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更新日:2024年6月12日

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知事記者会見(2024年6月12日(水曜日))

【発表項目】

1.2025年大阪・関西万博に向けた取組(PDF:675KB)

2.高校生チャレンジ留学~HYOGO高校生「海外武者修行」応援プロジェクト(PDF:463KB)

動画

知事会見を動画で見る(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

知事記者会見内容

1番目は「2025年大阪・関西万博に向けた取組」です。

取組みの1つ目は、開幕300日前イベントです。6月17日にホテルモントレ姫路で行います。

プログラムは大きく3つを予定しています。

1つ目は、大阪・関西万博を契機とした県内各地での取り組みの発表です。

(公財)神戸ファッション協会や丹波篠山国際博実行委員会から発表をしていただく予定です。そのような機運醸成の流れが出ていることは、大変ありがたいと考えています。

2つ目は、フィールドパビリオンプレーヤーによる大阪・関西万博会場への出展に向けた取組です。

(独)国際協力機構関西センター(JICA関西)など含めて、ピッチ形式で発表していただきたいと考えています。

3つ目は、フィールドパビリオンプレーヤー同士の連携です。

淡路のホテルを中心にした取組を説明していただきたいと考えています。

また、6月16日から世界銀行による「防災グローバルフォーラム2024」がアクリエひめじで開催されます。

今回の300日前イベントは、「防災グローバルフォーラム2024」の期間中での開催となりますが、万博開催年である来年度は阪神・淡路大震災から30年の年です。防災という分野も大阪・関西万博を機会に兵庫が発信していきたいものでありますので、相乗効果を狙いたいと思っています。

取組みの2つ目は、「ひょうご楽市楽座」の開催です。

大阪・関西万博期間中に尼崎フェニックス事業用地がパークアンドライド駐車場になります。

県内外から来られる方が、尼崎フェニックス事業用地を駐車場として車を停めて、バスに乗り換えて、会場に行くことになります。

大阪・関西万博の来場者が、会場に行く前や夕方頃に帰ってきた後に、尼崎フェニックス事業用地に滞在する可能性が高いので、そこを中心にして楽しめるスポットを作るのが狙いです。

それをひょうご楽市楽座として開催するために準備しています。

実施のイメージとしては、4月13日から10月12日の土日中心の週末に行っていきます。時間としては、午後4時から午後9時までです。

県内各地の皆さんに集まっていただいて、ナイトマーケットを企画しています。兵庫五国の魅力を発信する県産品マルシェやひょうごフィールドパビリオンのPRブース、県内各地のプレーヤーによるステージ出演していただくことを予定しています。

例えば、神戸のジャズや吹奏楽のバンドの皆さんに出演していただいたり、豊岡の演劇祭でも活躍いただいた大道芸人の方などいろいろな方にもご参画いただくことを予定しています。

今後、企画運営に関してプロポーザルを実施し、具体的な事業内容等について検討していきます。

いよいよ300日前となるので、この機会に大阪・関西万博の機運醸成をさらにしていきたいと考えています。

 

2番目は「高校生チャレンジ留学~HYOGO高校生「海外武者修行」応援プロジェクト」です。

102名の方から海外武者修行プロジェクトに応募していただき、書類選考、面接を経て、今回10名の方を選考しました。

残念ながら選考から漏れた皆様には、またチャレンジをしていただきたいと考えています。

10名の皆さんの在籍高校は、公立高校が6名、私立高校が4名です。学年別では、1年生が4名、2年生が5名、3年生が1名になりました。

行き先は、欧州が1名、北米が2名、アジアが4名、オーストラリアを中心に大洋州が3名になります。

分野は、社会貢献、スポーツ、ビジネス、芸術など多岐にわたります。

このチャレンジ留学は、県内の高校生が約1ヶ月間、海外で挑戦する場合に最大で50万円の支援をするものです。

留学に先立ち、ひょうごフィールドパビリオンを体験していただき、兵庫県のアンバサダーとして活躍をしていただくことを予定しています。

それぞれの留学計画ですが、例えば、フィリピンであれば、貧困や教育事情等SDGsに関する問題など途上国における問題について現地の大学生とフィールドワークやディスカッションを行うものです。

