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更新日:2018年3月30日

杞柳製品

概要

コリヤナギの自然木を使い、強靭でしなやかな風合い、柔らかさと粘りを活かしながら、手で一つ一つ編み上げる技法には、底編み7種類、縄編み6種類、縁編み18種類、蓋編み10種類があり、行李やおしゃれな手提かごが組み合わせにより様々な作品に仕上がる

起源・沿革

豊岡杞柳細工

杞柳細工の起源は豊岡市の中央を流れる円山川のほとりに自生していたコリヤナギを利用して奈良時代に始められた。柳行李は御物として伝えられており、現在も当時の但馬国産柳箱が奈良正倉院に保存されている。豊臣時代城下町を形成と共に産業としての歩みが始まり、江戸時代初期京極藩主が保護奨励し専売制度を確立し、全国に豊岡の柳行李として知られるようになった。
明治14年、バンドと取っ手を取り付けた手に持てる「こうりかばん」が作られ、手に提げる物の製造が始まり、明治42年創案した大正バスケットの全盛時代を築き、数々の日用品が製造されて海外に輸出し大きく発展した。物を運ぶのに適した柳行李は戦争の度に軍用行李として大量生産され、戦後は買物籠、盛り籠、花籠、等様々な製品が生産された。

制作風景

昭和48年、中国との国交回復以後は国際化の進展に伴い、次第に海外からの安価な製品の流入が増加し、豊岡杞柳製品の生産は減少の一途を辿った。
平成4年に国の伝統的工芸品の指定を受けて後継者の育成に努めた結果、現在では若い伝統工芸士がつくる草木染を施したおしゃれな手提げ籠が注目を集めるようになり、平成15年度のグッドデザインひょうご大賞を受賞するなど、取組の成果が実を結びつつある。平成13年には特許庁の地域団体商標に登録された。
なお、杞柳の語源は「孟子」の「人性ヲ似テ仁義ヲ為スハ、猶ホ杞柳ヲ以テ、杯倦ヲ為ルガゴトシ」(本来、自然なままの人生に、仁義の気質を持たせるのは、ちょうど杞柳=コリヤナギで曲げ細工をつくるようなものである)により、コリヤナギの学名を持つ柳の漢字名である。生産工程図(PDF:25KB)

現在の取組

伝統的工芸品

一時15名いた伝統工芸士は高齢化により、現在今年度に新規参入も合わせて8名となっている。絶えず新しいデザインを生み出し努力しているが、産地として維持していくためには必要な人材確保は欠かすことができないと、平成2年から続けてきた後継者育成事業を若年層等創出とし、初級コースと中級者コースで各20回開催して育成に努力している。

問い合わせ先

兵庫県杞柳製品協同組合

住所〒668-0801豊岡市赤石1362
電話:0796-23-3821
FAX:0796-24-0913

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お問い合わせ

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