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豊岡地方では、江戸時代より発展していた杞柳産業を基盤に、大正末期から昭和にかけてファイバーかばんが製造され始めた。柳行李の販売網に乗って急速に伸び、昭和10年頃には当地の主産業になった。
原材料不足で大戦中は停滞したものの、戦後の復興は早く、ミシン縫製の導入、オープンケースの考案、新素材としての合成皮革・ナイロン等の活用など、様々な改革を行った。また、産地は「メーカー」、「産地問屋」、「かばん材料商」、「下請」による構造となっている。
昭和52年に始まった円高によって昭和53年度の生産高は最低を記録した。
平成6年には「豊岡・世界のかばん博」開催を契機に、国際かばん都市の創造を目指して豊岡産地の情報発信に努めたが、平成7~8年頃からの円高の影響により輸入品との競争が激化し、国内向け出荷数量が減少した。それに対応するため、産地では集積活性化法に基づき、平成7年度(~11年度)から生産工程の合理化、IT化、新製品の開発などを推進した。
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近年は、単にかばんの生産のみならず各種の容器など、あらゆる分野への取組や天然皮革素材の活用が進められ、平成15年には「豊岡グラフィティ」、「豊岡トラディショナル」を発表し、豊岡が築き上げてきた資産を活用し、豊岡が様々な技術とスタイルの蓄積された「厚みのある産地」であることをPRしている。最近では異業種との交流が積極化し、販路開拓・新製品開発などで成果をあげてきた。
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平成16年には、台風第23号により産地内の多くの企業が被害を受けたが、同年より取り組んでいたJAPANブランド育成支援事業で、平成17年7月にIFFに出展して高い評価を得た。
商標法改正により平成18年4月1日より導入された地域団体商標制度に「豊岡鞄」を地域ブランドとして申請し、平成18年11月10日付けで兵庫県の中では第一号の登録となった。その後、東京での展示会開催、大都市の百貨店等でのフェア、雑誌広告など各種PR活動を行っている。その結果、アパレル業界や雑貨業界など、他業界から注目を集めている。
住所:〒668-0041豊岡市大磯町1-79
電話:0796-23-7833
FAX:0796-24-2697
URL:http://www.bag.or.jp(外部サイトへリンク)
上部団体との連繋を密にし、業界の発展・向上のために、陳情、具申、情報交換をはじめとする業界の総合的組織体としての活動
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事業活動:指導・教育、資料の収集・提供、安定事業、合理化の研究、共同販売に関する事業、運送に関する事業等
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