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更新日:2020年10月27日

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ダイオキシン対策

ダイオキシン類は、非意図的に生成する化学物質であり、その発生源は有機塩素系化合物の生産過程や廃棄物の焼却過程など多岐にわたっています。また、毒性が強く、その環境汚染が大きな社会問題となっています。

このため、県では、平成9年5月30日に設置した「ダイオキシン類対策検討委員会」の指導・助言のもと、平成9年12月に「兵庫県ダイオキシン類削減プログラム」を策定し、総合的、計画的なダイオキシン類対策を講じています。

また、平成11年7月に「ダイオキシン類対策特別措置法」が制定され、平成12年1月に施行されました。この中でダイオキシン類に係る大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・廃棄物処理にかかわる基準、規制及び措置等が定められ、これに基づき、特定施設に係る届出の受理、立入検査により排出基準適合状況等の審査及び指導を行うとともに、工場の調査やダイオキシン類による環境の汚染状況の常時監視を行っています。

→ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準は「環境省」ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

ダイオキシンとは?

ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾーフラン(PCDF)及びコプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)の総称で、主に炭素と塩素を含んだものを燃やすことにより発生します。

その毒性は、モルモットによる急性毒性試験によると、人工化学物質の中では極めて高い急性毒性がみられますが、通常そのような濃度のダイオキシン類にさらされることはありません。むしろ、日常生活において食物等にごく微量存在するダイオキシン類を一生涯にわたってとり続けた場合、健康にどのような影響があるのかが問題で、その指標として耐容一日摂取量(Tolerable Daily Intake:TDI)4pg-TEQ/kg/dayが定められています。

TDI:一生涯摂取しても、何ら健康に影響を及ぼさない安全な摂取量(単位:TEQ/kg/day)

環境モニタリング結果

県下のダイオキシン類の環境濃度を継続して監視するため、大気、水質、底質、地下水及び土壌について調査を行っています(地下水は平成19年度、土壌は平成23年度まで実施)。

調査結果は「ひょうごの環境」ウェブサイト(外部サイトへリンク)をご覧ください。

自主測定結果

ダイオキシン類対策特別措置法に基づく特定施設を設置する事業所には、排出ガス、排出水、燃え殻・ばいじんの自主測定及び報告義務が事業者に課せられています。

測定結果は「ひょうごの環境」ウェブサイト(外部サイトへリンク)をご覧ください。

 

お問い合わせ

部署名:環境部 水大気課

電話:078-362-3285

FAX:078-362-3966

Eメール:mizutaiki@pref.hyogo.lg.jp