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【発表項目】
1.ひょうご・こうべ女性活躍推進企業 ミモザ企業・フレッシュミモザ企業の募集開始(PDF:571KB)
知事会見を動画で見る(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
1番目は「ひょうご・こうべ女性活躍推進企業 ミモザ企業・フレッシュミモザ企業の募集開始」です。
県内企業の女性活躍を促進させてもらうため、県と神戸市の共同により創設した認定制度「ひょうご・こうべ女性活躍推進企業」の募集を開始します。
ミモザ企業とフレッシュミモザ企業の認定により、誰もが活躍できる職場づくりを後押しし、選ばれる企業としてのブランド力の向上と人材確保に繋げていきたいと考えています。
募集期間は8月1日から9月30日です。
申請方法は県のホームページをご覧いただいて、メール等での申請になります。
認定項目は全部で20項目、そのうち、14項目7割以上の達成で「ミモザ企業」に認定となります。
新設したフレッシュミモザ企業に関しては、8項目4割以上の達成で認定となります。
認定を受けた企業に対しては、ミモザ企業、フレッシュミモザ企業共通のメリットとして、認定マークの使用、そして県のホームページでのPR、兵庫型奨学金返済支援制度での優遇措置を行うことになります。
さらに、ミモザ企業に対しては、県主催イベントへの参加、入札時の加点、県信用保証協会での優遇を受けることができます。
認定項目は企業の取り組み姿勢やキャリア形成支援、女性登用の促進、女性の定着促進の4つの柱、計20項目を設けました。
企業の状況に応じて、優先順位を定めて取り組みを進めていただきたいと思います。
女性の活躍についての取り組みのきっかけづくり、さらには進め方など、何かお困りの際には、女性活躍推進センターで個別相談を平日の9時から17時まで行っているので、ご利用いただきたいと考えています。
ミモザ企業とフレッシュミモザ企業の認定によって、幅広い地域、業種で女性活躍の推進が進むことを期待しています。
従来のミモザ企業の認定と併せて、フレッシュミモザ企業制度も普及させていただき、県内全域で女性が働きやすい環境づくりを進めていきたいと考えています。
私からは以上です。
記者:
従来のミモザ企業の枠に加えて、新たにフレッシュミモザ枠を作られた理由と、既にミモザ企業に認定されている企業からはどのような声や反応が集まっているか、ご紹介いただければと思います。
知事:
ミモザ企業制度は令和4年11月に制度を創設しました。
これまでの2年間で139社を認定しています。
着実に一歩ずつ浸透してきていると考えています。
ただ、一方で認定されていない企業や団体の方から制度をPRしていく中で、ミモザ企業になりたいが、まだ少しハードルが高いという声をいただきました。
ミモザ企業とは別枠で、よりステップとして、歩みやすい形での制度が必要だと判断し、認定に挑戦しやすいフレッシュミモザ企業の区分を設けました。
これは既にミモザ企業に選定された企業の方からも、裾野が広がっていくことは、大変重要だと思っていただいていると思いますし、これから挑戦しようとする企業にとっても、足がかりのステップとしてやりやすい環境になっている評価をいただけるものだと考えています。
記者:
8月1日で斎藤知事就任から丸3年になると思いますが、4年目も引き続き県政運営に取り組まれるのかどうかご自身の進退について、現在のお気持ちを聞かせてください。
知事:
8月1日で、3年が経過して4年目になります。
この間、就任直後から、コロナ対策に全力で取り組んできました。
また、コロナが2類相当から5類に移行し、社会経済活動も正常化してきたところです。
本日、コロナ対策含めた新型インフルエンザ等対策有識者会議の今年度1回目を開催しました。
感染症対策の新たなものへの備えもしつつ、新たな対応として、先日から申し上げていますが、人口減少、若者流出対策のための若者・Z世代支援策を始めとする様々な施策にも取り組んできたところです。
防災力の強化、来年は阪神・淡路大震災から30年という節目になります。
それ以外にも分収造林事業や地域整備事業等、これまでの県政の課題にも取り組んできたところです。
それぞれのテーマについて、一つずつ成果が出てきている点もあります。
引き続き、県政をさらに前に進めていくため、一日一日の仕事を積み重ねていくことが、私が、今、考えていることです。
記者:
3年間でなさったことをおっしゃっていただきましたが、反対にこの3年間でできなかったことや課題に感じていることを教えてください。
知事:
選挙時に掲げさせていただいた公約が、全体で173項目ございます。
そのうち、一定達成、着手した状況は171項目、98.8%という形になります。
多くの公約や掲げたことは達成なり、着手してきて、一つずつ公約は進捗、進んでいると考えています。
一方で、取り組みができていないものが2項目ありまして、一つ目が女性副知事の登用です。
二つ目が、学校における30人学級です。
前者については、着実に女性の幹部職員への登用率は、現在(本庁課長級で令和6年4月)20.7%ということで、着実に上がってきています。
これから、適材適所で判断していきたいと考えています。
そして、30人学級は、今現在、教員不足が指摘されている中で、人材確保、そして財政的にも、一定の課題があります。
現在、教員の負担軽減は大事なテーマで、そこに向けて今取り組んでいる大きな柱が不登校対策になりますので、校内サポートルームへの支援員の配置をしっかり教育委員会が中心に、県下の市や町と連携しながら進めていくことで、特に小学校や中学校の学びやすい環境づくりに向けた取り組みを着実に、これからも進めていきたいと考えています。
記者:
文書問題で県政の停滞がかなり指摘されている中ですが、残り1年間の任期では、その文書問題も含めて、どのように取り組んでいかれるのでしょうか。
知事:
先ほど申し上げたことになってくると思います。
まずはコロナ対策を踏まえて、新たな感染症への備えというものを、今日から新型インフルエンザ等対策行動計画の兵庫県版の改定作業がスタートしましたので、それをまずやっていくということや若者・Z世代支援策です。
これは不妊治療の支援や人手不足対策など、そういった取り組みの検討会などを開いていますので、そのようなところで施策をさらに前に進めて広げていくということをやります。
それから防災力の強化については、既に能登半島地震等を踏まえて、来年、阪神・淡路大震災から30年になりますので、そこで防災力の強化のための検討会を既に立ち上げています。
それ以外にも分収造林事業や地域整備事業等、先送りにできない課題を着実に進めていくことが大事です。
記者:
施策をさらに前に進めるにあたって、文書問題で起こっている混乱などは、影響されないとお考えでしょうか。
知事:
改めて、文書問題で、現在の状況になっており、県民の皆様にご心配をおかけしていることは、お詫び申し上げたいと思っています。
いろいろなご指摘やご批判は真摯に受け止めて対応していきたい、そして応援していただいている方への感謝もしっかり抱いて、県政を進めていきたいと考えています。
文書問題については、百条委員会や第三者機関での審議がこれから本格化しますので、そこに対応をしっかりやっていくことを通じて、この問題への対応をしていくということです。
その中でも、県職員の皆様は日々の仕事について本当にしっかりと取り組んでいただいています。
そこについては、改めて感謝を申し上げたいと考えています。
記者:
今月20日と21日に、神戸新聞社として世論調査を行いました。今日の朝刊で結果を紹介させていただいたのですが、その受け止めについて質問させていただきます。
県内の有権者約1000人からの有効回答を得ておりまして、斎藤知事の県政を支持するかどうかと尋ねたところ、強く支持する、どちらかといえば支持すると答えられた方が15.2%。全く支持しない、どちらかといえば支持しないと答えられた方が66.1%という結果になりました。
斎藤知事は、これまで2021年の知事選で県民の負託を受けているので、県政を前に進めると何度もご説明されているかと思いますが、弊社の世論調査で支持率が15%という結果を受けて、県民の負託が今もあると思われるかどうかのお考えを聞かせてください。
知事:
改めて文書問題について、現在の状況になっていることは県民の皆さんにご心配をおかけしていること、大変申し訳ないと思っています。
神戸新聞社の今日の報道についても拝見しております。
現在の状況に対して、多くの県民の皆さんのご心配、そしてご批判だと捉えています。
そういった調査結果については真摯に受け止めたいと考えています。
