更新日:2018年3月30日

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ゴム製品

概要

明治18年に兵庫県内にわが国最初のゴム工場が設立され、さらに明治42年には英国資本によりダンロップ護謨(極東)株式会社が設立されたことで、神戸を中心とした大規模なゴム工業勃興の契機となり、大正7年には朝日堂護謨製造所によりゴム履物が開発された

起源・沿革

「神戸開港30年史」によると、明治18年、神戸に日本護謨製造所が設立され、ゴム球及びゴム枕の製造を行ったことが記されている。これがわが国における最初のゴム工場である。
その後、明治27年にラバー商会が設立されゴム引の水枕を製造した。さらに明治42年には英国資本によりダンロップ護謨(極東)株式会社が設立され、人力車タイヤや自転車タイヤの製造が始まり神戸を中心とした大規模なゴム工業勃興の契機となった。
自転車タイヤ製造工場の設立が続いた後、大正2年阪東調帯合資会社によりゴムベルトの生産が始まり、大正7年には朝日堂護謨製造所によりゴム履物が開発される等、神戸のゴム業界は大きく発展した。大正10年末には西神戸一帯に大小100軒余りの工場を数えるに至った。
このように兵庫県は全国一のゴム産地を形成した。しかし、業界は二次世界大戦で設備の大半を焼失し、その後も朝鮮戦争による原料ゴム相場の暴落、昭和30年代の生産過剰、昭和46年のドルショック、同48年のオイルショックなど幾多の試練に見舞われたものの、その都度これらの困難を克服してきた。
その後、昭和63年より続いた内需主導型景気もバブル崩壊とともに平成3年下半期より不況に転じ、企業は減収減益に陥った。さらに平成7年の阪神・淡路大震災により多くの企業が被災し、大きな損害を被った。
そして長引く不況の中で一時的な回復の兆しが見られたものの、情報技術(IT)関連の不振で世界経済は同時減速の色合いを強め、特に日本経済は内需不振と貿易量の縮小という世界経済の悪循環の最前線に立たされることとなり、ゴム業界においても今なお不振が続いている。生産工程図(PDF:42KB)

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