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更新日:2018年3月30日

利器工匠具(三木金物)

概要

  • 伝統的な和鉄、和鋼の鍛錬によって鋭い切れ味を誇る
  • 現在は春の「鍛冶でっせ!」秋の「三木金物まつり」等のイベントを実施

起源・沿革

金物ワシ

三木金物は安土・桃山時代、当時の領主別所氏の保護下で成長した。しかし天正8年(1580)に豊臣秀吉が三木城を攻め落とすと、三木に定住していた多くの領民は離散した。秀吉は三木の復興に努め、別所氏の保護政策を引き継ぎ、年貢の減免措置等を行ったため、再び多くの領民が集まるようになった。
そこで家屋の修復等に多くの職人の力が必要になり、大工・左官が三木に集まった。その大工・左官が使用した道具が三木金物のルーツとなった。三木金物は、伝統的な和鉄、和鋼の鍛錬によって鋭い切れ味を誇っている。
明治30年頃に洋鉄及び洋鋼の導入に成功し、今日のような全国展開の基礎をうちたてた。販路の拡大とともに、時代の要請に基づき従来ののこぎり、のみ、かんな等の大工道具のほかに新しい製品が製造されはじめた。具体的には日清・日露戦争の軍需に対応し、ショベル、スコップ等などを製造する近代的な工場が創設された。
大正6年には、兵庫県立工業試験場が設置され、学術研究、技術指導、品質向上、機械化などに貢献した。
第二次世界大戦の勃発により企業の統廃合が強制され、三木金物も軍需生産に転換した。戦後は、荒廃した国土の復興と建設が始まり、大工道具需要の急速な拡大に対応することが急務となった。三木ではいち早く軍需から民需への再転換が行われ、設備の近代化や販売網の拡張が進展した。その後、高度成長期を通じて三木金物の販路は一層拡充された。

三木金物

輸出は、米国を中心に欧州、韓国、東南アジア、豪州等世界各国に向けて行われるようになった。活路開拓のため、ドイツケルン市での見本市には毎年参加している。
近年では、電動工具の発達や新建築様式の普及に対応した新建材用具の開発、生活様式の多様化に対応するための日曜大工用品、作業工具、園芸用品等の開発が行われた。また伝統技術を応用し、農業機器用に組み込まれる刃物や部品の生産も活発である。
昭和60年秋に始まった急激な円高の影響で、産地ではコストダウンや円建て輸出などの対策に取り組んだ。そして昭和62年以降、公共工事や住宅建設の盛り上がりとともに国内景気が回復し、三木金物の生産・出荷は伸張した。
しかし、阪神・淡路大震災以降は建築工法の変化やゼネコンの不振、安価な中国製品の輸入拡大・消費不況などにより、従来のような出荷・販売は望めない状況となっており、多様化する消費者ニーズに適応する新製品開発に応じた設備投資も企業規模からすれば困難であるなど、抱える問題は多い。
現在は春の「鍛冶でっせ!」秋の「三木金物まつり」等のイベントを行い多くの金物愛好家から好評を得ている。平成20年2月29日には、「三木金物」の地域団体商標を取得した。生産工程図(PDF:41KB)

問い合わせ先

三木金物商工協同組合連合会

住所:〒673-0431三木市本町2-1-18
電話:0794-83-5305
FAX:0794-82-3188

三木工業協同組合

住所:673-0431三木市本町2-1-18
電話:0794-82-3154
FAX:0794-82-3188
URL:http://www.miki-kanamono.or.jp(外部サイトへリンク)

全三木金物卸商協同組合

住所:三木市福井2426番地
電話:0794-82-7050
FAX:0794-82-3430

事業活動

  • 共同仕入等の共同事業の推進
  • 経営基盤強化支援事業
  • 販売促進に関する事業
  • 新商品及び新素材(チタンなど)の研究・開発事業
  • IT化支援事業
  • 教育情報の提供
  • 生産流通対策事業
  • 環境整備事業
  • 金融の小口あっせん

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お問い合わせ

部署名:産業労働部産業振興局工業振興課

電話:078-362-3331

FAX:078-362-3801

Eメール:kougyoshinko@pref.hyogo.lg.jp