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淡路手延素麺の歴史は古く、徳川時代末期と伝えられている。福良の渡久平氏が伊勢参りの帰路、大和国の三輪の里で麺製造法を習得し、製造をしたのが始まり。
南淡地方は麺製造に適した気候であること、休漁の増える冬季の漁業者の副業として適していたことなどの要因により、業者は次々に増加した。また、当地は天然の良港で、各地の船舶の寄港地となり、地元にも船主が多かったため製品の輸送はこれらの便船により行われ、和歌山県や徳島県方面へ販売されていた。原料粉は淡路産小麦で、島内水車により製粉されていた。
明治35年頃、三原郡素麺同業組合が設立された。その後、戦時中は県統一組合となり、生産していたが、統制廃止により淡路手延素麺協同組合が昭和27年8月に発足した。
製品は「おのころ糸」、「御陵糸」、「淡路糸」の三種類に大別される。御陵糸は代表的製品として生産量も多く、高級品として商社を通じて料亭や飲食店のほか、一部スーパーなどでギフト用を中心に販売されている。生産工程図(PDF:36KB)
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