15%ということで、応援していただいている方にも感謝を申し上げたいと考えています。
今後、百条委員会や第三者機関を通じて、この文書問題の対応をしっかりやっていくことと、そして、県職員の皆さんとの信頼関係を再構築して、県政を前に進めていくことが私の大きな責任だとかねてより申し上げているとおりだと思います。
時間はかかる、そして道は険しいかもしれないですが、一つ一つの仕事を前に進めていくことで、県民の皆さんの信頼回復に努めていくのが私の大きな責任だと考えています。
記者:
3年前の選挙で県民の負託を受けたことが、斎藤知事の支えであることは揺るがないという感じでしょうか。
知事:
3年前の選挙で県民の皆さんの負託を受けました。
現在は、文書問題で、先ほど申し上げたとおり、県民の皆さんから大きなご指摘やご批判をいただいているということです。
そこは真摯に受け止めながら、私としては先ほどから申し上げさせていただいていますが、調査への対応とともに、県政を一つずつ進めていくことで、県民の皆さんの信頼回復に努めていくことが、私のやるべき仕事だと考えています。
記者:
今回の世論調査で、文書問題について斎藤知事や県の説明の対応に納得できるかどうかを尋ねたところ、納得できないと答えた方が64.8%に上りました。
知事は、これまで対応として適切だったと繰り返しおっしゃっていますが、弊社の世論調査によると適切だったというのが県民の思いとずれているかと思いますが、そのことについてはどのように受け止められていますか。
知事:
我々としては、文書問題発生後、一つ一つの対応を適切にやってきたという思いは今もあります。
ただ、県民の皆さんからの世論調査で、そういった説明責任をもっと果たすべきというご指摘があるということは、真摯に受け止めていきたいと思います。
これから百条委員会や第三者機関を通じて、今回の問題への対応をしっかり私自身もさせてもらうことが大事だと思います。
記者:
来年の夏に次期知事選が予定されているかと思います。
現時点で2期目に向けて立候補を考えているかどうか、現時点でのお考えがあれば聞かせてください。
知事:
繰り返しになりますが、私としては、これから百条委員会や第三者機関の調査にしっかり対応することとともに、県政の信頼回復に向けて、一つ一つ、一日一日の仕事をきちっと着実にやっていくことが、私の今の県政運営に対する姿勢、考え方になります。
記者:
文書問題を受けて、本紙にも斎藤知事はまず給与カットすべきではないかという意見が多数寄せられています。
これについて知事はどのように考えていますか。
知事:
ご指摘があることは真摯に受け止めたいと思います。
記者:
その責任の取り方について様々あると知事は言われていますが、今のところ形として何か責任を取られたことはないと思います。
それはなぜそうなるのかお伺いします。
知事:
繰り返しになりますが、今の状況を招いたことに対しては、県民の皆さんにお詫びを申し上げなければいけないと思います。
これから私が取るべき大きな責任は、繰り返しになり大変申し訳ないですが、百条委員会や第三者機関の調査にしっかり対応していくことと一つ一つの県政を前に進めていくことが、私の今の責任の果たし方だと考えています。
記者:
知事が会見で終始お伝えしているので、皆さんご理解していると思います。
ただ、知事ご自身の責任は、県政を前に進めることとは別に取り方があると思います。
そこは何も責任を取らないということでいいのでしょうか。
知事:
今は、文書問題への対応をしっかりやっていくことが大事です。
その上で、一つ一つの県政課題に取り組んでいくことが、私の進んでいく道、そして考え方だと思います。
いろいろなご指摘があることは承知していますが、ご理解いただけるように、日々の仕事をしっかりやっていく、そして文書問題への対応をきちっとやっていくことでご理解いただけるように、努めていきたいと考えています。
記者:
一連の問題を受けて、県政自体の停滞を招いているのは事実だと思います。
各方面の関係団体から知事に実質的な辞職要求することは極めて異例だと思います。この異常な状態を知事としてどのように認識されていますか。
知事:
文書問題で、今の状況になっていることは、県民の皆さんにも大きなご心配、そしてご批判をいただいていることは、お詫び申し上げたいと思っています。
記者:
このまま前進していけるとお考えですか。
知事:
日々の仕事は、今日も新型インフルエンザ等対策有識者会議がスタートしましたし、一つ一つの仕事は自分としては全力で取り組んでいるつもりですので、これからも続けていくことが、私の一つの責任の果たし方だと考えています。
記者:
職員の中からは、本当にもうこれ以上続けられると苦しい、一日も早く辞めて欲しいという大変重い意見も多数出ている状況です。
知事に直接厳しいご指摘は言えないと思いますが、そのような声が出ている職員がいる中で、前に進んでいける状態ではないと思います。
それをどうやっていくかという中で知事は前進していきたいとのことですが、この問題を受けて知事自身の姿勢として、何が変わられましたか。
そこが、県職員に伝わっていないと認識を受けていますし、県民の皆さんもそう思われていると思います。
知事自身が、前と何が変わったかというのを、明確にこの会見で話していただけないですか。
知事:
県職員の皆さんにも大変ご心配とご負担をおかけしているとことは大変申し訳ないと思っています。
電話の対応など、いろいろなご負担をおかけしていることも事実ですので、お詫び申し上げなければいけないと思っています。
私自身は、明確に何が変わったかということは、これが変わった、こういうふうに変わったということを、何か具体的に言うというよりも、私の日々の仕事の中で、県職員の皆さんとの対峙の仕方、これはコミュニケーションが不足されていたとご指摘もありました。真摯に受け止めなければいけないということで、日々の業務において感謝の言葉、そして、仕事についてはしっかり任せることをやらせていただいているつもりですので、接している職員の皆さんとのやりとりとして私は最大限自分が変わるべく努力しているつもりです。
ただ、それが職員、県民の皆さんに伝わるには、かねてから申し上げているように、時間がかかるし、道は険しいと思います。
それでも、私は日々の仕事を一つ一つ重ねる、そして自分自身がコミュニケーションをしっかりやっていくことを日々積み重ねることによって、多くの職員の皆さん、県民の皆さんに理解してもらえるようにやっていくことが私の取るべき道だと考えています。
記者:
具体的にどういったものが変わったかというのを会見で伝えないと県民の皆さんにとっては見えないと思います。
知事が言っている行動するということもちろんだと思いますが、何が変わったかを見える化しないと安心できないと思います。
そこは知事が政治家として、この会見の場でしっかり言葉で伝えていくべきだと私は思いますが、お伝えできないですか。
知事:
自分としては、伝え方は、いろいろな伝え方があると思います。
やはり何かこういうふうなことをこういうふうにしたから変わったという伝え方もあれば、私自身は日々の仕事の中で、職員の皆さんに自分の姿勢が変わっていると、斎藤知事が変わっていることをお伝えすることが、自分の伝え方だと考えています。
いろいろなご指摘、伝わらないというご批判は、真摯に受け止めたいと思いますが、自分が取れる道は、日々の仕事をしっかり職員の皆さんと共にやっていくということだと考えています。
繰り返しになって大変申し訳ないです。
記者:
最近、知事のX(旧Twitter)での更新はなかなかされなくなったと思いますが、理由をお伺いします。
知事:
現下の状況に鑑みまして、今はX(旧Twitter)については更新をしていないです。
大きな特に何か理由があるわけではありません。
一方で、県の施策については、県の公式X(旧Twitter)で、日々発信されていますので、そこで県政に関する発信は、私がしていなかったとしても伝えられることは一定できていると思っています。
記者:
現下の状況というのは具体的にどういうことを受けてですか。
知事:
文書問題で、今の状況になっていることなどを踏まえて、総合的に判断をして、X(旧Twitter)の投稿については現在していないです。
先ほども申し上げたとおり、県政施策の発信については日々の業務でもやらせていただいていますし、県の公式X(旧Twitter)でも、広報の職員には大変感謝しており、できていると考えています。
記者:
出処進退についてお伺いします。
現在では、責任を全うして前進されていくことだと思いますが、フェーズが変わる可能性が大いにあると思います。
例えば、百条委員会で事実関係が発覚した場合とか、パワハラが新たに出た場合とか、どのような形であれば、出処進退について考えられますか。
