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故繊維加工業は家庭で廃棄されるボロを原料にして加工生産することによって製造業界に資材を供給しており、リサイクル産業として社会に貢献
高砂周辺に集積する故繊維加工業界は、明治34年4月の三菱製紙(株)高砂工場の操業に伴い、廃棄されるボロを利用することから始まった。
明治・大正時代はボロは、主に製紙、火薬、毛織原料として使用されていた。昭和時代になって、経済の工業化の進展に伴い、機械拭布用(ウェス)としての用途が開拓された。
その後、製紙の原料がパルプに移行するにともない故繊維の販売先の中心は海外に向けられた。業界は輸出向加工分野で隆盛をみたが、戦争により貿易の中断を余儀なくされた。
戦後、業界は貿易の復活とともに再び活況を取り戻し、外貨の不足していたわが国の外貨獲得産業として活躍した。同じ頃に設立された任意組合は、昭和33年に現在の組織に改組されて業界の柱として大きく貢献している。流通経路(PDF:24KB)
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