形になるかと思います。
記者:
大阪・関西万博の兵庫棟、県立美術館ギャラリー棟の展示基本計画について。
兵庫棟、県立美術館ギャラリー棟におけるそれぞれの整備費用はどのくらいを見込んでいますか。
知事:
展示設計や制作に係る整備費用は約4億円を予定しています。
内訳は、兵庫棟で約2億3000万円、県立美術館ギャラリー棟で約1億7000万円です。
これが多いかどうかはいろいろな評価があると思います。
ですが、万博の機会に、関西の中でも大阪府・大阪市やいろいろな企業、海外からもパビリオンが出展される中で、関西にある兵庫県が一定の予算を措置して兵庫を発信していくことには、しっかりとした意義があると思います。
一方で、やはり一定の行政コストをかけることになるので、県民の皆さんには節目、節目で内容の説明など、情報をしっかりと伝えていきます。
記者:
費用は全額、県の会計から捻出するという理解でよいでしょうか
知事:
そうです。
これ以外にもいろいろなランニング費用なども精査している段階なので、まずは立ち上げに係る経費として4億円を予定している、ということでお願いします。
記者:
万博の兵庫棟について。「ミライバス」で流す映像のイメージ、コンセプトなど、こういうものを流したいというものを、もう少し具体的に教えて下さい。この「バス」という形式に何か込めた思いがあれば、お願いします。
知事:
「ミライバス」ですが、一定の人数に乗ってもらうので、少しオーソドックスにはなりますが、「バス」にして、それを兵庫の過去から未来について、空を飛ぶ、少し時空を超えて体験してもらう形で、「ミライバス」がよいと思いました。
コンテンツの内容は、これからさらに精査しますが、資料にあるとおり、兵庫ならではの始まりの島・淡路島のコンセプトを伝える、あとは観光名所、医療産業の先端技術や、フィールドパビリオン。
おそらくメインは、フィールドパビリオンで、兵庫五国にいろいろなものがあることを発信する形になります。陸海空の視点で、ガイドの説明に応じて見てもらうので、兵庫県はこういうところだ、と初めて来る外国人や、国内の人にも、兵庫をまずはパッと認識してイメージしてもらう、最初の導入部分として作っていきます。
記者:
「ミライバス」について。知事からは、まずは兵庫県が、こんなところだ、とイメージを作ってもらう導入とのことでしたが。
もう少し踏み込んで、この万博に来て、「ミライバス」に乗車した人が、例えば、県を訪れるなど、どのような効果に繋げる意図で、このコンテンツなのかを教えてください。
知事:
こういったコンセプトで発信していく目的は、万博会場で兵庫を知ってもらった後に、兵庫県にそのまま遊びに来てもらう、きっかけをいかに作っていくのかが大事です。
一般的な観光もそうですが、「ひょうごフィールドパビリオン」のいろいろなコンテンツを作っていきますので、そこに誘導していきたいです。
この「ミライバス」で、そこを体験してもらって、そのあと、例えばツアーや、いろいろな旅行商品の造成も調整していきます。例えば、震災の経験を学ぶのであれば、教育ツアー、教育旅行のセットもできます。
万博会場に来てもらって、この兵庫棟を体験してもらい、そのあと、フィールドパビリオンで各地に行く。実際のバスツアーに繋げていくことで、県内各地域の取組を効果的に繋いでいく、1つの拠点にしていきます。
記者:
今回、関西パビリオンの一角で、他の県ですでに出ているものと同じように、県内の観光地の魅力を発信する、見てもらうものは、実際に他にもありますが、何か、兵庫棟の売りや、「ミライバス」のここで人を引きつけたいというポイントはありますか。
知事:
他の県は、まだほとんど出していません。滋賀県がコンセプトくらいは出したかと思いますが、ここまで具体的にまとめた基本計画の策定・公表は、兵庫県が初めてだと思います。
他県との差別化をどのようにしたかというと、アトラクションです。最近の万博は、普通にプロジェクションマッピングをして、映像でその地域や国のイメージを捉えてもらう方法が多いのですが。今回の場合はそれに加えて、振動などを体感してもらう、空を飛んだり、例えば、海に潜ったり。
いろいろな自然、地域の地場産業、農業、そういったものの音や、状況を目で見てもらい、耳で感じ、振動を体で感じてもらうことで、やはり五感に訴えかけることがすごくポイントです。
そこで、例えば、おいしい食べ物などに興味を持ってもらえれば、実際に兵庫県に来てもらい、食べてもらい、五感でさらに感じてもらう。そういったことに繋げていくのが、兵庫県の特色、売りです。
記者:
トルコの復興支援で派遣される県職員について。資料の経歴では平成24年以降に、土木やまちづくり関係で役職を続けていますが、阪神・淡路大震災の関係で、こういう仕事を今までにしているなど、復興、まちづくりなど、どういうことを手がけていた人なのか教えてください。
知事:
震災の時も当然、県庁内で経験をしていたと思いますので、どういった略歴だったのかを含めて後程また説明をします。当然、まちづくり、住宅建築などをしていた人なので、おそらく担当の時も含めて、そういったセクションにいたと思います。
(注:会見後に、①震災時(H4.4~H8.3):市街地整備課(住環境整備係)で密集住宅市街地整備促進事業、住宅地区改良事業等の面整備事業を担当、住宅復興を推進。②震災後H8.4~H11.3:都市政策課(住宅政策担当)でひょうご住宅復興3カ年計画の改定・推進(民間住宅の再建支援制度の企画立案等)を担当、復興まちづくりを推進。③東日本被災地支援(H23.8.18~19):まちづくり・仮設住宅派遣職員として復興事業計画策定支援業務に従事、と回答しました。)
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