知事:
繰り返しになって申し訳ないですが、百条委員会や第三者機関の調査に対応していくことと日々の仕事を懸命に取り組んでいくことが、私の取りたいと考えている県政の向き合い方だと考えています。
記者:
質問の意図が違いましては、質問は百条委員会や第三者機関等で、もし文書の事実関係も含めて、知事のパワハラなどが認定された場合、知事はどうされるお考えですか。
知事:
仮定の話になるので、今そこについてお答えすることはできないと考えています。
私としては、文書問題についてのコメント、対応は6月20日にさせていただいたとおりだと思います。
これから第三者機関や百条委員会の調査が進みますので、まずは自分としてきちっと対応していくことが大事だと考えています。
記者:
仮定の話ですが、知事は、今回の疑惑について全てこれは違いますと私は関与していないと明確に否定されています。
そこは自信を持って会見の場で回答されてもいいのではないですか。
知事:
6月20日に述べさせていただいたとおり、文書問題について様々な観点で事実でないところについてはご説明させていただいています。
これから第三者機関や百条委員会が本格化しますので、そこで、審議や調査にしっかり対応していくことが大事だと思っています。
記者:
文書問題の初期の対応についてお尋ねします。
知事が内部告発の文書をいつ誰から入手されましたか。
知事:
その点も含めて前回の会見で申し上げさせていただいたとおり、3月中旬の文書作成から、一連の流れについて、私の方で改めて、然るべきタイミングで説明させていただきたいと思っています。
今現在、その点も含めて内容を整理しているところですので、改めて県としての経緯、考え方を説明したいので、今日そこは差し控えたいと思います。
記者:
知事の会見が3月27日にされていますが、その間のいつ頃かもお答えできないですか。
知事:
そこも含めて、時系列を整理して説明させていただく方が、断片的にお答えさせていただくよりも、いいと思っています。
然るべきタイミングで、できるだけ早く説明させていただくつもりではおりますので、今日は差し控えたいと思います。
記者:
内部告発の文書をご覧になられたときの知事の受け止めは、何度も聞いているかもしれないですが、改めてお伺いします。
知事:
6月20日の会見で述べさせていただいたとおり、繰り返しになりますが、核心的なところが事実ではないことが多々含まれているという印象でした。
記者:
核心的なところは事実でないということですが、文書に書かれている内容について、どれくらい調べられましたか。
ご自身のことは分かると思いますが、他にも、幹部のことも書かれていたと思いますが、その辺りはどれくらい調べられましたか。
知事:
どのタイミングまでにかというと。
記者:
会見で嘘八百とか核心的な部分で事実ではないとおっしゃられていますが、そこに至るまでにどういう調査をされたのでしょうか。
知事:
そこも含めて、大事な経緯のポイントですので、今、整理をさせていただいています。
今、質問でお答えするということも一つのやりとりだと思いますが、時系列を追って情報を整理してお伝えさせていただきたいと思います。
できるだけ早く、然るべきタイミングでやりたいと思っていますので、今日はそこのコメントは差し控えておきたいと思います。
記者:
告発文書が認知されてから、調査に入られたと思います。
その調査の指示を出されたのは知事ですか。
知事:
そこも含めてになります。
歯切れが悪くて大変申し訳ないですが、今、ご質問いただいているのは、(3月)12日以降の時系列のやりとりだと思いますので、そこは改めて今ご質問いただいていることに一つ一つお答えするというよりも、まずは我々の方で、きちっと改めて整理をして、お伝えしたいと思います。
決して説明をしたくないという趣旨ではないのはご理解いただきたいと思います。
記者:
調査は知事がされたのか副知事の独断でされたのかということも含めてですか。
知事:
当時の経緯をきちっと整理をして説明することを今準備しています。
記者:
元県民局長のパソコンを調査の過程で押収されたと思います。
その件についても知事はご存知でしたか。
また、いつ頃知りましたか。
知事:
まさに、そこも大事なポイントだと思います。
答えたくないという訳ではなく、繰り返しになって大変申し訳ないですが、経緯等をきちっと整理して、できるだけ早いタイミングでご説明したいと思っていますので、ご理解いただければと思います。
記者:
告発文書の最後のところに、報道機関にもこれは伝えていますという文言がありますが、それについて知事は分かっていましたか。
知事:
文書全体は読ませていただいたということはありますが、そこの認識性についても、大事な経緯のポイントですので、改めてご説明を一連の流れでさせていただきたいと思います。
歯切れ悪く申し訳ないですが、きちっと説明をさせていただきたいという思いがある点はご理解いただきたいと思います。
記者:
報道機関への通報も公益通報とされることがありますが、その時点で認識されていなかったですか。
知事:
繰り返しになって大変申し訳ないですが、そこも時系列とか把握の内容も大事なポイントですので、改めて現在、内容を整理していますので、できるだけ早いタイミングで、然るべきタイミングで、県としての考え方を整理してご説明させていただきたいと思います。
今日は、そこは答えたくない訳ではないですが、全体を整理してお伝えさせていただく方が、より正確で県としての考え方をお伝えできると思いますので、この後も質問いただくかもしれないですが、同じ答弁になってしまって申し訳ないですが、その点はご理解いただきたいと思います。
他の各社からも同じようなことを聞かれても、答えは同じになってしまう点はご理解いただきたいと思います。
記者:
公益通報者保護法では、通報者に対して不必要な探索も禁じられていますが、告発された側の県が調査したということに関して、それが適切だったか不適切だったかというお考えはいかがですか。
知事:
そこも繰り返しになってしまい大変申し訳ないですが、そこも含めて、経過の大事な点ですので、現在、内容と状況を整理しています。
決してこれは答えたくないという趣旨ではないですが、きちっと整理をして、早いタイミングでご説明させていただきたいという点はご理解いただきたいと思います。
記者:
どういった場で今後説明されることになるのでしょうか。
知事:
会見の場で改めてセットすることを考えていますので、情報の整理や準備をしているところですので、そこはご理解いただければと思います。
記者:
先日、日本維新の会の馬場代表が記者会見をして、きちっと真相解明して、知事も然るべき場所で事実関係を言ってもらって、一定の結論を出さないといけないと述べられましたが、どのように受け止めていますか。
知事:
馬場代表のご指摘、ご発言を私は直接お伺いしていなくて、報道等では承知しています。
前回の知事選挙で、日本維新の会の皆さんからもご推薦とご支援をいただきましたので、大変その点も含めてこれまでの県政運営のご支援を心から感謝申し上げています。
馬場代表のご指摘ということで、しっかり真摯に受け止めたいと思います。
私としては、これから第三者機関と百条委員会の調査にしっかり対応していくことが大事だと思っています。
記者:
これまでいろいろな団体やいろいろな方から、すぐに辞職するようにという要請や言葉があったのと比べて、今回の馬場代表の言葉が、調査結果が出てからというような言葉があって、少しニュアンスが違うと感じます。
他の方の辞職を求める声と違う点を、どのようなニュアンスで受け止めていますか。
知事:
いずれにしても、この文書問題に関して、調査をしっかりやっていくことが大事だという点は、私も大事だと思いますので、そこは百条委員会や第三者機関を通じて、今回の問題をしっかりやっていくことだと思います。
記者:
しっかりやっていくことを伺いたいのではなく、他の方の辞職要請と違う、すぐに辞職すべきではないと言っているようなニュアンスの発言でした。
例えば、すぐに辞職しなくていいのかと思われたのか、応援してきてくれた方だからこういうことをおっしゃったのかと思われたのか、他の方と違うことを言われたことで、どのような気持ちになりましたか。
知事:
これまで応援していただいたことへの感謝はしっかり抱いています。
馬場代表のご指摘で、第三者機関なり百条委員会を通じて、この問題をしっかり調査していくことが大事だというご指摘をいただいたという点です。
ここは私も本当にそのとおりだと思っていますし、私としてはそれを受け止めながら、調査への対応をしっかりやっていくことと日々の業務を全力でやっていくという思いです。
記者:
すぐ辞職してほしいとおっしゃった方へ対する言葉と全く一緒ですが、同じニュアンスの言葉を馬場代表の言葉を受けてもおっしゃるのでしょうか。
何か違う思いはないのでしょうか。
知事:
私の思いとしては繰り返しになってしまって、質問に答えられていなかったとしたら申し訳ないと思いますが、私の思いはこれまでどおり、文書問題の調査をしっかり対応していくことと、それから日々の業務を全力でやっていくというこれまで述べさせていただいた思いということです。
記者:
これ以上何を聞いても同じことの繰り返しになりそうですが、そういう思い以上には何もないですか。
知事:
馬場代表にはこれまでのご支援とか選挙におけるお力添えというのは大変心から感謝しています。
記者:
明日で片山副知事の勤務が最後になります。
改めて、同じ疑惑の中に挙げられている副知事という立場の方が辞めてしまうということについて、知事のお気持ちをお聞かせください。
知事:
片山副知事が明日付けでご退任されます。
これもかねてから申し上げていますが、この3年間のご尽力と長年にわたる県政のご尽力に感謝申し上げたいと、敬意を表させていただきたいと思います。
退職された後、も引き続き、県政の大所高所からいろいろなご指導、ご指摘、お力添えをいただくことは、全ての県民のみなさんも同じようにあると思いますので、そこを期待しているところです。
文書問題に関しては、ご退職された後も、片山副知事は調査の対象になるかと思いますので、私もしっかり対応していきますとともに、片山副知事も適切に調査等に対応いただくことになるかと思っています。
記者:
明日は副知事に最後に何か言葉をかけるような機会があるのでしょうか。
知事:
おそらく辞令交付があると思いますので、そこで直接お話をする機会があると思います。
記者:
最後にご本人に直接伝えたい言葉はありますか。
知事:
それは明日、しっかり感謝の気持ちをお伝えしたいと考えています。
記者:
これまで知事表敬の機会が多々あったと思いますが、聞いた話では、本来ならばご自分が行ったことに関する報告のために行く機会だが、こういった状況で、知事に会いに行ってそれが報道されると、あまり印象がよろしくないということで、表敬を少し避けているという話を聞きました。
本来ならば、県として応援したい事業、応援されたい気持ちを持っている方の行為が一定滞っていると感じるのですが、そういった話はご存じだったのか、それについてどう感じているか、教えてください。
知事:
知事応接室での面会や表敬を受けることは、4月以降も、適時、いろいろな機会でありました。
先日も、地震に関する義援金で表敬訪問を受けましたし、そこはこれからもいろいろな形であると考えています。
記者:
そうではなく、それができなくなっている件もあると、実際耳にしているのですが、そういったことに対するご認識と、そういう状況をどのように変えていかなければならないかを教えてください。
知事:
表敬の面会をどのようにセットするかは、その時々の情勢や日程調整で進めていくことになります。
タイミングが合わなかったり、いろいろな事情でセットできないことはあると思っています。
これからも、面会の機会が双方で合えばきちっと表敬訪問を受けていく姿勢でいきたいと考えています。
記者:
今日、文書問題調査特別委員会の理事会がありました。
前回の記者会見の質問で、証人尋問にあたっての職員の服務規程の手続きは、総務課長に守秘義務の免除、職務専念義務の免除を事前に申請しなければいけないという規定がありましたが、これは申請が不要になりました。
知事として、人事課に指示を出された結果なのか、この決定についてどのように知事は印象を持たれていますか。
知事:
百条委員会に対しては、私も議長からのご要請を踏まえて、職員にメッセージとして、百条委員会に対しては真摯にしっかりと誠実に対応していくことをお伝えしています。
その原則は、私はしっかり、今も思っていますし、職員にも、百条委員会の対応は心理的な負担になる面もある点は申し訳ないですが、メンタルのチェックもケアもさせていただきますので、そこでしっかりご対応いただきたいという思いでいます。
一方で人事課は、ご案内のとおり、地方公務員法第34条の守秘義務の観点で、職員の違法行為とならないようにおそらく万全を期すという意味で、必要な対応をしなければならないという思いでやってきたと思います。
今日も、どのように決着したかは、調整中だと聞いていましたので、私自身がこうしなさい、ああしなさいと、これまで直接指示したことはないです。
ただ、議会側からの適切にきちっと調査をしていきたいという思いと、職員の負担にならないようにということを踏まえて、先日からご対応いただいている方針を見直す方向で調整してきたのだと思います。
議会側、百条委員会側と県の人事課で合意ができたのであれば、それは一つの環境が整ったということで、前向きに受け止めたいと考えています。
記者:
結果論かもしれませんが、百条委員会の証人出頭、証人尋問を前に、元県民局長は亡くなってしまいました。
この結果を受けて、百条委員会の承認申請について、出頭要請の負担軽減を図ることが、結果として、元県民局長の死亡に至ったところにも関わってくると思います。
振り返って、知事はどのように今お考えですか。
知事:
百条委員会の調査に対しては、きちっと対応できるような環境を作っていくことが大事だと思います。
職員の負担を軽減していくことが大事だと思いますし、これは百条委員会に参加する場合の心理的負担と、ご自身が証言することなどが違法行為にならないような心配をできるだけ取り除くことも、職員にとっての心理的負担を軽減する大きなポイントだと思います。
その2つの思いで、議会側と人事課がしっかり調整してきましたので、思いとしては同じ方向性だと思っています。
これからも、今回、守秘義務の対応についての調整は、議会側、百条委員会と合意したということであれば、それが、職員の両方の意味での負担軽減になっていく環境ができれば、前向きなことだと考えています。
記者:
公益通報の窓口を外部に設ける検討を進めているということですが、その進捗について教えてください。
知事:
制度の概要については、ほぼ調整が整いつつあるところですので、また機会を改めて説明できればと思っています。
できるだけ早く、年内にはそういったことができるように、今、調整を進めています。
また、改めてご説明する機会を持ちたいと考えています。
記者:
今回の文書問題の公益通報の取り扱いは検証を進めておられるということですが、それと同じ時期になるのでしょうか。
それとも、それより早く公益通報機関を外部に設けることを発表される、検討されることになるのでしょうか。
知事:
公益通報のあり方との兼ね合いがありますので、できるだけ同じようなタイミングでご説明することがいいと思います。
一方で、内容の整理もしているところなので、そことの兼ね合いを見ながら、対応を考えていきたいと思います。
記者:
公益通報については、百条委員会でも、例えば、証人を呼ぶ、専門家から見解を伺うなど、議題に上がってくる可能性があります。
これについて知事はどのようにお考えですか。
知事:
そこは、これから百条委員会側のご判断だと考えています。
記者:
阪神・オリックス優勝パレードの業務に関して、県民生活部総務課長だった方がお亡くなりになられました。
当然、百条委員会でも検証する項目に上がってくると思いますが、それに先立って、ご家族の意向に沿って、県として公表されました。
それに合わせて、知事が弔意と感謝の気持ちを、人事課を通じて伝えられたことを先日の会見でご説明されました。
知事ご自身がご家族に弔意を示される、感謝を示される機会はあるのでしょうか。
もし、ご予定があるならば、ご自身の気持ちとして、どのようなお言葉を伝えたいと思っていますか。
知事:
元県民生活部総務課長におかれましては、これまでは、ご家族からまさにご指摘のとおり、一切公表しないで欲しいという強いご依頼がありましたので、県として亡くなったことの公表は控えてきました。
ご指摘のとおり、7月23日にご家族から代理人を通じて記者クラブ宛に文書が出されたと聞いています。
県に対しても、ご家族からお亡くなりになったことについて公表しても構わないというご連絡をいただいたと聞いています。
改めて心からお悔やみを申し上げたいと思います。
これまでも職員がお亡くなりになったことはありますが、職員のご家族のご意向やプライバシーに配慮して公表しないケースもあったということです。
今回はご家族のご意向を優先しまして、内部も含めて周知をしないようにしてきましたが、代理人を通じて公表についても、県としてもご家族からお話をいただきましたので、訃報は7月23日に掲載しましたし、遺児育英資金の呼びかけについても、7月25日からさせていただいたところです。