フィジーであれば、海洋環境ボランティアに参加します。現地の小学校に訪問して、広く調査をしていくものです。

フィリピンでは、医療の関係に大変関心が高い学生が病院や医療アクセス困難地でボランティアをします。

それ以外にもラグビーや世界一のバイクパークでマウンテンバイクを練習する学生、フローリストのフラワーショップで学びたい学生、チョコレート職人の工房で研修したい学生、プロを目指しK-POPの本場である韓国でダンス等を学ぶ学生、シンガポールで養殖漁業の勉強をしたい学生がいます。

ぜひ、多様な分野で頑張っていただきたいと思います。

キックオフイベントを6月23日に、兵庫国際交流会館で実施したいと考えています。

内容は、事前研修を受け、その後にフィールドパビリオン体験をしていただきます。

留学する10名の学生からの留学への思いの発表や外国人留学生の方などとの交流、留学オリエンテーションなどを実施します。

フィールドパビリオンは、JICA関西や人と防災未来センターでのフィールドパビリオン体験をしていただきます。

それ以外にも各個人で興味のある分野の体験をしていただきます。

このイベントには、10名の学生以外にも、アドバイザーや外国人留学生、場合によっては、今回寄附をいただいた企業やスポンサーの方にも来ていただくことを考えています。

最終的に年間100名の留学を目標としています。

若い世代の方が、円安下でも海外に挑戦できる社会を作っていくことを頑張っていきたいと思っています。

 

私からは以上です。

質疑応答

記者:

万博300日前という節目を迎え、現状の県内の取り組みや機運を踏まえて、今後どのように取り組みを進めていきたいかお聞かせください。

 

知事:

我々として、やるべきことは具体化しています。

まずは、一番核となるひょうごフィールドパビリオンです。

200を超えるプレーヤーの核ができているので、ここをベースに、万博会場外での取り組みをどう広げていくかがポイントです。

また、万博会場においては、関西パビリオン内に「兵庫県ゾーン」を作り、そこでの発信をしていく。そしてフィールドパビリオンプレーヤーのみならず、いろいろな人が「兵庫県ゾーン」を中心に活躍をしていただけることが大事だと思っています。

他にも、県立美術館にも県内拠点を作ります。ここで子どもたちを中心に体験型、参加型のプログラムを提供していきます。

尼崎フェニックス事業用地の物理的な楽市楽座が大事だと思っています。

(資料に記載の)紫のところが尼崎万博パークアンドライドの駐車場です。大きな駐車場で約3000台が駐車できます。

1日約1万人が、特に週末を中心に利用されます。

この方々が万博を見終わった後、おそらく夕方以降に帰ってこられるので、すぐ隣に楽市楽座を作って、ナイトマーケットをやっていきたいと思っています。

その横には空飛ぶクルマのデモフライトの暫定ポートも用意しており、現在調整中ですが、デモフライトなども体験していただき、尼崎フェニックス事業用地も大きなポイントの一つだと思っています。

 

記者:

高校生チャレンジ留学は、10人の方が選ばれました。

選考基準は、公立や私立、分野や学年など何か考慮されているのでしょうか。また、参加する学生の留学計画をご覧になって期待することを教えてください。

 

知事:

選考は、書類選考と面接を行いました。

留学に対する意欲や熱意、そして兵庫県のアンバサダーとしてどういうことをやっていきたいか、留学の活動内容について説明をしていただき、セレクションをしました。

1回目ということで、意欲のある方が多く、特にプレゼンテーションでは自分の思いや熱意を持っておられる方が多かったと聞いています。

初回10名ですが、それぞれの分野で頑張っていただきたいと思っています。

それを持ち帰って、自分たちの高校で発表したり、我々応援させていただいている大人に対して報告したりして、ずっと続くようにしていきたいと思っています。

 

記者:

一昨日の議会での自民党議員からの質問で、片山副知事からの百条委員会への働きかけについて、答弁があったかと思います。

その際に、知事が「初めて聞いた。副知事の業務の一環として本人が判断されてやったと思う」という答弁でした。

その後、この件に関して片山副知事にヒアリングなどはされましたか。

 

知事:

あの場(議会)で、副知事が話されて、大体状況が分かりましたので、特に片山副知事から何か具体的に聞いたということはしていません。

 

記者:

片山副知事は、事務方のトップですが、二元代表制の中で、片山副知事の働きかけは適正だったと思われますか。

 

知事:

特にそういったこと(働きかけ)を指示したりということはしていません。

ただ、本人もおっしゃった通り、重要案件について議会と調整するのが、特別職である副知事の一つの役割だということで、やはり本人の思いとして、まずは第三者委員会をしていきたい。そして、当局側の思いを伝えたということだと思います。

