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管理者:兵庫県 指定年月日:昭和29年7月12日 所在地:たつの市御津町室津 関係漁協名:室津漁業協同組合 |
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撮影年:2013年 |
室津漁港は、瀬戸内海に面する兵庫県西部に位置し、周辺の海岸は砂浜、干潟や岩礁などの変化に富んだ地形を有し、自然海岸が多く残され風光明媚な景観を形成している。奈良時代には摂播五泊の一つに指定された長い歴史と伝説を持つ港町で、朝鮮通信士や参勤交代の西国大名の乗船、下船地としてにぎわい、現在でもその歴史的町並みは地域住民をはじめ、大勢の来訪者を魅了し続けている。そのため、本県では景観条例を制定し、歴史的町並みの保全を図っている。
漁業は、好漁場を有する播磨灘に面していることから、船びき網・小型底びき網・小型定置網漁業などの漁船漁業が営まれるとともに、近年ではカキ養殖漁業が盛んになり年々生産量が増加している。室津産を含む本県の養殖カキは、他県産と比較して粒が大きく、加熱しても縮みにくい特徴から、新たな特産品としての地位を築いている。また、近隣漁港や港湾所属の漁船が多くの漁獲物を陸揚げする西播磨地域の生産拠点としても位置づけられている。
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