全て、ご遺族のご意向を踏まえて、県として適切に対応してきたということです。
これまでも、ご家族のご意向、亡くなったことを非公表にして欲しいというご意向を踏まえて、デジタル掲示板への非掲載や、遺児育英資金の呼びかけをしなかったというケースもあります。
これは全てやはりご家族のご意向が大事だということです。
今回の対応について、本当に改めてお悔やみを申し上げたいと考えています。
感謝の気持ち、そして、お悔やみの気持ちは、人事課を通じて私から伝えさせていただいております。
ご家族に直接お伝えすることについては、これもかねてよりお伝えしているように、相手があることですので、お相手のご意向を踏まえながら、これから対応を検討していきたいと考えています。
まずは私の方から、感謝の気持ちとお悔やみを、人事課を通じて、ご家族の方にはお伝えしています。
記者:
同じように元県民局長についても、知事は、弔意や感謝の気持ちを直接ご家族に伝える、弔慰金や今回の懲戒処分の免除、そういったことをお伝えになられるお気持ちはあるのでしょうか。
知事:
元県民局長がお亡くなりになったことについては、改めて、心からお悔やみを申し上げたいと思っています。
長年県政のご尽力をいただいたお立場ですので、感謝の意も表させていただきたいと思います。
ご遺族に、そういった感謝の気持ちと弔意を直接お伝えするのかというご指摘ですが、これも先ほどと同じように、お相手のご意向があることですので、そこを踏まえながら、対応を検討することになりますが、現時点では、まずは、この会見の場含めて、お悔やみと感謝の気持ちを伝えさせていただきたいと思っています。
記者:
今日の百条委員会の理事会で、話し合われていた職員がアンケートに回答する際の事前の上司への承認が不要になったことなど、より職員のプライバシーの配慮が強化されたような決定に関して、知事の受け止めを改めてお願いします。
知事:
これまで人事課は、地方公務員法第34条などの守秘義務に関する観点が、職員にとっても一定の負担になりうるということで、それをできるだけ緩和するために、人事課としてもできるだけの対応を検討してきたと思います。
一方で、議会の方からも職員の負担が増えるのではないか、そういったご指摘もあるということで、議会側と人事課の方で、しっかり調整をしていると伺ってきましたので、もしそこの合意が取れたのであれば、これから百条委員会の審議が、よりきちっとできるような環境が整ってきたことは、前向きに捉えたいと考えています。
記者:
元県民局長が、告発文書を一部のマスコミに配布した時点で公益通報とみなされるのではないかという指摘もありますが、その時点で元県民局長を保護の対象とされなかった理由を改めてお願いします。
知事:
その点は先ほどお答えしたとおり、文書が作成されてからの対応を時系列も含めて、今、内容を整理しているところです。
できるだけ早く、然るべきタイミングで、ご指摘いただいた点も含めて整理をして、説明する機会を持ちたいと思っていますので、今日は答えたくないという趣旨ではないのですが、今日、ご質問にお答えするよりも、改めて内容を整理してご説明することにしたいと思いますので、その点はご理解いただきたいと思います。
記者:
知事としては、マスコミ、報道機関というのは、公益通報先には含まれないという認識ですか。
知事:
私がどのように認識しているかも含めて、繰り返しになりますが、ご質問に対して一つ一つお答えをさせていただくというよりも、全体の時系列も含めて、考え方を改めて内容を整理して、然るべきタイミングで、できるだけ早くご説明させていただくようにしたいと考えていますので、今日はそこのコメントは控えたいという点は、ご理解いただきたいと思います。
記者:
元県民局長は4月に公益通報もされていますが、結果的に公益通報された方が亡くなっていることは、公益通報した人の保護ができていなかったことに繋がるのではないかと思いますが、その点はどのように思われますか。
知事:
元県民局長がお亡くなりなられたことは、改めてお悔やみを申し上げたいと思います。
百条委員会のご負担含めて、心理的な負担があった中で、我々もメンタルケアの準備もしていましたが、そこができなかった中でお亡くなりになったことは大変残念だと思っています。
記者:
公益通報窓口に通報された後に元県民局長には処分が下されていて、その後、一部事実が含まれていたことも把握されています。
一部事実が含まれていることが分かっているにもかかわらず処分を急がれた理由というのは、どういったところにあるのでしょうか。
知事:
先ほどから申し上げたとおり、繰り返しなって申し訳ないですが、文書作成からの経緯、ここについては内容を整理しているところですので、改めてご説明をさせていただく場を、然るべきタイミングで用意させていただきたいと考えていますので、決して答えたくないという趣旨ではなく、きちっと内容を整理してお答えさせていただきたい点は、ご理解いただきたいと思います。
記者:
この半年足らずで職員の方お2人が亡くなっていることは事実かと思います。
県の職場を預かる者として、2人が亡くなったという事実に関して、はっきりはしていないですが、労働環境も人生の中で大きなウエイトを占めるものだと思います。
それに関して、受け止めをお願いします。
知事:
元県民局長、そして元県民生活部総務課長がお亡くなりになったことは、大変、残念であり、改めて心からお悔やみを申し上げたいと思っています。
職場全体の働きやすい環境づくりは、県としても大事なポイントだと思いますので、そこはこれまでも働きやすい労働環境づくりについて、県としてはしっかりやってきた面もありますが、これからもよりよい環境づくりに向けてしっかり対応していくことが大事だと思っています。
記者:
これまでも取り組みをされていたということですが、結果から見れば、不十分だったと言わざるを得ないという側面もあるかと思いますが、いかがでしょうか。
知事:
そういったご指摘があるのは真摯に受け止めたいと思いますが、県としては、当然、労働環境については、労働安全衛生法とか、法律に基づいて、労働環境の対応はしていますので、そういった適法な対応をしてきていると考えています。
ただ、これからも、よりよいコミュニケーション、風通しの良い職場づくりに向けて、努力をしていくことは、これは不断の努力が必要ですので、これは法令上の対応すべき職務環境の対応のみならず、コミュニケーションとか職場の風通しの良さというものをしっかり、私含めてすべての職員が努力していくこと大事なことだと思っていますので、それをしっかりこれからやっていきます。
記者:
当然、法律違反はさせたことがないという話でしたが、もし、疑惑の中で先日亡くなられた元県民生活部総務課長の件が、疑惑どおりだとすれば明確に法律を破るものになってくると思います。
パレードの件に関して一つ大事なところなので、確認させて欲しいのですが、昨年度、金融機関に対する補助金の増額は事実でしょうか。
知事:
今、手元に資料がないので、お答えできないというところですが、少なくともパレードの件含めて、適正に私は対応していると伺っています。
記者:
パレードとは切り離して、金融機関への補助金の増額は事実でしょうか。
知事:
今、そこの資料がありません。
そこは百条委員会や第三者機関で調査がされていく大事なところだと思いますので、そこで、適切にまさにこれから、百条委員会も審議が本格化しますので、おっしゃった項目は、そこで関係者が、証言等をする中で判明していく、事実関係が判明していくことだと思いますね。
6月20日の会見で申し上げましたとおり、パレードの関係については、何かキックバックをしなさいとかそういった指示をしたことはありませんということはお伝えさせていただいています。
記者:
仮に明るみになったとして、知事の指示はなかったという認識ですか。
知事:
6月20日の会見でも、「信用金庫への県補助金を増額し、キックバックさせたことで補ったという指摘がありますが、そのような指示をしたことありません」ということを私は言わせていただいています。
記者:
あくまで知事としては、指示はしていないということですか。
知事:
そのように申し上げています。
あとは、実際、どのような経緯で、どのように実務をしていたかというのは、私ではなくて、関係する職員等がこれから調査の中で対応することで、適切に判明していくというふうに考えています。
記者:
補助金の執行に関しては、この問題とは別に資料さえあればお答えいただけるのであれば、次回で結構ですので、この場で教えていただけませんでしょうか。
増額されていたかどうかは、昨年度の実績になるところだと思いますので。
知事:
そこは私からがいいのか、それともパレード関係含めた担当部局から説明するのがいいのか、それは一度持ち帰って検討したいと思います。
