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日本酒の歴史は古く、3世紀頃には大陸から稲作の伝来とともに伝えられ、お米からお酒を造り飲酒を楽しんでいたという記録がある。また日本酒の発祥の地と言われる播磨で編纂された「播磨風土記」には、干し飯のカビを利用して酒を醸したという記述がある。その後、宮中や寺院で神事やお祭りと深く関わってお酒が造られてきたが、鎌倉時代から庶民向けの町の酒屋が台頭した。
県内ではまず伊丹で酒造りが盛んになり、その後灘地域でもお酒が造られるようになった。「灘」で酒屋が創業されたのは江戸時代初期から中期で、「丹波杜氏の技」「宮水の発見」「播州米」「江戸への海上輸送」等の要因により、江戸時代には日本一の酒どころと言われるようになり、現在に至っている。 生産工程図(PDF:46KB)
近年、国内の日本酒需要は微減傾向にあるが、多くの方々、特に若者層が日本酒に関心を持つような事業を実施している。イベント来場者だけではなく、SNSなどでより多くの方に知ってもらえるよう内容にも工夫している。また各地域では郷土色豊かなイベントにも積極的に取り組んでいる。
「酒づくりはSDGs」と称し、組合員が実施しているSDGsの取組についてホームページ・YouTubeにおいて発信しているほか、組合活動として地域の木材業と協業して間伐材を活用した酒器を製作し、新しい循環型産業の形を構築する『SAKAMORI PROJECT』に取り組むなど、業界としてSDGsについて積極的に取り組んでいる。
一方、海外では和食人気と共に日本酒への関心も高まり、この数年日本酒の輸出量は増加している。この流れを受け、海外への情報発信や、観光客や在日の外国人向けの広報事業活動等も行っている。また、平成29年(2017年)10月1日から蔵元で外国人観光客へお土産用として販売するお酒については、消費税だけでなく酒税も免税される制度が開始されたため、酒蔵へ訪れる観光客の増加に期待している。
住所:〒658-0046神戸市東灘区御影本町5-10-11
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