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いよいよ始まる、東洋大姫路高校の挑戦 地元を想う気持ちが生んだ特別なふるさと納税返礼品が全国へ!

記者発表日時:2025年3月5日10時

担当部署名/財務部財政課自主財源班  直通電話/0783629061

兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」では、地域の秘められた価値を発掘し、新たな返礼品を開発しています。今回新たに加わる返礼品は、その価値の一つ兵庫県の未来の可能性「若い世代の活力と創造性」にフォーカスしました。地元高校生の挑戦をふるさと納税の返礼品を通じて国内外に伝えることで、地域の活性化と兵庫県の未来を応援する取組みを進めてまいります。

全国的に有名なスポーツの名門校・東洋大姫路高校の生徒が、地元を想う気持ちから始めた「地域活性部 PROJECT TOYO」とは?

今回新たに兵庫県ふるさと納税に加わる新規返礼品は、スポーツの名門校としても有名な東洋大学附属姫路高等学校の生徒が主体となって始めた部活動「地域活性部 PROJECT TOYO」(以下、PROJECT TOYO)から開発された商品です。兵庫県佐用町の事業者「あいす工房さなえ」の協力により誕生しました。そんな「PROJECT TOYO」はどのように結成されたのでしょうか?

「入りたい部活がない、でも地域のためにできることを!」

toyo01活動が始まったきっかけは「入りたいクラブ活動がない」「だけど、なにか地域に役立つ活動がしたい」そんな想いから、1年生6人が2019年にチームを結成。地域の課題を見つけるために、地元の農家に聞き取り調査を行い、〈休耕田の増加〉〈鳥獣害の増加〉〈後継者不足〉といった課題があることを学びました。それらを解決する第一歩として、休耕田を借りてさまざまな農作物の栽培に挑戦。未経験の作業に四苦八苦しつつも収穫に成功し、さらにはその農産物を使った商品開発にも乗り出しました。翌20年以降も、獣害対策で捕獲された鹿肉を利用した缶詰を開発するなど、さまざまな活動を展開。その活動が評価され、内閣府の「地方創生☆政策アイデアコンテスト」において近畿経済産業局長賞を受賞しました 。さらに22年度:「ひょうごSDGsスクールアワード」で最優秀賞など、活動が注目され参加する部員が増えたことで、チームから部へと昇格。以後も地域の課題解決に貢献する活動を進めています。

「PROJECT TOYO」の現在の活動 “米の消費拡大を考える 新たな商品開発。『米粉を使ったうどん 』兵庫県ふるさと納税で、今春より取扱い決定!

udon国際情勢の影響による輸入小麦の高騰を受け、食料危機が注目されるなか、日本の主食である米の自給率の低さが課題となっています。一方でパンや麺の消費が増え、一人当たりの米消費量は減少。このままでいいのか?米の魅力を広め、消費拡大を図ることで、時給率向上と米文化の継承につなげたい。そんな想いから、自分たちが育てたお米を使った商品開発を始めました。その一環として、現在取り組んでいるのが、米粉を使ったうどんの開発です。今年春頃から一般でも販売する予定です。

ひょうごHAQTSUプロジェクトでは、彼らの活動を応援すると共に、ふるさと納税を通じてその活動を発信することで、全国の若者にも気づきを届け、地方創生につながる地域愛を育む取組みを進めていきます。

珍しいローズマリーのアイスなど
3月6日より 、兵庫県ふるさと納税でも取り扱いスタート

歴代の「PROJECT TOYO」で商品開発したアイクリームを1箱にまとめてセットでお届け!

PROJECT TOYO アイスクリーム 6個 セット 東洋大学附属姫路高等学校

(あいす工房さなえ/寄附額12,000円)

henreihin東洋大学附属姫路高等学校の「PROJECT TOYO」で生徒が商品開発したアイスクリームです。
いちご、ローズマリー、さつまいもとそれぞれの素材を部員で栽培・収穫し、ネーミングからラベル、パッケージまでを一貫して実施。製造部分は兵庫県佐用町のアイスクリームショップ「あいす工房さなえ」が担っています。そんな「PROJECT TOYO」の思い溢れる商品を6種類ご用意しました。

<セット内容>「PROJECT TOYO」が商品開発した各アイスクリーム詳細

苺のおいしいシャーベット&苺のおいしいジェラート

ichigo01ichigo02第一弾は、休耕田の利活用と商品開発で地域活性化を図る一環で、露地栽培でたくましく育てたいちごを原材料として使用しています。添加物を使用せずにいちごの色味を引き出したシャーベットは、さわやかな甘みが特長です。いちごミルク味のジェラートは果肉入りで、まったりと濃厚に仕上げました。

ローズマリージェラートチョコ&ローズマリーシャーベット紅茶

rosemary1rosemary2第二弾は、「新型コロナウイルスの感染拡大で沈みがちな気持ち、ストレスを減らせるような商品を作りたい」と、校内に自生しているローズマリーに着目しました。葉を細かく刻んだり煮る工程をはじめ試食を通して食味の追求もおこないました。シャーベットは、ハーブティーのような新鮮な味わいです。ジェラートは、ローズマリーの香りが目立ち過ぎず、小さなお子様にも食べ安いように工夫しました。

さつまいもアイスバニラ&さつまいもアイスきなこ

satsumaimo1satsumaimo2第三弾は、地元農家のアドバイスを受け、育てやすいさつまいもを使った、バニラときな粉のアイスを開発しました。
原材料のさつまいもは、休耕田を利活用し自分たちで栽培しました。きな粉の原材料は、佐用町特産の「佐用もち大豆」を使用しています。
きな粉入りは、カップの底部にきな粉を敷き、食べ進めながらきな粉を混ぜて「味変」を楽しめるようにしました。

アイスクリームショップ 「あいす工房さなえ」店主 梅内克敏 (うめうち かつとし) 氏コメント

今回の返礼品は顧問の先生から相談を受けたことがきっかけで、このプロジェクトに協力。商品開発の製造部分を担いました。生徒たちからは積極的に質問や意見が出ます。そのたびに試作品を作っては、何度も学校に足を運び、試食を重ね、試行錯誤の末ようやく完成にたどり着きました。
親子ほど年の離れた若い世代と話せることが嬉しく、自分が若い頃は「こんな事できなかったなぁ」と感心するばかりです。今後も若い人たちの身近な存在であり続けたいという願いと、思いつくことをどんどん提案してほしいと思っています。その上で、自分たちが考えたアイデアが形になること、生み出すことを楽しんでほしいと強く願っています。