一方で、百条委員会でこれから審議が進むというところですので、その中でどのように対応するかということも少し留意しなければいけないという点はご理解いただきたいと思います。
記者:
そこは調査と切り離してでも、予算の執行に関係するところですので、事実だけ教えていただければと思います。
調査とは関係せずに、教えていただければと思います。
次回以降で結構ですので。
知事:
少し対応を検討させていただきます。
私からなのか担当部局からなのかというのはまた持ち帰って検討したいと思います。
記者:
本日、百条委員会の理事会が開かれて、明日から全職員約9700人にアンケート調査をすることが決まったということですが、その受け止めをお願いします。
知事:
先ほど、文書問題調査特別委員会で、アンケートの実施が決まったと受け止めています。
百条委員会でアンケートすることをご判断されたこととして受け止めていますね。
記者:
事前承認に関しても、本日の理事会で話が出たかと思いますが、職員から事前承認が必要だということは、職員へ通知される前に知事の耳に入っていましたか。
知事:
入っていないです。
私は当事者でもありますので、百条委員会の対応については、人事課が適切に適法な対応していたと受け止めています。
ただ、浜田議長からの申し出を受けて、百条委員会に対しては、誠心誠意きちっと対応するようにということは既にメッセージとして指示していましたので、そこできちっと対応していたと認識しています。
記者:
知事が、今月初めに、百条委員会に関する問題で職員に対して不利益な取り扱いをしないというメッセージを発信されたかと思います。
それと今回の人事課の事前承認は、受け取られ方が真逆になってしまっているという指摘も先週の会見であったかと思いますが、なぜ、職員とコミュニケーションを取られなかったのですか。
知事:
百条委員会自体は、私も当事者になりますので、当事者として、一つ一つの手続きとかそういったことを指示したり、関与したりということは、この件に関しては本当にしていなかったです。
ただ、人事課に適法適正にやっていきたいという思いと百条委員会側が受け止めたところに、齟齬があったということだと思いますので、そこはいずれも、百条委員会に(出頭する)職員の負担、これは守秘義務違反にならないというご負担を軽減させるのが、人事課側の思いだと思います。
ただ、一方で議会側の届け出をすること自体が負担になるということで、一つの対応に関して、思いが逆になったということだと思います。
議会側としっかり調整をしていただいて、整ったということだと思いますので、前向きに捉えて、これから百条委員会に対応していただける職員がきちっと対応できる環境づくりに繋がったと考えています。
記者:
公益通報に関して、先ほどから各社さんの質問に対して、そこは整理して後日話したいとおっしゃっていますが、見る方によっては、県庁内でロジックの部分を組み立てて、後日話すのではないかと不誠実な対応をしているように取る方もいると思います。
この間、知事がこの問題に関わってきて、文書をいつ見たかを覚えていないはずがないと思いますが、その辺り含めて全てを隠す意味合いはどのような理屈でそのようにされているのでしょうか。
知事:
一つ申し上げておきたいのは、隠したりする意図はなくて、本当はきちっと一つ一つの質問でお答えすることの前に、全体を時系列で事実関係の整理を今一度させていただいて、説明させていただくことが、まずは大事だと考えています。
内容の整理に時間がかかっていますので、答えたくないとか、隠すという意図はなくて、事実関係をきちっと整理して、然るべきタイミング、できるだけ早いタイミングでお答えをさせていただきたいという思いですので、そこは隠したりする意図がある訳ではないことはご理解いただきたいと思います。
記者:
今年5月の人事課が懲戒処分を出したときのレクの中で、明確に人事課は3月のマスコミへの配布を、外部通報として捉えていないと発言されて、そういう認識を示されて、人事課も今もその認識だと思いますが、その認識自体を改めて変える可能性はありますか。
知事:
そこも含めて、事実関係を繰り返しになって申し訳ないですが、全体を時系列で整理をさせていただいて、できるだけ早いタイミングでご説明をさせていただきたいと思っています。
そこは何か、隠したり、答えたくないという趣旨ではなく、少しお時間をいただいて、全体の流れを整理させていただいて、そこからまずはスタートしたいと思っていますので、そこはご理解いただきたいと思います。
記者:
端的に、変える可能性はあるということですか。
知事:
全体の事実関係を今一度整理をして、ご説明させていただきたいということですので、そこはご理解いただきたいと思っています。
記者:
整理されるかと思いますが、今後、知事定例会見で説明されるのか、改めて人事課と一緒に会見されるのか、どのような形で予定されていますか。
知事:
基本的には定例会見で、私から説明させていただくことを軸に考えています。
記者:
事実関係を一度整理するとのことですが、具体的に何を整理されるのでしょうか。
人事課の調査等で事実関係は、一応、県の説明として明らかになっているかと思いますが、斎藤知事がおっしゃっている事実関係を整理しなければいけない理由はどの辺りのことでしょうか。
知事:
先ほども、いつの時点で資料を把握したのか、そういった時系列的な事実関係をご質問いただいたりしていますので、全体の整理をさせていただくことは必要だと思っています。
それを整理させていただいて、然るべきタイミングでご説明をすることをきちっとさせていただきたいということです。
記者:
会見を聞いていると、6月20日の説明よりも大分後退してしまったという印象を受けるのですが、事実関係など、どの時点で見たかなどの話についても6月20日の時点では話をしていただいたと思いますが、説明が後退してしまった理由がいまいち見えないと思っていますが。
知事:
6月20日は、あくまで文書の内容について、私が当事者としてどういうふうに事実でないこと、内容についての私の考えを述べさせていただいています。
そこでは、時系列であったりとか、そういったところは述べさせていただいていないので、そこを改めて、私として、時系列そして内容を整理してお伝えさせていただくことはまだしていないので、それを整理させていただいていますので、何か後退をしたという訳ではないと考えています。
記者:
先週の会見でも繰り返し述べられていましたが、公益通報の認識を知事がいつ持ったかという質問が集中していたと思いますが、然るべきタイミングで説明するとおっしゃっていたかと思います。
先ほども聞かれてましたが、法的な正当性の補足説明をするという意味で、然るべきタイミングまで待って欲しいということをおっしゃっているんですよね。
知事:
まずは事実関係の時系列の整理をしっかりやることが大事だと思いますので、そこをきちっとやりながら、内容の整理を今一度させていただきたいということです。
記者:
その上で公益通報であったかどうかの認識について改めて示すということですか。
知事:
そこも含めて、まずは今一度、文書が作成されてからの経緯を説明させていただく中で、ご指摘いただいている様々な面にできるだけ答えるようにしていきたいということです。
今、内容を整理していますので、今ここで、一つ一つがどういうことだということよりも、まずは整理をした全体像を一度私から説明させていただくことが大事だと思います。
記者:
これまでの県の認識としては、人事課の公益通報に当たらないという判断だと認識していますが、改めて整理をした上で変わる可能性や補足説明の可能性があるということですか。
知事:
まずは内容の整理をきちっとさせていただいて、お伝えをできるだけ早くさせていただきたいということです。
記者:
公約に関して、女性副知事と30人学級が未達成ですが、片山副知事が退任されて、副知事ポストが空く中で、女性副知事はタイミングを見てとおっしゃっていたかと思いますが、残り任期で実現する考えがあるのかないのか、はっきりとお聞かせください。
知事:
まずは服部副知事が、8月1日から一人になりますので、そこできちっと仕事ができるような体制をきちっと作りあげつつ、ご指摘の点については、考えていくことだと思いますので、どのタイミングかというのは、今の時点では、明言はできないと考えています。
記者:
一方で有権者の負託を受けて、4年間での公約だったかと思いますが、残り1年で実現するという有権者との約束を果たされると考えていいのでしょうか。
知事:
私としては達成したい思いはあります。
やはり、適材適所でそういった方がおられるのか、それから仕事の内容を含めて、その時その時でご判断をさせていただくということだと思います。
記者:
実現しない可能性もあるということですか。