ただ、議会側が、あのように(議会への介入)受け止められて、ああいったご指摘をされたということは、ある意味、真摯に受け止めなければいけないと思っています。

片山副知事もおっしゃっていたように、何か議会側の判断権に対して介入したりとかをしていることではないということでした。一定の業務の範囲内でやったということです。

ただ、議会側のああいったご指摘があったことは真摯に受け止めなければいけないと思っています。

 

記者:

判断としては間違っていたということですか。

 

知事:

間違っていたというよりも、特別職ですから、ご自身が業務として、一般職とは違う立場ですので、その中で重要な、副知事がしなければいけない業務として、覚悟を持ってやったということだと思います。

そこは副知事の思いというものも、私としては一定受け止めるということだと思います。

それが正しいか正しくないかというよりも、副知事がご自身の判断でやったということは、一定受け止めようと思っています。

 

記者:

知事としてはその行動を尊重されるということですか。

 

知事:

そうですね。

ただ、議会側からああいったご指摘、伊藤先生からもありましたので、そこは真摯に受け止めなければいけないと思っています。

ただ、繰り返しになりますが、議会側に何か介入したりしたりとか、そういったことではなかったという趣旨なので、そこは一定の業務の範囲内で副知事がやったということは、私としては、そういう思いの中でやったと受け止めています。

 

記者:

片山副知事の件に関して、知事は事前には聞いてなかったということですが、結果として議会から強い反発を招いたというのも事実だと思います。

この件について、片山副知事に何らかの処分や処遇に考えがあるのか、また、知事ご自身の監督責任についてはどう考えていますか。

 

知事:

特に処分は、今、考えてはいません。

やはり先ほど申し上げた通り、重要案件について、調整するという特別職としての副知事の立場として、一定の覚悟を持って本人が判断されたということだと思います。

ただ、議会側からああいったご指摘があったことは真摯に受け止めなければいけないですし、そこはしっかり受け止めていきたいと思っています。

 

記者:

知事ご自身の監督責任はどのようにお考えでしょうか。

 

知事:

前段に言わせていただいたことに尽きるので、何か処分等をしなければいけない状況とは考えてはいません。

そこは私自身も、議会側のご指摘を真摯に受け止めていくということだと思っています。

 

記者:

百条委員会設置議案の関係ですが、以前、コメントする立場にないとのことでしたが、自民党とひょうご県民連合の共同提案という形で、最終的には明日にならないと分かりませんが、少なくとも会派に所属する議員の数だけでいうと、過半数を超え、可決の可能性が非常に高いと思います。

改めて、受け止めをお伺いします。また、過半数を超えている議員の方々から百条委員会が提案されることは、議員から斎藤県政に対して信用できないということが突きつけられているに等しいのではないかと思いますが、その辺も含めて受け止めをお願いします。

 

知事:

百条委員会については、前回も同じように申し上げた通り、議会の議決判断によって設置されていくものなので、現時点では、これからやられるということで、コメントすることは難しいと思っています。

我々としては、議会の要請に基づいて、第三者委員会を設置させていただく中での、議会側の今の動きだと思いますが、最終的に、もし明日、そういったことになるのであればそこをしっかり見ていきたいと思っています。

 

記者:

百条委員会の設置が決まった時には、何らかのコメントはしていただけるということでしょうか。

 

知事:

これから最終的に議会がどのような動きになっていくかなどありますが、まずは、昨日、議運も開かれたということなので、そういったことも見ながら明日の最終日を迎えるという形になるのではないかと思っています。

 

記者:

この件に関連して、自民党は知事選の時に推薦を出された立場かと思いますが、それから時間が経って百条委員会を提案することは、外から見れば信頼関係が一定崩れたという見方も成り立つと思いますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。

 

知事:

確かに約3年前に推薦をいただいたということです。

今回の百条委員会についても、会派内で様々な意見があったということは承知していますので、そこの議論の中で最終的にまた明日判断されることになるのではないかと思っています。

 

記者:

自民党との信頼関係は、知事はどのように考えていますか。

もう既に崩れたとお考えなのか、まだ残っているとお考えなのか。

 

知事:

これまでも予算や条例など、もちろんいろいろな議論があったりしましたけれども、基本的には賛成いただいたりしてきているので、一定の信頼関係は今でもあるという風に考えています。

 

記者:

先ほどの片山副知事の対応について、介入する意図はなかったとおっしゃっていましたが、副知事の発言の中には、辞職するので、百条委員会をやめて欲しいという発言があったと思います。

この発言については適切だったと思われますか。

 

知事:

一定の覚悟を持って、そういった思いを申し上げたということだと思います。

副知事というものは、特別職ですから、極めて重要な政治的な案件も含めて、調整される立場なので、そこで、ご自身のそういったことも含めて、話をされたということだと思います。

一昨日も片山副知事が発言したとおり、介入しようとか圧力をかけたという認識はないということなので、そこは、そういうことだと思っています。

ただ、議会側(自民党)からのああいった指摘があったということは、真摯に受け止めなければいけないと思っています。

 

記者:

介入の意図がなかったと副知事はおっしゃっていますが、百条委員会を止めて欲しいというのは、介入があるように聞こえます。

知事はそのように思われないということですか。

 

知事:

予算案などの賛成、反対について、例えば、反対されているところに賛成してくださいといった調整は、これまでも副知事はされたり、理解をしていただけるようにしたりしていますので、それと同じように重要案件について、自らの思いを述べたということですので、介入という形ではないと。最終的には議会の判断ですから。

 

記者:

辞職するという発言が、片山副知事から出てきましたが、この意思や思いについては副知事には何かお伺いはしていないのでしょうか。

 

知事:

特に後で聞いたりはしていませんが、一定の覚悟を持ってお話させていただいたということだったので、そういうことだという風に受け止めています。

 

記者:

片山副知事は百条委員会をやめて欲しいと、その代わり辞職するという覚悟を持ってお話されたということです。

百条委員会をやめて欲しいという考えは、知事としては賛同できる考えなのでしょうか。

 

知事:

そこは、最終的には県議会が決めることですから、私からはそれがどうかというのは差し控えておいたほうが良いと思います。

 

記者:

百条委員会を止めて欲しいという思いを、なぜ、片山副知事が発言をされたか、知事としてはお伺いしたのでしょうか。

 

知事:

伺ってはないです。

ただ、我々としては、第三者委員会をしっかりやっていきたいという思いをお伝えしていたので、そういうことだと思っています。

 

記者:

これまでの文書問題で県政が大きく停滞しているという自民党県議のご指摘などもあると思います。

知事ご自身の進退について、心境の変化などはあったりはするのでしょうか。

 

知事:

私自身は、自分の仕事をしっかりやっていくことに尽きると思っています。

 

記者:

第三者機関の設置に関して、代表者会議も含めて県議会の方で話は進んでいると思いますが、現時点で知事が把握されていることがあれば、教えてください。

 

知事:

監査委員事務局が準備会の設置に向けて準備していると伺っています。

今、どういった段階になっているかは、詳細の報告は受けていませんので、適切にやっていただいてるのではないかと思っています。

 

記者:

議会の答弁で、3月27日の記者会見時の「事実無根」、「嘘八百」といった発言に対して、知事ご自身で行き過ぎた表現があったということで反省していると述べられたと思います。

これまで記者会見で質問した段階では、その都度、適切な対応をされてきたというお話だったと思いますが、議会で出た発言は、この2ヶ月以上振り返ってそのような心境に至ったということなのでしょうか。

 

知事:

当時、元県民局長が行った行為について、ふさわしくない行為だと考えたことと、私自身は内容が異なることが記載されている思いもあり、ああいった発言をさせていただきました。

ただ、知事としての表現としては、強かったと思いますので、ああいう風に反省しているということです。

今後、気を付けていきたいと思っています。

 

記者:

副知事の進退に関する件でお伺いします。

知事は、議会の後も、副知事から話を聞いていないとのことですが、ナンバー2の進退に関する言及はとても重要なことだと思っています。

その後、知事が副知事の進退の意向を聞かないことは不自然に思います。

知事として、副知事の進退に対してどう考えているのでしょうか。

 

知事:

ぶら下がり取材の中でも、副知事が今は任期いっぱい務めるという原則に立ち返っているという話でしたので、そこを踏まえて、しっかり仕事をしていくという思いだと思います。そこを受け止めているということです。

 

記者:

副知事の任期は来年の9月まであるかと思うのですが、来年9月の任期いっぱい務めていただきたいとの思いなのでしょうか。

 

知事:

任期というか、任期もそうですが、目の前の仕事を、一日一日やっていきましょうという思いは共有していると思います。

 

記者:

「嘘八百」などの発言の反省がありましたが、考え方を変えた理由としては、何かきっかけがあったのでしょうか。

 

知事:

この間、様々な動き、そして指摘がある中で、表現として行き過ぎたという思いが出たということです。

内容が事実と異なるものがあったり、行為として、ふさわしくない行為があったという思いに変わりはないのですが、表現としては行き過ぎたので、反省しているということを伝えました。

 

記者:

文書の7項目の件ですが、これまで個別具体的な説明は、第三者委員会の調査があるため、説明がありませんでしたが、今後、百条委員会もあるかと思いますが、記者会見の場で説明していただく選択肢はあるのでしょうか。

 

知事:

これから第三者委員会、また、明日の議決次第で百条委員会がありますが、その辺りを見据えながら、適切に判断していきたいと思っています。

 

記者:

可能性としてはあるということでしょうか。

 

知事:

今までは、人事課の調査と公益通報ということで、説明できていないところも個別ではありますが、私自身がどのように説明責任を果たしていくのかは、今回の県議会でも指摘いただいたところなので、その辺りをどのようにしていくのか今後の検討かと思っています。

 

記者:

片山副知事が県議会へ働きかけた理由として、県職員への負担が多大になるということを理由に挙げておられたかと思います。

百条委員会がもし可決された場合、こうした知事と幹部の疑惑に関わることについて、職員に多大な負担がかかることに対しては、片山副知事と同じ認識なのでしょうか。

 

知事:

大事なのは県政をしっかり前に進めていくことだと思います。

施策であったり、若者・Z世代を前に進めていくためにどうすべきか、今、言われているのが、説明責任をきちんとやっていくことであったり、努力をしていくことなので、そこかと思っています。

 

記者:

職員に負担がかかるところに関しては、知事も片山副知事と同じ認識でしょうか。

 

知事:

第三者委員会と百条委員会が仮に設置されれば、各会派からもご指摘いただいているとおり、職員にも一定の負担が出るということはあります。

職員の負担が生じることは一定受け止めなければいけないかと思っています。

それは、県政をどうやって前に進めていくかというところの、一つのプロセスとして共にやっていくことも大事な観点かと思います。

 

記者:

片山副知事もそういった思いを共有しておられて、議会の方に行かれたのは片山副知事の独断ということでしょうか。

 

知事:

そうですね。

私も例えば、指示とか、事前に聞いていたということはないです。

 

記者:

それに対して、指導などは、基本的に考えていないということでしょうか。

 

知事:

先ほども申し上げたとおり、重要案件なので、一定の議案であったり、そういったものへの賛否について、副知事が特別職としての立場における業務、そこで一定の覚悟を持ってやった、ということだと思います。

 

記者:

今回の6月定例会で、代表質問と一般質問がある中で、この文書問題に関する質疑にかなりの比重があったと思います。

いろいろとやりたい政策とかがある中で、文書問題に関する質疑が集中して、貴重な機会が奪われてしまっていることへの受け止めをお願いします。

 

知事:

その点は、真摯に受け止めなければいけないと思っています。

第三者委員会をしていく中で、しっかりやりながら、県政を前に進めていきたいという思いできましたが、今回の県議会においても、今回の文書問題に関する質疑が、かなり出たので、そこは県政をしっかり前に進めていくために、これからどうすればいいかということもしっかり考えることが大事だと思っています。

 

記者:

一昨日の質疑の中で、知事の政治的責任取り方についての質疑があった時に仮定の話は答えられないという答弁があったかと思います。

仮に明日、百条条委員会の設置が決まった場合、ご自身で今後の政治的責任の取り方についてはお答えいただけるという認識でよろしいですか。

 

知事:

明日、県議会の最終日ですから、そこの状況をまずは見ていく必要があると思っています。

 

記者:

仮に設置された場合は、ご自身で説明されるということですか。

 

知事:

もちろん議会最終日になりますから、何らかの対応をさせていただくことは必要だと思っています。

 

記者:

何らかの対応というのは、もし百条委員会で何か新しい事実が見つかったりなど、7つの項目を否定するようなものが出てきた場合は政治的責任を取られるということですか。

 

知事:

明日の段階のことですよね。

明日は、百条委員会を設置するかどうかの話なので、そうなった場合とか、それから、今議会終えたかたちで、おそらく、記者さんからもコメントを求められることになると思いますので、そこはきちっと調整をして、私としての思いを伝えることは必要だと思っています。

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