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地球環境問題が多様化・複雑化する中、地域レベルの環境問題を始め、幅広い環境保全・創造に取り組む若者の活動が活発化しています。
兵庫県では、この若者世代を中心に、NPO法人や企業など、幅広い環境の担い手達による活動の様子を紹介し、活動の活性化を通じて様々な環境保全・創造活動の担い手を育成するため、「第2回ひょうごユースecoフォーラム」を開催しました。
今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、参加者のみなさんが一堂に会し、意見交換を行なうことは叶いませんでしたが、8名の学生企画委員による力強いオープニングメッセージや、36団体による活動紹介などを、ぜひご覧ください。
絵:兵庫県立香寺高等学校3年 奥見亜衣 |
学生企画委員8名によるオープニングメッセージをご紹介します。
※団体名をクリックすると、動画が流れます。
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幼稚園や小中高生、大学生、NPO法人、企業など36団体による活動紹介をご紹介します。
※団体名をクリックすると、動画が流れます。
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総合コーディネーターの中瀬勲氏(兵庫県立人と自然の博物館長)、コーディネーターの嶽山洋志氏(兵庫県立大学大学院緑景観マネジメント研究科准教授)のお二人から、コメントをいただいています。
総合コーディネーター 中瀬 勲 (兵庫県立人と自然の博物館 館長) |
〈コメント〉
特定の生きものについての探求から、地域の生きものや環境、会社や団体の環境活動などについて、高校生から大人までの色んな立場の皆さんから報告を頂きました。ありがとうございました。定番のキノコ、クリンソウ、モリアオガエル…がありました。さらに調査を蓄積されることを期待します。また、多くのため池の生きもの調査をされた報告がありました。高校生ならではの、多人数による協働の調査活動と評価します。今回も、広範な環境問題に取り組んで頂いた結果、生物多様性、共生に加えて、今回は、SDGsや消費活動についての報告がありました。ご苦労さまでした。
コロナ禍のもとで工夫された結果、活動の幅が広がった事例の報告がありました。この度の第2回ひょうごユースecoフォーラムがリモートになりましたが、withコロナでの活動を、afterコロナに如何に展開するのかも大切なことです。プレゼンテーションに関して、映像や音声の質、BGMの有無、その質なども重要であることが認識できました。今後に生かして下さい。
コーディネーター 嶽山 洋志 (兵庫県立大学大学院緑景観マネジメント研究科 准教授) |
〈コメント〉
コロナ禍の大変な時期にも関わらず、発表映像や団体紹介映像を作成いただきましたことに、まずは感謝の意を表したいと思います。どれも力作で分かりやすく、時にユーモアもあり、楽しく拝見させていただきました。皆さんの活動はコロナ禍にあっても停止することなく前向きで、特に生物調査や環境保全活動、体験プログラムの実践などの多くの屋外活動は有益な成果をあげていると感じました。社会全体に閉塞感が漂う中にあって、元気を与える映像にもなっていたかと思います。“武庫川づくりと流域連携を進める会”のご発表のなかで「これまで川に興味がなかった人たちが参加している」とのご指摘がありましたが、コロナ禍においては我々のフィールドである自然環境での活動や暮らしを志向する方々は増えたように僕も感じていて、より大きなネットワークが形成されていくのではないかという期待と、やはり自然環境で健康的に活動している姿は人々に魅力的に映るということを確認することができ、大変満足しています。
一方で人と人の交流では皆さん苦労があったようで、しかしZoomなどを積極的に活用して勉強会や成果発表を行ったり、親子で取り組むぬり絵など親子の交流をうながしたりと、ここでも工夫が随所にみられました。リアルでないと伝わらないことがたくさんあることも事実ですし、また我々の分野は実体験を大切にする分野であるからして、デジタルを通じた交流などは不得意な部分もあるわけですが、そこは特に高校生の皆さんに期待したいところで、実際、動画の配信やZoom会議は皆さん普通にされている様子がうかがえましたので、引き続き新たな交流の形をぜひ模索し提案していただけると良いかと思います。
〈学生企画委員の皆さまへ〉
最後に学生企画委員として活躍してくださった神戸女学院大学、兵庫県立北条高等学校、兵庫県立香寺高等学校、滝川高等学校の皆さんには色々気苦労やご負担があったことと想像しますが、本フォーラムを支えていただき本当に感謝いたします。皆さんと議論が出来なかったことは大変残念ではありますが、自然環境の活動をしておりますと、いずれどこかで出会うことになるかと思いますので、その時に深い議論が出来ればと思います。また今回動画投稿いただきました方々におかれましても、またどこかで一緒に活動することがあろうかと思います(すでに一緒に活動している方もおられますが)。また、よろしくお願いいたします。
皆さま、本当にありがとうございました。
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