知事:
これからの、いろいろな状況であったりとかを見た判断になってくると思います。
記者:
30人学級についても財政的資源や人的資源で厳しいというお話で、代替的に不登校の対策を挙げられていたかと思いますが、事実上、残り1年では実現として難しい、公約断念という印象を受けますが。
知事:
教育委員会も30人学級の実現に向けては、一定の思いは共有していますので、教育委員会にも今後どのようにこれからしていくかという思いはあります。
私もそれはありますが、今は教員不足の問題、それから財政的な問題を含めて、対応は引き続き検討はしているという状況です。
記者:
具体的な道筋等はありますでしょうか。
知事:
これからの検討になると思います。
記者:
コミュニケーション不足に関して、片山副知事等から指摘されていたかと思いますが、指摘されて以降、知事ご本人から、国会議員や県会議員と連絡を取られたりされていますか。
知事:
まずは日々の仕事をしっかりやっていくことが大事です。
県会議員の先生方や国会議員の先生方については、私以外も含めて、副知事であったりとか、担当部長が、県の組織としての対応はきちっとやっています。
記者:
知事としては、連絡を取られていないということですか。
知事:
そうですね。
これはどのタイミングで何を伝えるのかということ、前の会見でもお伝えさせていただきましたが、それに応じて対応をさせていただいているところです。
記者:
議会からの信頼回復は、当然、知事ご自身が会いに行くのが一番信頼回復に早いのではないかと思います。
少し理解ができないのは、部下や副知事が行かれて、信頼回復ができるのかというところなのですが。
知事:
何をしに会いに行くのかというところが大事です。
ただ、私が会いに行って、ご挨拶をさせていただくことも一つの方法ですが、やはり業務であったり、仕事の内容で必要なタイミングで、できる方がやると。
すべての根回しであったり、業務の事前説明を私がやることは、これまでの県政でも、他の県でも自治体でもないとは思います。
それはご理解いただけると思います。
やはり、案件であったり、タイミングに応じて、知事がやるときもあれば、他の副知事がやるということもありますので、これはケースバイケースで対応していくことが自然だと思いますね。
記者:
知事が行かれていないところが、おそらくコミュニケーション不足だと片山副知事がおっしゃっていたと思います。
他の議会と比べてもおそらく少ないということで、片山副知事としても、行って欲しかったのに行ってもらえなかったという思いを語っていらっしゃったと思いますが、知事としては、今は行くタイミングでは特にないということでしょうか。
知事:
何をしにいくのかということです。
その行くべき案件、行くべきことがあれば、これは行くだけではなくて私から、各会派の幹事長と電話をさせていただくことも当然ありますし、それはいろいろなやり方で、これからもやっていくということです。
記者:
公益通報の件で、先週もやりとりをさせていただきましたが、4月4日に元県民局長が公益通報される前(3月下旬頃)、元県民局長は公益通報者保護法の保護対象ではないのですかという質問をしました。
それに対して、当時は公益通報の前で、事実相当性についても、知事自身も当事者として事実ではないと感じた、人事課もおそらく事実と異なったことが多々含まれていると判断したと思いますというお話でした。
この考えは、今のところ変わっていないという認識で大丈夫ですか。
知事:
そうですね。
ただ、そこは、今、答えたくないという趣旨ではなくて、全体の時系列を、一度精査をし、改めて、お伝えさせていただきたいという点をご理解ください。
記者:
基本的には、先週お答えになられた認識が変わる変わる可能性はないが、全体の説明をしないと違う捉え方をする、そういう認識で整理をすると言われているのですね。
知事:
そうなのですが、やはり、全体の時系列も含めた説明をきちっとさせていただくために、ここは、まさに大事なポイントでありますので、前回は、一つ一つの質問に答えさせていただきましたが、改めて、きちっと全体を整理してお伝えさせていただくという方がいいかと思います。
今日は、その質問に関しては、答えたくないという趣旨でも決してないのですが、少しお待ちいただきたい。ご理解いただきたい。
記者:
端的に、もう変わる可能性はないが、全体の説明をしたいと、そういうことですか。
知事:
そういう思い。やはり、繰り返しなって本当に申し訳ないのですが、全体の整理をきちっとして、お伝えすることが、皆さんに県の考えを整理、お伝えする意味でも適切だと思いますので、本当に答えたくない趣旨ではないのですが。
記者:
先週も質問しましたが、報道機関に内部告発すると、公益通報者保護法の保護対象になる、外部公益通報になることを、私も最近知ったのですが、知事がそのことをいつお知りになったのかもその時にご説明いただける理解でよろしいですか。
知事:
そうですね。
公益通報の観点も含めて、ご説明させていただければと考えています。
いずれにしても、時系列をきちっと整理してお伝えすることが大事だと考えています。できるだけ早く。
記者:
パワハラに関する疑いについて、来月、百条委員会があるので、少し細かくお伺いします。
先週、愛知県東郷町の元町長に関して、第三者機関がパワハラ認定した件をお尋ねしましたが、もう一度、確認させてください。
知事は、これまで発言が行き過ぎてしまったことをお認めになっていますが、例えば、元町長のケースだと、「異動させるぞ」と言ってみたり、職員が気に入らないからといって異動させたり、或いは、高圧的な言動をしたことによってその場にいられなくなって職員が要は異動させないといけない状況を招いたりなど、そういった事実はなかったのでしょうか。
知事:
個別の件についてのコメントはよく分からない点もありますが、私としては、業務上必要な範囲内で、指導をさせていただいたということです。
記者:
東郷町では、要するにパワハラというふうに認められているケースですが、こういったケースは、心当たりはないということでよろしいですね。
知事:
私としては、社会通念上の範囲内で、業務上の必要な指導をさせていただいた認識しています。
記者:
先週も聞きましたが、例えば、近くにある机を蹴ってみたりとか、手元にあるものを投げつけてみたりとか、そういったことをされたご記憶はありますか。
知事:
そういった記憶もありませんし、業務上の必要な範囲内で、社会通念上の範囲内で指導させていただいたと認識しています。
記者:
基本的には、言葉で少しきつい口調で言ってしまったこと以外は、今のところ、ご自身がパワハラとして指摘されるような言動は、心当たりがない理解でよろしいでしょうか。
知事:
私としては、先週申し上げたとおり、よりよい業務をしていきたいという観点から、職員の皆さんに業務上必要な範囲内と私は認識していますが、指導を厳しくさせていただいたことはあります。
私としては、社会通念上の範囲内で業務上必要な指導をさせていただいたというふうに認識しています。
記者:
片山副知事がご退任されます。
数週間前から退任されることが決まっていますが、県政の方向性など、知事とお話しされることもあったかと思います。
具体的にこう進めていった方がいいとか、引き継ぎではありませんが、8月に入ると副知事が一名体制ということになれば、今までと全然、違ってくると思いますが、どのような対話をされていますか。
知事:
片山副知事も後任への引き継ぎとか、いろいろな業務がある中で、お会いする機会は、そこまで多くなかったことも事実です。
一方で、いろいろな引き継ぎは、着実に服部副知事に対してやっていただいていると思います。
8月から服部副知事お一人になりますので、そういった意味も含めて、服部副知事との政策調整の機会を増やしてきたということはありますが、片山副知事におかれては、しっかり服部副知事含めて引き継ぎをしていただいていると思っています。
記者:
先ほどの質問でも、女性副知事の話題が出ましたが、もう一人の副知事を置かれることを急ぐことはないのでしょうか。
知事:
先ほど、答えたことに重複しますが、まずは、服部副知事お一人になりますので、服部副知事と知事で、しっかり業務を遂行していく体制を作っていくことが大事だと思っています。
記者:
パワハラ認定の部分に関して、明日から約10000人の職員へのアンケートが始まり、玉石混交の答えが出てくると思います。
その中には、知事からパワハラを受けたという結果があるかもしれない中で、今まで知事は社会通念上の範囲内で業務上必要な指導したと述べられてきました。
もし、パワハラを受けたという声があった場合は、知事はどのように対応されるのでしょうか。
知事:
一件一件が、どのようなことが出てくるかは、アンケートが明日から(実施)されますので、仮定の質問にはお答えできないかと思っています。
記者:
知事が繰り返し主張されてきた部分がひっくり返るような話が出てきたら、その時は、業務上必要な指導だったとなるのか、それともその時はその時で対応を考えることになるのでしょうか。
知事:
そこも仮定の話になりますので、そういった事実認定をどのようにしていくかは、法律的な観点、それからなぜとか、証言とか具体性が大事になってくると思いますので、そこは一つ一つのアンケート調査結果について、百条委員会が対応されている。
それに伴って関係する方も、証言なりしていくのだと考えています。
記者:
実際、事実認定をどうするかは、やはり重要なのではないかと思いますが、知事としては、あれは必要な指導だったと争われるのか、それとも、受けた本人がそうおっしゃるのだから、それはそれとして受け入れて対応を新たに考えていくのでしょうか。
真摯に受け止めると、今までおっしゃっていましたが、そのように対応を変えていかれるのか、これまでの対応を貫かれるのか、今のお気持ちをお聞かせください。
知事:
それも個別のケースで、しっかり事実認定がされていくと思いますので、それに私も適切に対応したりしていくということです。
記者:
従来の姿勢を、もしかしたら、結果次第では変わる可能性もありますか。
知事:
業務上必要な範囲内で対応してきたという思いは変わりありません。
ただ、コミュニケーション不足とか、そういったところが不足していたという指摘は、真摯に受け止めて、これは改善していきたいと考えています。
記者:
公益通報で、補足的に質問させていただきます。
先ほどの質問でもご指摘がありましたが、先ほどから公益通報の件は、時系列で今後情報まとめてご説明されるということです。
知事としては、非常に複雑な経緯をたどってきているので、改めてこの公益通報について、検証するという認識でよろしいでしょうか。
知事:
検証というか、文書発覚後の経緯をきちっと説明させてもらいたいということです。
記者:
前回の会見でもお尋ねしたところ、特に認識は変わらないと思うとおっしゃっていたと思いますが、なぜ改めて、細かく精査する必要があるのかがいまいち分かりません。
なぜ、今回改めて、時系列で精査して説明しようと思うに至ったのでしょうか。
知事:
前回の会見で、この点に関して様々なご質問がございました。
一つ一つにお答えさせていただくことも、もちろん大事なことだと思いますが、やはりそこで、例えば日にちなどに誤りがあっては、皆様にある意味ご迷惑をかける可能性があるので、事実関係を整理して、お答えをさせていただきたいということです。
それは必要性を改めて認識しましたので、私の方で当時の時系列的な事実関係を整理し、改めて然るべきタイミングでご説明させていただくことが大事だと判断したということです。
記者:
今日、ご説明いただけないのは、精査される作業がまだ完了していないということだと思います。
前回もおっしゃっていましたが、精査する作業が終わっていない段階で、認識が変わらないと思うとおっしゃるのは、それ自体が私は問題ではないかと思います。
今回、指摘されているように、いろいろ内部調査だけで処分をすることは、ある意味一方的と批判されていますが、いろいろな調査の作業はし尽くされないままに、その重大な判断を下すこと自体が、失礼ながら、知事のご姿勢自体に問題性があるということで、今回この問題がずっとこじれ続けているところもあるのではないか思います。
前回もおっしゃっていましたが、今回、時系列で精査された上で、その認識が変わる可能性があるかないかと言えば、変わる可能性があるのではないでしょうか。
知事:
これまでお答えしてきましたが、これまでの対応については、適切に人事課含めて対応してきたと考えています。
その思いに変わりはありません。
ただ、この件に関しては、文書発覚以来の時系列的なこと、そして、その時の誰がどう把握したのか等を含めての質問があります。
5月7日、6月20日の会見でもそうですが、きちっとお伝えできていない面もあると思いますので、時系列で整理をして、どこまでお伝えすることができるのか。調査の内容に関することですので、その面も含めて、法的な面も確認をしながら、日にちごとにどういうふうに対応してきたかの事実をお伝えさせていただくことは大切なことだと思います。
その内容、それをどこまで本当に言うことができるのかも含めた精査をした上で、然るべきタイミングで、きちっとお伝えをしたいと考えています。
記者:
私は、認識をお聞きしたいのです。
つまり、今回、時系列を一定精査した上で、認識が変わる可能性がないと言い切るのはおかしいと思います。
認識が変わる可能性があるのか、ないのかというところで、私は当然、まだ精査が終わっていないので、認識が変わる可能性があるというのが普通の考えと言いますか、失礼ながら謙虚な姿勢ではないかと思います。
それとも変わる可能性はないという前提で、精査されているのか、変わる可能性があるという立場で精査されているのか、どちらでしょうか。
知事:
もしかしたらすれ違ったりしているかもしれませんが、私としても、これまでの対応は適切だったと思っています。
改めて、時系列含めて、当時の事実関係、どこまで言っていい内容かも含めて、今確認をしているところです。
そこを今一度、私としては整理をして、ご説明することが大事だと考えています。
そこはすみません、すれ違いになっているかもしれないですが、県としては当時の文書発覚からの一連の対応を、改めて、内容を整理して、県民の皆さんに、この場になると思いますが、お伝えをさせていただきたい思いはご理解いただきたいと思います。
記者:
申し訳ないがクリアにお答えいただきたいです。
今のお話からすると、前回からおっしゃっていたように、時系列で精査をして後日説明はするが、適切である認識は絶対に変わらないということですか。
知事:
そこは繰り返しになりますが、今、内容についても整理をしているところですので、ここをきちっと整理をして、改めてお伝えをさせていただきたい。
記者:
どちらかでお答えください。
認識が変わる可能性があるのかないのか、シンプルな質問です。
知事:
県としては、これまでの対応は適切だったと考えています。
ただ、改めて、文書発覚後からの時系列を整理してお伝えさせてもらうことが、大事だというふうに考えていますので、それを今、準備をさせていただいていますので、それをできるだけ早くお伝えさせていただくために、今、準備を進めているという点をご理解いただきたい。
記者:
最終確認でお聞きします。
適切であるという認識は変わらない、一応念のために精査をしているので、それを後日説明するが、適切であるという認識は、変わらないお考えだということでいいですか。
イエスかノーでお答えいただきたいです。
知事:
繰り返しになって申し訳ないですが、県としては、これまでの対応は適切だと思っています。
記者:
失礼承知で質問を挟みますが、もうこれまで何回も報道機関とのやりとりをしていて、YouTubeなどを通じて県民の方も見ていると思います。
今、例えば、私はイエスかノーかで失礼ながらお答えくださいと言っていますが、そこに対して同じお答えを繰り返しなされることは、率直に言って非常に不毛ですし、このお答えはやはり不誠実だと思います。
本当にお願いですから、イエスかノーか、つまり認識が変わるつもりはないのか、そこをはっきりおっしゃってください。
知事:
そこは繰り返しになります。
適切だったと考えておりますが、改めて、きちっと整理をして、然るべきタイミングで私はお伝えをさせていただきたいということです。
誠実ではないというご指摘は、真摯に受け止めますが、これまでの経緯を含めて、繰り返しになりますが、改めて、整理をしてお伝えさせていただくことが私は大事だと考えています。
記者:
分かりました。
率直に言って、今日のやりとりは非常に残念です。
ぜひ、今日は無理なのかもしれませんが、いろいろ会見臨むにあたり準備もされているでしょうし、これ以上言えること言えないことあると思います。
僕らも真剣にやっているつもりです。
知事も、ぜひ次回以降、ご自分の言葉で、しっかり知事ご自身もおっしゃっているように、ぜひ語っていただきたいです。
お願いします。
知事:
ご指摘は真摯に受け止めさせていただきます。
記者:
先日の馬場代表の発言に関しての部分です。
知事は報道で知ったということで、一連の問題の流れの中で馬場代表とやりとりされたとかそういったことはあるのでしょうか。
知事は大阪府にもいたとのことですので、ご説明いただければと思います。
知事:
直接はないです。
報道等で承知しているということです。
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